本記事は特定の個人・団体を指すものではありません。

同様の混乱を防ぐための一般的な注意喚起です。
 

【対象】

講師/作品発表・販売者/教室運営に関わる方
 

【先に要点(30秒)】
・第三者名の依頼は、即答しない
・法的主張は、根拠(条文・規約URL)を確認
・迷ったら、記録に残す→信頼できる人/専門家に相談

 

(本文は実例をモデル化。特定可能な情報は省いています。共有歓迎です。)

 

 

アクアパステルの谷川です。

 

「まさか、自分の名前が勝手に使われかけるなんて——」

 

その体験をきっかけに、再発防止の運用を整えました。

本記事は記録をもとに実例をモデル化して整理した総集編です。

>>他のテーマの記事はコチラ

 

 

今回はここまでを振り返り、

お互いを傷つけ合わないための「守りの仕組み」をぎゅっとまとめました🌱

 

アートに限らず、クラフト・手芸の教室運営や販売にも応用できます。

 
 
初版公開 2025.08.11
 
更新   
2025.08.16  セルフチェック10追加
2025.08.19  アメブロ“目次”対応
2025.08.24   相談フォーム設置

2025.08.30   連載のあとがきを追加

2025.09.08   協会、企業へお願いを追加

 
〜随時内容を見直し、更新中〜
 
 
当テーマは講師&運営の目線で
少し“お仕事モード”寄りの内容です。 
 
普段に誠実に活動されている方には
関係のない内容ですが、
安心して続けるヒントになれば幸いです😊
 

 

 

 
 

📌 実録から見えた“3つの落とし穴”

① 名義借用(信用の合成)|“名前貸し”は信用も一緒に貸す

「告知にあなたの名前を使わせて」
 
ある日突然こんな依頼。
OKすれば、あなたの知らないレッスンの責任を背負うことに。 
 
名義貸し=関与がないのに名前を出す
共催/後援=条件・責任範囲を線引き
 
防御策:名義貸しは原則受けない。(規約に基づき可否を判断)。 
“全部ダメ”ではなくルール化された可否を見せると、無用な打診が減る。

 

 

 


 


② 部外者の“関係者化”|「了承済み」発言は必ず本人に確認

「〇〇先生、了承済みです」

 
その言葉を信じて発信
→ 後日「聞いてない」と本人から連絡。信頼は一瞬で崩壊。
 

→ 防御策:本人/事務局で確認が取れるまで保留

 

 

 

 

③ なんちゃって法律指南|根拠のない不安で活動が止まる危険

法令名を羅列し、「危ないかも」と示唆。

結局、根拠が確認できず。不安だけが残り、手が止まる。

→ 防御策:推測は拡散せず、情報元(法令本文・公式ページなど)+専門家に確認。

 

 

 

 

 


 🛡 今日から使える「守りの5箇条」

 

 

1. 規約を“地図”にする

 

規約は“地図”。

受講停止・返金・名義・教材・中止基準を明文化し周知。

  • 受講停止条項/返金条件
  • 名義・ロゴの無断使用禁止
  • 教材の扱い(複製・転売・SNS)
  • トラブル時の対応(主催者理由の強制終了など)

 

2. 即答しない → 本人確認

 

了承・連名・紹介依頼が届いた場合、

必ず事務局や本人、周辺に確認。

 

 

3. 記録を残す

 

重要連絡はメールなど、お互いの記録が残る形で。

電話や口頭は必ずメールで要点を再確認。

 

 

4. 法的知識の基礎

 

アート、制作物に関係する法律などの

基礎知識を押さえておく。

  • 著作権=表現を守る(手順・アイデアは対象外)
  • 商標=名前やロゴを守る
  • 氏名表示権/同一性保持権=名前・作品イメージの無断利用はNG

 

5. 第三者の名前が出たら「事実確認」

 

根拠不明の情報は拡散しない。

可能ならば情報元に直接確認を取る。

 

 

▶私自身も「おまじない」だと思って

念のために作っていた

規約(お願い事項)に助けられたことも。

 

