被災地の皆様へ
 


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  <管理人 花>

 

 リンク集

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集



本 題名  あ行

本 題名  か行

本 題名  さ行

本 題名  た~な行

本 題名  は行

本 題名  ま~わ行

本 作家別 あ行

本 作家別 か~さ行

本 作家別 た行

本 作家別 な行

本 作家別 は行

本 作家別 ま行

本 作家別 や~わ行

映画 あ行

映画 か行

映画 さ行

映画 た~な行

映画 は行

映画 ま~わ行

  
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2012-02-17 21:35:24

映画「ちょんまげぷりん」

テーマ:映画 タナ行
ちょんまげぷりん

監督 中村義洋
出演 錦戸亮, ともさかりえ, 今野浩喜, 佐藤仁美, 鈴木福
2010年


ちょんまげぷりん [DVD]/錦戸亮,ともさかりえ,今野浩喜
¥4,935
Amazon.co.jp

『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が錦戸亮主演で贈るラブコメディ。江戸時代からタイムスリップした侍・安兵衛は、シングルマザー・ひろ子の家に居候することに。プリンをきっかけにお菓子作りに目覚めた彼は、ケーキコンテストに出場し…。

タイムスリップした木島安兵衛を子どもと2人家族の家にすんなり入れてしまうの?とか、園児がいなくなっても園は探さないの?とかいろいろ思うところはあったものの、そんなつっこみをいれるよりも全体としておもしろかった。

江戸の考え方や風習と現代との違いがよく描かれている。飲食店で子どもが騒いだとき<子どもを叱るのは当然のこと。>と一括する木島。当たり前のことが、現代、できてないような気がする。

木島が、泊めてもらうお礼として、主夫の仕事をこなす。説明書を読んだだけで、すぐに電化製品を使えるとは思えないが、そこは、さておき、掃除、洗濯、料理、それをこなしていく様子はもう完璧でお見事。お菓子に至っては、名人芸!すばらしかった。

男は外で働き、奥方は、家を守る。それが普通だった江戸時代。現代、ひろ子は、シングルマザーのため、外で働かなければならない。それでも、子供がいるため、定 時の退社で、仕事途中で帰る。そんな生活を送っていた。木島は泊めてもらっているお礼として、家事を行うという。おかげで、ひろ子の仕事も今まで以上に頑張れるようになる。

ところが、あるきっかけから、木島が外で働くようになり、家事は一切しなくなる。はて、どうしたものか。男と女の家庭での役割とは、問う場面だ。

ポケモンのゲームで、エネルギーが貯まらないとできない。と友也が言っていたが、現代を生きるには、多くのエネルギーが必要なのかもしれないなあ。

木島の潔さが際立っていて、そこがおもしろくもあり、痛快だった。

木島は友也との約束を守ったことになるんだよね。いいラストだったな。

お気に入り度★★★★
2012-02-16 21:51:02

本「つぶやきのクリーム」

テーマ:本 マ行作家
つぶやきのクリーム

森博嗣 講談社 2011年9月

つぶやきのクリーム The cream of the notes/森 博嗣
¥1,575
Amazon.co.jp

「何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである」「大部分の失敗は、やらなければならない失敗だった」「子供は自由だというが、大人ほどではない」。世界の見え方を変える。作家・森博嗣の“つぶよりのつぶやき”。

今まで、多く作者の作品を読んでいるので、ああ、これぞ、森博嗣氏の考え方なんだあと感じるつぶやきだった。

さらったつぶやいているけれど、教訓になることもある。作者の私生活を書いた部分は、ほほえましく感じるところもある。なるほどと、新しい発見もある。100の題名を見ただけで、どんな内容なのかと読んでみたくなる本だ。

<偉い人の話を聞いて、それをそのままブログに引用しても、これっぽっちも偉さには近づけない。>と、本文に書かれていた。<その言葉から自分の人生に展 開し、どうすれば良いか、どんなふうに利用できるかと思考し、そして、その結果に基づいて行動することが必要だ。>と。それで、たくさん心に残った言葉は あるが引用はやめておく。実行あるのみ。

作者は、先を見通せる力があり、まわりに左右されない独自の考え方がある人なのだと改めて思う。

お気に入り度★★★★
2012-02-14 19:55:35

本「すれ違う背中を」

テーマ:本 ナ行作家
すれ違う背中を

乃南アサ 新潮社 2010年4月

すれ違う背中を/乃南 アサ
¥1,470
Amazon.co.jp

「過去」の背中に怯える芭子。「堀の中」の体験をいまだ不用意に口走る綾香。しかしやっと、第二の人生が、ここ谷中で見えてきた二人だった。コトが起こっ たのはちょうどそんな頃。二つの心臓は、すれ違った彼らにしばし高鳴り、しばし止まりかけた。ムショ帰りコンビのシリーズ、大好評につき第二弾。

