婚活探偵

大門剛明 双葉社 2017年6月





 

 

私は今日もさがす、未来の妻を――。不惑を過ぎた探偵・黒崎竜司は元警視庁の刑事だった。
ある事件がもとで辞職し、いまは新宿の探偵事務所に勤めている。
そして密かに結婚相談所に登録し、婚活をしているのだ。
事務所では強面のハードボイルドを気取っているので、明かせない。
そんな苦労をして婚活に励んでいるのに、勘違いやタイミングの悪さでトホホなことばかり。
竜司は妻を娶ることが出来るのか!? ユーモアとペーソスあふれる連作短編。





ドラマ化されたけど、見ていない。

大門剛明さんの小説だから読んだ。


黒崎は、探偵の仕事にも、婚活にも、一生懸命なのがよくわかる。



結婚相談所に行っていることも隠している黒崎。


女性 とつきあったことがなく、恋愛には不慣れな黒崎。


アドバイザーに教えてもらい、タバコをやめるとか、スーツを新調するとか、ふりまわされながら、婚活を成功させようとしている様子がおかしい。


さまざまな女性と出会うが、結婚相手は見つかるのか?


強面だけど、女性に優しく、誠実に接している黒崎に、好感が持てた。


ユーモアいっぱいの中にちよっとしたオチもあり、楽しめる小説。



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