ミノタウロス現象

潮谷 験 KADOKAWA 2024年2月





 

 

目の前には三メートル超えの怪物、背後には震える少年。好感度を何よりも重視する史上最年少市長・利根川翼は、人生最大のピンチに陥っていた。だが、その危機からの脱出直後、「異様な死体」が発見される――。容疑者の一人になってしまった翼は、自身の疑惑を晴らすために謎解きを始める。



あまり強くない怪獣って、どうなの?

今までにはない話?


ミノタウロスのような牛頭の怪獣に、最初入り込めなかったが、その仕組みというか、実験の話になり、その設定がおもしろく、話にのめりこんだ。


こんな突拍子もない発想よく思いつくものだ。


この作られた世界の中で、殺人事件の犯人を探す物語。


女性市長-翼が、どこかとぼけた感じ。

秘書の羊川との会話がおもしろい。


スリルを味わうというより、設定を楽しむといった物語だった。


お気に入り度⭐⭐⭐⭐