「いつか陽のあたる場所で」 の続編。

過去を隠し、節約してつつましく生きる2人。

2人は、中にいた時に世間で起こったことは、知らないことがあったり、話の端々に、中での出来事で得た知識が出てしまったりとしてしまうのだ。

ちょっとした言葉の端を拾って、過去がばれたのではないかとおびえている。読者の私も、過去がわかってしまわないかと、ドキドキしながらの読書となった。

この2人がまじめに生活を送っているので、まわりの人は普通につきあっているが、もし過去がわかったとしたら、噂の対象となり、2人とは関わりを持たないようにするのではないだろうか。
2人は、過去を隠し、ずっとおびえて暮らしていかなくてはならないのか。
すでに罪を償ったとはいえ、罪を犯すということは、ずっと付きまとう。そういうことなのだ。

芭子はペットショップで働き始め、そこで働くうち、自分のしたいことが見えてきたようだ。綾香はパン屋で頑張っていて、自分でもいろんなパンを焼いたりしている。前向きに生活する2人の姿はよい。

インコのぼっち、かわいい。


 
お気に入り度★★★★
2012-02-11 21:41:55

本「いつか陽のあたる場所で」

テーマ:本 ナ行作家
いつか陽のあたる場所で

乃南アサ 新潮社 2007年8月

いつか陽のあたる場所で/乃南 アサ
¥1,575
Amazon.co.jp

いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)/乃南 アサ
¥540
Amazon.co.jp

ご近所の噂話にビクリとし、警官の姿を見てはドキリとする。ワケあって下町は谷中で新生活を始めた芭子と綾香。二人に降りかかる霧はいつの日か晴れるのだろうか。

下町は谷中で新生活を始めた芭子と綾香は、過去を隠しておきたい事情がある。2人は、過去がばれてしまわないかとひっそりと暮らしている。その暮らしぶりは、まじめだ。

人と関わらないようにと過去を隠して生きている芭子にそんなにビクビクしていなくていいんだよと言ってあげたいが、もし、過去がわかったら、まわりの反応が予想できるので、不安な気持ちになるのも事実だ。

芭子は、いつも明るくパン職人になるという将来への夢も持つ綾香がうらやましかった。しかし、早朝にこっそりと、パン屋で綾香の現実の姿をみてしまった芭 子は、いつもとは違う綾香のことを知る。今まで支えてもらってばかりいた綾香を今度は自分が支えなくてはと、心を入れ替える。その芭子の成長が
よい。

芭子の家族の態度は、冷たい。自分たちの身を守ることだけを考えている。それって、とても悲しいことなのに、それを受け入れようと決めた芭子。つらかっただろうな。

支え合っている芭子と綾香を見守っていきたい。


「ボクの町」「駆けこみ交番 」の高木聖大巡査も登場。何か懐かしかった。

お気に入り度★★★★
2012-02-10 22:19:27

映画「100歳の少年と12通の手紙 」

テーマ:映画 ハ行
100歳の少年と12通の手紙

監督 エリック=エマニュエル・シュミット
出演 ミシェル・ラロック, アミール・ベン・アブデルムーメン, マックス・フォン・シドー, アミラ・カサール, ミレーヌ・ドモンジョ
2009年

100歳の少年と12通の手紙 [DVD]/ミシェル・ラロック,アミール・ベン・アブデルムーメン,マックス・フォン・シドー
¥3,990
Amazon.co.jp

世界40ヵ国で愛され続けるベストセラー小説の映画化!白血病を患い、余命わずか12日という10歳の少年オスカー。医師はおろか両親までもが気を遣い、 真実を語ろうとしないことにうんざりしている。そんな中、病院内で偶然出会った宅配ピザの女主人ローズは、唯一彼に正直に接してくれる大人だった。オス カーの希望で12日間、彼の元を訪れる約束をするローズ。その日からオスカーの毎日が目まぐるしく展開していく…。

いたづらをしてもしかられない。両親は腫れ物に触るように接している。オスカーは、特別扱いされることがいやで、本気で接してほしかったのだろう。病院に配達に気ていたピザ屋の女主人ローズが、オスカーに大声でどなったことから、オスカーは、彼女なら信じられると思った。

