映画「君の名は。」

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君の名は。 映画館にて鑑賞

 

監督 新海誠

声 神木隆之介、上白石萌音 長沢まさみ 市原悦子

2016年

 

1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。

 

作画が、ほんとうにきれい。

 

風景は、まるで写真のよう。いや、写真よりもリアリティがあるようにさえ思う。素晴らしい出来だ。

 

ある一定の期間、交流のあったふたり。

しかし、記憶が消えてしまう。

それでも、惹かれあうふたり。再びふたりは逢う日が来るのか?

切ないラブストーリーだ。

 

しかし、この話は、それだけにとどまっていない。

 

地震、津波、・・・・・・

自然災害が多い現代だからこそ、共感できる部分が・・・・・・

 

何が起きるのかを知ったとき、何かできないことはないのかと考える。

みんなを救うため、精一杯奔走する姿が描かれている。

 

本気になれば、奇蹟を起こせる、そんな勇気をもらった気がする。

 

お気に入り度★★★★★

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エンド・オブ・ホワイトハウス

 

監督: アントワーン・フークア

出演: ジェラルド・バトラー, モーガン・フリーマン, アーロン・エッカート, アンジェラ・バセット, メリッサ・レオ

2013年

 

 

 

『トレーニング デイ』のアントワーン・フークア監督、『300 <スリーハンドレッド>』のジェラルド・バトラー主演で贈るアクション大作。アジア人テロリストがホワイトハウスを占拠。絶望的な状況の中、ひとりの男が内部への侵入に成功する。

 

最近DVDになった「エンド・オブ・キングダム」の前作。

 

ホワイトハウスをテロリストが襲うという話。

ホワイトハウスを襲撃シーンは迫力があった。

 

この危機をどう乗り切るのか?

それはひとりの男の手に・・・・・

 

どん詰まりの中での活躍は、「ダイ・ハード」を思わせる。

ジェラルド・バトラーがひとり、頑張っている姿がよかった。

 

お気に入り度★★★★

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映画「はじまりのうた」

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はじまりのうた

 

監督: ジョン・カーニー

  出演: キーラ・ナイトレイ, マーク・ラファロ, アダム・レヴィーン, ヘイリー・スタインフェルド, ジェームズ・コーデン

2013年

 




≪ニューヨークの街角を録音スタジオに! ?≫
ミュージシャンの彼デイブ(アダム・レヴィーン)に裏切られ、ライブハウスで歌う失意の主人公グレタ(キーラ・ナイトレイ)。
偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)との出会いがデビューの話しへと発展するが、
録音スタジオは、なんとニューヨークの街角!?!?
路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホームとゲリラレコーディングは実施され、この無謀な企画が小さな奇跡を起こし始める。
そしてアルバムが完成したその日、誰もが予想できなかった最高の「はじまり」が待っていた。
 

 

 

恋人に裏切られ、失意のどん底にいるシンガーソングライターのグレタ。友 スティーヴ が歌うライブハウスに行き、スティーヴ から、急に紹介され歌うことに~。

彼女の歌声を聞いて、才能を感じたのは、レコード会社を首になった音楽プロデューサーのダン。

グレタとダンが組んでアルバムを制作することに~

 

どん底にいた二人だったからこそ、いい相棒になったのかも!

 

レコーディングする場所がなければ、街角ですればいい。

音楽が風景と相まって、素敵な空間を作り出していてすばらしかった。

 

お金がなくても、やり方ひとつで、夢を現実のものにできる。

元気の出る映画だった。

 

お気に入り度★★★★

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本「デパートへ行こう」

テーマ:

デパートへ行こう

真保裕一 講談社 2009年8月(文庫2012年8月)

 

 

 

 


 

明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企み を抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男。訳あり家出の高校生カップル。道を踏み外した元刑事…。悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる。感涙必 至の傑作、ここに登場。

 

真夜中のデパートで繰り広げられる悲喜劇を描く。

 

誰もいないはずのデパートの深夜、それも同じ日によくもこんなに人が集まったものだ。自分と警備員しかいないと思っているのに、他に人がいて、それぞれのたくらみ(?)が思うようには進まず、どうなっていくのかと、ドタバタ喜劇のようで面白かった。

 

そして、いろんな事情を抱えていることが分かり・・・・・・・・

 

家族への思い、恋人への思い、デパートへの思い、いろんな思いが交錯する。

 

 

