シティタワー武蔵小杉 -4  広い?気がするだけ?? | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 えっと、その4です。(新井素子風)
その1-3へのリンクは最後を見てください。
 
 このマンションは最大で72㎡(ただし地下設置のトランクルームを専有面積として含む;くどいな)なんですが、
 「70㎡でも75~80㎡と同様の居住性能」が売りです。
例によって牧田記者の記事
  http://www.dai3.co.jp/rbayakyu/rbay-kodawari/item/994-70-75-80
から (70-75-80ってアドレスのつけかたが・・・)
 
 住友によれば普通のタワーが第1世代、
DWで、眺望を重視する進化型が第2世代で、
これは第3世代であって、3倍速....なわけはないが
ザクとは違うのだよと主張しています。(わからん人は気にせず...)
 
 「アウトフレームとワイドスパン(約12m)を採用することで廊下面積を少なくし、専有面積(壁心)に含まれる壁の面積を少なくすることで実質的に75~80㎡ぐらいのマンションと同じ居住空間が確保できた」とのこと。
 
 ワイドスパン化は間取り確保に有利に働くのは、のらえもんさんのブログの通り(手抜きや...) →  http://wangantower.com/?p=6222 (良い解説也)
 特に、廊下に面して居室確保ができない内廊下のタワーは、スパンが足りてないと例外なくウナギの寝床みたいな細長い間取りで開口部がわを部屋が奪い合うことになりますからワイドスパン化は必須といいきっちゃってよいでしょう。
 
 では、間取りが本当に”広い”のかいや”広い気がする”のか数字で検証してみましょうってもの。 72㎡タイプが、5-10㎡勝っているってのが本当なら、少なくとも77㎡の今までのマンションと同等の居室面積が確保できてないといけませんね。
ってことで、5㎡広い、住友いうところの”第2世代”のDWのマンションとの比較。
 
 これが、第3世代 CT武蔵小杉 A’-type で、
公平のため、トランクルーム分の”専有面積”を除くと、71.41㎡。
タワーの間取りを見慣れている人だとあれ結構居室面積とれてるなとう印象をもつでしょう。(C-type は居室がDWとは認定できないのでA’のほうを選びました)
   ↓
 

 
 一方、第2世代DWの例として、豊洲で売れ残してある
#売れ残っていると書くと、Twitter で各方面でお叱りを受けたので、”売れ残す”というのは私の造語です
黒い三連星..じゃなかった シティタワーズ豊洲ザ・シンボルの部屋 80D。

 


名前の通り、サイクルトランクルームを加えて四捨五入すると、77.19㎡ということですから80㎡に近い、77.19㎡、普通のマンションのようにサイクルトランクを専有部勘定しないで直接比較できる形に焼きなおすと、 77.19-2.15=75.04㎡
 
 第3世代のCT武蔵小杉のほうが3.63㎡(2.24畳)狭いけど、居室面積は負けているか?1.62㎡=1畳で、広さを表記されてるとこを全部足してリビング+寝室+キッチンの”充填効率”を計算してみましょう。
 計算方法などはこちら ( http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11444450682.html ) 
CT武蔵小杉
  LD 13.3 + 6.0+5.0+5.0+ K 3.6 = 32.9J
シンボル
  LD 12.5 + 6.5+6.0+5.0+ K 3.1 = 33,1J
 
 お~確かに限界まで廊下の長さを削ったせいか専有面積では4㎡弱狭いシンボルと居室の総面積は変わらない!! (でもなとんとなく収納が減ったよーな。。。)
 
 私の提唱する”居室の充填効率”http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11443422569.htmlの数字では、 CT武蔵小杉は、74.6% シンボルは、71.5%になります。
 
● CT武蔵小杉側のほうが、通常廊下に負けて充填率を確保しにくい角部屋である
● シンボルのほうでは、3本の柱がめり込んでいる部屋があわせて3つあって、めり込んでいる面積は実はすべて居室の面積に参入されてしまう一方で、CT武蔵小杉には、部屋にめりこだ柱は一本もなくその面積ロスがない
ことをを考えれば、さらに差はついて、専有面積では 5㎡分を超える有利さが、第3世代方式にあるといってもよいように思われます。
 
 タワーってメリットは基本見晴しのいいことしかない。
(採光がどうのこうのとかもないではないけど、別に一種低層住専のマンション3F
だって絶対日陰にはならないから。。。)
それを居ながらに楽しもうと思うと今までのDWは部屋が柱で凹んでいたりしてかならずデメリットも食らうのは避けようがなかった。これを解消できていますから、確かに凄いといっていいでしょう。
 
 既に長いので結論
 
 住友のDW同士の比較では、確かに圧倒的に実質的に利用可能な居室面積確保への改善が認められる。タワーの角部屋70㎡そこそことしては非常に秀逸な間取りと認定してもよいのではないだろうか。

 
ーーー
 
でも、
  これ今までのDWが特別面積を損していただけでこれで普通では?
とか、
 なぜかリビングへの入り方が、ドアを入ってすぐ直角に曲がらないといけないとか
Cタイプでは、なぜか”リビングの中”にパウダールーム浴室の入り口
がある謎とか、そのあたりの話はまた気がむいたら、その5にて。
 

  
シリーズその1からその3はこちらです:
 その1 http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11694568205.html
 その2 http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11703677157.html
 その3 http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11704469465.html
 
 
Disclaimer: 私は住友不動産販売に自分の部屋の仲介で”囲い込まれた”経験があって、おかげで日経新聞に一回掲載されたけど(仮名だったけど)、どうも住友と名前がつくと冷静でなくなります。なんか辛口になりがちですが住友のマンションにお住まいの方はご容赦を。デベとしてはあんまり好きではないですが、そこに住んでいる人に含むところは別にないです。
 
 
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