オスカーはローズとしか話をしないという。ローズはピザを頼むから、配達に来てオスカーの話相手になってほしいと院長から頼まれる。

1日を10年と考えて過ごすことを教えたローズ。それは、12日後には死ぬことを意味する。つらい現実を言い渡しているのも同然なのだ。それでも、オスカーは、人生を全うしようと、10代、20代、30代とその年におこることを考える。そして神様宛の手紙に書くのだ。

オスカーのくじけそうな心を救ったのが、ローズが話すリングでのローズの活躍。奇想天外な相手との戦いにオスカーはほほ笑む。

病院も慈善もきらいなローズは、最初、ピザが売れることが目的だった。しかし、オスカーと接しているうちに次第にオスカーに寄り添っていく。ローズ自信も変わっていく。ローズはオスカーを見守っているはずが、逆に、オスカーにローズは身守られていたのだ。

余命わずかな少年の物語なので、きっと泣けるだろうと思ってみたが、そんな表向きのことよりも、もっと心の内側に響いてくる、しんみりとして、あたたかい物語だった。

少年の笑顔があいくるしかった。

お気に入り度★★★★★
2012-02-09 21:02:53

本「ラブ・ケミストリー」

テーマ:本 カ行作家
ラブ・ケミストリー

喜多 喜久 宝島社 2011年3月
ラブ・ケミストリー/喜多 喜久
¥1,470
Amazon.co.jp
どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力を持つ大学院生・藤村桂一郎。ところが彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾にひと目 惚れし、能力を失ってスランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫る が…。東大で理系草食男子が巻き起こす前代未聞のラブコメ&ミステリー。東大卒の著者が描く“日常系コメディ”登場!天才的化学センスをもつ藤村 桂一郎は、初恋によってスランプに!突然現れた死神・カロンに振り回され、超オクテの草食男子はどこへ行く!?

東大大学院生の藤村桂一郎は、今までに付き合った女性がいたわけではなく、恋愛に関してはとてもうぶ。その彼が一目ぼれ。彼女と付き合うようにするにはどうしたらいいのかと、周りに助言を受け、彼女に気を惹こうとしている様子が、おもしろく、ほほえましかった。

有機化学のことは、よく知らないが、わかりやすい説明に、そんな研究をしているのかと有機化学のことをちょっと知った気分。おおきな課題にはみんなで協力して作り上げていくものなのだな。

結果がすぐに出るような研究でもないだろうが、その世界に打ち込めるということ、それはそれで素晴らしいことだ。

ラスト、みんながおさまるところにおさまったという感じで、よかったのだが、カロンのすることって、なんでもあり?って気がする。ちょっとできすぎって感じた。


カロンに「彼を助けてもらえませんか」とお願いしたのは誰なのかがミステリー。さらっと読めるラブコメだ。

お気に入り度★★★
2012-02-07 21:58:06

本「シアター!〈2〉」

テーマ:本 ア行作家
シアター!〈2〉

有川浩 アスキーメディアワークス 2011年1月

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)/有川 浩
¥641
Amazon.co.jp
「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアター フラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにま さかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。 どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。

「シアター!」 の続編。劇団員たちは、劇を演じることだけでなく、経営に関しても考えるようになってきたようだ。

今回は、劇団員それぞれの詳しい話にくぎ付け。より深く劇団員たちを知ることができて親近感がわいた。友情や恋愛事情ににんまりしつつ、シアターフラッグの行方を追った。

やめた劇団員との確執。ネット掲示板での書き込みやおなじオーディションをうけるなどの嫌がらせを受ける。それでも、毅然としている団員たちの態度がいい。

テアトルワルツの劇場のやり方に腹が立った。

劇団をやめさせようとしているはずの司なのに、存続のための相談を持ちかけられる。言葉では、冷たいことを言っていても裏には、温かい励ましの気持ちがある。なんだがんだといっても、いい相談役になっている。この頼れるおにいちゃん司がステキ。

シアターフラッグは、借金を返済し存続できるのか。それぞれの恋愛のその後も気になる。ますます、この先が知りたくなった。

お気に入り度★★★★
2012-02-05 13:13:25

本「シアター!」

テーマ:本 ア行作家
シアター!