そして、最後にまとまりをみせる。そのまとめ方がすばらしい。

前向きになろうとしている人たちの姿がよかった。

 

そして・・・・・

ほろりとくるいい話が埋め込まれていて、さすがだ。

 

デパートへの強い信頼が感じられた。

 

お気に入り度★★★★

本「長いお別れ」

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長いお別れ

中島 京子 文藝春秋 2015年 5月

 

長いお別れ長いお別れ
1,674円
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帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする―。認知症の父と家族のあたたかくて、切ない十年の日々。

 

 

 

 

いわゆる老老介護。

東昇平の妻にとっての毎日は、苦労も多かっただろう。

それは、娘が一日介護しただけで、疲れているのからしても、どうれだけの労力がいるものかがわかる。

 

それでも、妻は少しも苦痛に思っていない。むしろ、夫と一緒に暮らせることに喜びを感じているように思う。

 

介護というと、負のイメージが大きいが、この家族の様子をみていると、普通の生活の中に溶け込んでいて、暖かくて、安心できた。

 

毎日の細かい描写に「ある」「ある」「いっしょだ」と共感した人も多いのでは?

 

 

<この人が何かを忘れてしまったからといって、この人以外の何者かに変わってしまったしまったわけではない。>

 

現実問題として、なかなかむつかしい部分はあると思うが、認知症になった東昇平のことを病人扱いせずに、同じ立場の人として接しているところがよかった。

 

 

 

お気に入り度★★★★★

デッド・シティ2055

 

監督: ブライアン・A・ミラー

出演: トーマス・ジェーン, ブルース・ウィリス, アンビル・チルダーズ

2015年

 

 


大富豪のジュリアンが経営するリゾート都市では、富裕層の人々がヒューマノイドを相手に殺人などの負の欲求を満たしていた。ある日、自我に目覚めたヒューマノイド・ケリーが脱走し…。

 

近未来、

殺人・暴力・ドラッグ・強姦・・・・・・

ヒューマノイド相手に欲望を満たすことができる都市・・・・・

それも、ここは、合法なのだ。

 

おお、こわ!

仮想現実の世界が発達しつつある現在、近い将来、こ~んな世界が本当にできるかも?と思うと、こわくなった。

 

この都市を敵対し、壊そうとする一人の刑事がいた。

 

ある日、自我を持ち始め一人のヒューマノイドが、この都市を抜け出し、現実世界に入り込む。

 

 

 

 

 

あのハッカー、すごすぎ!

 

ラストは意味深。ヒューマノイドだったってこと?

 

 

ブルース・ウィリスの悪のボス役もいいかなと思って見てみたが、スーツ着て、命令してる姿って、ピンとこない。現場(?)で動き回っていないと・・・(笑)

 

お気に入り度★★

本「スティグマータ」

テーマ:

スティグマータ

 

近藤史恵 新潮社 2016年6月

 

 

スティグマータスティグマータ
1,620円
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ドーピングの発覚で失墜した世界的英雄が、突然ツール・ド・フランスに復帰した。彼の真意が見えないまま、レースは不穏な展開へ。選手をつけ狙う影、強豪同士の密約、そして甦る過去の忌まわしい記憶…。新たな興奮と感動が待ち受ける3000kmの人間ドラマ、開幕!

 

 

「サクリファイス」シリーズの最新刊。

サクリファイス

エデン

サヴァイヴ

キアズマ

 

 
チカも、もう30歳か!今はフランスのオランジュフランセのチームにいる。
チカ、伊庭、二コラ、ニッコ・・・・・・顔なじみの選手に会えた!!
 
 
ドーピング事件を起こしたドミトリー・メネンコが復帰するといううわさが・・・・・
そのドミトリーからチカは、ある頼みごとをされる・・・・・・
 
チカのあこがれていた選手だったドミトリー。
彼がドーピングを行ったことで、チカはショックを受けたようだが、
復帰を聞いて、どんな気持ちだったのだろう。複雑だろうな。
 
 
ツール・ド・フランスの競技の場面は、手に汗握る展開に興奮した。
ドミトリーに復讐を仕掛けるのかと、ドキドキしながら読んでいた。
 
一位になる力があっても、あえて、一位を譲ったり、今までエースとして走っていたものが、後輩のためのアシストになったり・・・・・・
自転車競技は、個人プレイであるが、チーム優勝をめざす競技だということを、この小説ではより一層感じさせる。
 
