幻告 

五十嵐律人 講談社 2022年7月





 

 

裁判所書記官として働く宇久井傑(うぐい・すぐる)。ある日、法廷で意識を失って目覚めると、そこは五年前――父親が有罪判決を受けた裁判のさなかだった。冤罪の可能性に気がついた傑は、タイムリープを繰り返しながら真相を探り始める。しかし、過去に影響を及ぼした分だけ、五年後の「今」が変容。親友を失い、さらに最悪の事態が傑を襲う。未来を懸けたタイムリープの果てに、傑が導く真実とは。リーガルミステリーの新星、圧巻の最高到達点!




父親の冤罪に気づいた裁判所書記官の宇久井。


タイムループを繰り返すが、

過去を変えると未来が変わる。


父親の冤罪を晴らすと

最悪の事態が待っている。


タイムループを繰り返す中で、宇久井は、最悪の事態を回避できるのか?

どんな未来にたどり着くのか?




万引きにも、万引きする品物や動機により、罪の種類がいろいろあることを知る。

法律に関しての説明も興味深い。



裁判官の鳥間、一番いい答えを出すことに強い葛藤があっただろうな。



ややこしくて、こんがらがる部分は 多々あったけど、宇久井が、 少しでもいい未来にしようと、奮闘する姿がよかった。



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