有川浩  アスキー・メディアワークス 2009年12月

シアター! (メディアワークス文庫)/有川 浩
¥641
Amazon.co.jp

小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の 司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声 優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。

売れてない劇団ならともかく、人気があり、中堅どころの劇団でさえ、黒字をだすのはむつかしいという厳しい現実を知った。

今まで、お金に無頓着であり、好きで芝居をしていたらそれでよかった巧を座長とするシアターフラッグのメンバーたち。300万という借金に、司が用立ててくれたから、窮地は脱したものの、2年間で返済しないとぶっ潰すと司から言い渡される。

新しくメンバーに加わった声優の千歳。彼女が入団することで、今までいたメンバーの中で退団するものが出てきたようだが、千歳がどのように入っていくのか、入っていけるのか。

スズのドジぶりにどうなるのかとハラハラさせられたが、アクシデントが起きても、役者たちは動じずに演じていく。これぞ、本物の役者だ。やり直しがきかず、その時その時が真剣勝負の舞台、役者魂を感じた。

この先どうなるのか気になるところなので、「シアター!〈2〉 を読むことに~。

お気に入り度★★★★
2012-02-04 21:54:55

映画「アメイジング・グレイス」

テーマ:映画 ア行
アメイジング・グレイス

監督: マイケル・アプテッド
出演 ヨアン・グリフィズ, ロモーラ・ガライ, ベネディクト・カンバーバッチ, アルバート・フィニー, マイケル・ガンボン
2006年
アメイジング・グレイス [DVD]/ヨアン・グリフィズ,ロモーラ・ガライ,ベネディクト・カンバーバッチ
¥3,990
Amazon.co.jp


『ファンタスティック・フォー』のヨアン・グリフィズ主演による伝記ドラマ。名曲「アメイジング・グレイス」の誕生秘話と、この曲に支えられながら生涯をかけて奴隷解放のために戦った政治家、ウィリアム・ウィルバーフォースの激動の半生を描く。

「アメイジング・グレイス」の名曲には、こんなエピソードがあったとは!
作詞したのは、元奴隷船の船長。彼の痛恨の思いが、この歌に込められている。

ウィリアム・ウィルバーフォースは、聖職者として世のために祈るか、政治家として世を変えるか、迷っていた。その時、奴隷者たちの話を聞き、政治への道に進む。しかし、奴隷制度廃止を訴えても、反対されるばかりで、苦渋の道を歩むことになる。

この時代、奴隷制度は普通のことだったのだろう。そんな中で、少数の理解者だけの中で、自分の意見を通すことは、困難だったろう。彼の苦悩がよく描かれている。

途中、うまくいかず病気に倒れ・・・・・・・・そんなときに出会ったバーバラ。バーバラの暖かい励ましのおかげで、徐々に自分自身を取り戻していく。

法案成立までに20年もかかったのだから、長い年月だ。意志を曲げずに、やりとおしたウィリアム・ウィルバーフォースはえらいよ。


お気に入り度★★★★
2012-02-03 22:01:28

本「東京ポロロッカ」

テーマ:本 ハ行作家
東京ポロロッカ

原宏一 2011年11月 光文社

東京ポロロッカ/原宏一
¥1,680
Amazon.co.jp
町工場の社長さん、田園調布のお手伝いさん、リバーサイドマンションに住むシングルマザー、駆け落ち夫婦…さまざまな人々が暮らす町を今日も滔々と流れる 多摩川。南米アマゾン川の「ポロロッカ」のように、その「多摩川が大逆流する」という奇怪な噂が広がっていく。無責任な噂に翻弄され気づかされたのは、人 と人が繋がっているということ。いま改めて「家族の絆」を見つめ直す。小さな幸せを描く原宏一が贈る、七つのヒューマンストーリー。

初読み作家さんですが、おもしろかった。

「多摩川が大逆流する」といううわさ。このうわさにのせられて、行動をおこすひと、このうわさに乗じて儲けようとする人。このうわさの真意を確かめる人・・・・・そういった人たちを描いている。

根拠のないうわさが、人づてに伝わるうちに、大きくなってしまうこわさ。そのうわさの真意を確かめるためのデータ集めを依頼された調査会社が、依頼主の決めた結論 へ導くための改ざんが行われているというこわさ。しかし、それを見逃すことができず、辞表を書いた下っ端の社員。その勇気に拍手を送りたい。

「多摩川が大逆流する」なんていうことは、起きるとは思えない。しかし、<自然界は何が起こるか分からない。>と文中にあったように、東北地方の地震による大津波を経験した今、何が起こっても不思議ではない気がする。

この登場人物たちは、噂を心から信じているわけではない。半信半疑なところはある。しかし、これをきっかけに、一歩前に踏み出そうとしているのだ。

親子、恋人、夫婦・・・・・・・・・そのつながりを深めようと新たな決心をする人たちをほほえましく思う。読後感のいい作品だ。


お気に入り度★★★★

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