余程有名な選手ならともかく、
自転車選手というのも一年契約で、来年はどうなるのか、確約がないというのは、不安を抱えているのだと、その厳しさを知った。
 
お気に入り度★★★★
ブリッジ・オブ・スパイ

 

監督: スティーブン・スピルバーグ

出演: トム・ハンクス, マーク・ライランス, エイミー・ライアン, アラン・アルダ

2015年

 

 

 

 
 
S・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演によるサスペンス。アメリカとソ連が冷戦状態にあった1950年から60年代。弁護士のジム・ドノヴァンは、ある弁護をきっかけに世界平和を左右する任務を委ねられる。
 
 
ソ連のスパイ・アベルを弁護するというのは、アメリカ人にとっては、敵の弁護であり、非難される。ドノヴァンの家にも、嫌がらせが・・・・・・
 
裁判が行われたが、形式的なことであり、判決内容は決まっていたはず。
 
そんななかで、ドノヴァンのとった行動とは?
 
策士だなあと思う。しかし、「公平な裁判を受ける権利がある」という信念のもとでの行動は立派だと思った。
 
そして、5年後、ドノヴァンに大きな交渉が任せられる。一弁護士が、政府相手に堂々と交渉する姿は見事だ。そして、一歩も引かない度胸がすごい人だと思う。
 
それにしても、アベルって、どこにでもいる普通のおじさんでスパイには見えなかったなあ。アベルのドノヴァンに対する気持ちは、あの絵に表れているのだろう。2人の関係がよい。
 
今までは、冷たい態度だったのに、
ドノヴァンの功績が分かった時の、家族の笑顔や、街の人たちの視線に温かみが感じられたのがよかった。
 
 
 
お気に入り度★★★★★

本「遊園地に行こう!」

テーマ:

遊園地に行こう!

 

真保裕一 講談社 2016年6月

 

 

 
 
明日も仕事に行くための、勇気と熱狂ここにあります!奇跡の復活をとげた遊園地ファンタシア・パーク。夢を抱けない僕たちの前に、魔女が現れた―痛快無比のお仕事ミステリー。
 
『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』に続く第3弾。
なのだが、私は、未読。早速,ほかの作品も読んでみよう。
 
 
顔の傷を気にして、ぬいぐるみの被り物の中で働くこうと思った亮輔。
しかし、受付の仕事にまわされ・・・・
 
 
この園の主役であるエルシーに抜擢された遥奈。
人気があっても、それは、エルシーにであって、自分にではない。
ダンサーとして、ほかでオーディションを受けるが・・・・・
 
遊園地で働く人たちの悩みや仕事に関する考え方等が描かれている。
夢の国である遊園地を支えているのは、いろんな職種の人たちなんだなと改めて思う。
最初は消極的だった人たちが、自信を得ていく姿は、読んでいて気持ちがいい。
お仕事小説として面白かった。
 
魔女と呼ばれている上司、この遊園地のことを考えていて、部下に対する付き合い方も素敵な人だと思った。
 
 
途中から、事件がおきる。
それに対する謎解きは、駆け足で、ちょっと無理があるような・・・・・・・
お気に入り度★★★

本「総選挙ホテル」

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総選挙ホテル
 
桂 望実   角川書店  2016年6月
 

 

総選挙ホテル総選挙ホテル
1,620円
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中堅ホテルに着任した新社長が打ち出した案は“従業員総選挙”。混乱を極めた人材シャッフルでホテルの業績アップなるか?!痛快、お仕事小説。

 
業績が悪化しているフィデルホテルの再建のため、新しい社長に、大学で社会心理学を教えていた元山が就任する。彼は、選挙で解雇する人を決める方法をとるが・・・・・・
 
従業員総選挙は、自分が残るために、他の人を蹴落とすようで、嫌な感じだった。
元山も、人と関わるというよりは、実験を行っているようで好感が持てなかった。
 
しかし・・・・・・・・
選挙によって仕事の内容が変わった人もいる。
配置換えは、その人にあった仕事になり、適材適所になったということでよい方向に・・・・・・。
それぞれが、モチベーションをあげて、働く姿がよかった。
 
また、元山自身も人とのつながりを大切するように変わっていく。
 
選挙に敗れ、リストラされた人は、素直に受け入れたのだろか?と不安は残るものの、大胆な方法で、ホテル改革に成功した爽快なお仕事小説だ。
 
最初のインタビューと最後のインタビュー、話の内容が全然違う。
いいように変わった証拠だ。
 
お気に入り度★★★★