 

 
 
著作権、商標権の違いって?
思わず「うっ」となりそうですが、
専門家にお話を伺い、私なりにまとめました。
 

守りの姿勢を取り入れてることが大切です。

 


  


🏛 協会・企業へのお願い


本来、こうした「守りの仕組み」は

個々の講師の良識、マナーに任せるのではなく、協会や企業といった「大きなところ」が担うべき役割です。

 


認定料・ライセンス料は「描く力」だけでなく、安心して続けられる仕組みまでを含めてこそ価値がある


と私は考えています。



具体的には…

  • 名義・ロゴ使用のルール
  • 了承・連名依頼の確認フロー
  • 受講停止・返金・中止の基準
  • 著作権・商標・氏名表示権の基礎知識ガイド
  • 相談窓口と対応の透明化


これらがそろえば

講師・受講生・会場の三者が安心して活動を続けられます。



今回は現場の一講師の立場から

谷川が声をあげましたが

いずれは制度側が担う仕組みに発展してほしい——その願いも込めてまとめています。


 



📝 活動を安心して続ける“セルフチェック”10選 

実際に起きた事例から見えてきた

「見直しの兆候」を整理しました。 

「当てはまる=ダメ」ではなく、改善できればOK! 

 

日ごろの振り返りの参考にご覧ください。

(自戒を込めてお届けします。)

 

 

 

 

 


✏ コピペOK|返信テンプレ(短文版+NG例)

A. 名義使用の依頼に

申し訳ありません。

名義使用はお断りしています。

今回は当方名義を用いない形でご検討ください。

 

*第三者経由の依頼には対応できません。主催者ご本人からお問合せください。

 

NG例:「今回は特別にOKします」

→ 次も頼まれる&責任があなたに。

 

 

 


 

B. 「〇〇先生、了承済み」と言われたら

念のため、先生ご本人/事務局へ確認いたします。

確認後に改めてご連絡します。

 

 

❌ NG例:そのまま告知

→「そんな話してない」と信頼失墜。

 

 

 


C. なんちゃって法律指南っぽい連絡に

共有ありがとうございます。

専門家に確認のうえ判断します。

 

 

 

❌ NG例:恐怖に負けて即中止

→ 活動の機会損失。

 

⚠️当記事は一般的な情報提供の範囲です。

個別事例は専門家にご相談ください。

 

 

あまりにも不正確なものは

「即スルー&返信しない」

も一つの手です。

 

 

 


🗂 困ったときの相談先(メモ)

・弁護士(契約・知財)

 →自治体主催の無料相談も!

・弁理士(商標・ロゴの出願や照会)

・知財窓口/商工会議所(初期相談・整理)

 

※ 相談時は相手・要約を事前に準備

 メール文面の提示OKです。

 

 

アート教室も事業と見なされ
法テラスが使えないケースもあります。
事前に相談窓口は確認を!

 

 

 

 


✅ 保存版ミニチェック

あなたは何個クリア?

 

 

□ 受講停止・返金条件を規約に明記
□ 名義・ロゴの無断使用禁止を明記
□ 教材の複製・二次利用の線引きを明記
□ 了承・連名・紹介依頼は即答しない
□ 重要連絡はメールで要点を残す
□ 著作権(表現)/商標(名称)の違いを把握
□ 相談先の連絡票を手元に

 

 

💡 一気に整えなくてOK。

 ちょっとずつ改善で十分です。

 
 

 


 🎨 まとめ

 

今までの事例をもとに

「守りの仕組み」をまとめました。

 

今日のあなたの一手が

半年後の大きなトラブル回避につながります。

 

一緒に安心の土台を整えていきましょう🌷

 

 


 

複数の先生から「似たようなメールが来た」というお声をいただいています。 

 

もし同じようなご連絡を受けた場合は

即答せず・記録に残して・信頼できる方に転送するのがおすすめです。

 一人で抱え込まなくても大丈夫ですよ🌱

 

 

 

本フォームは判断の代行ではなく、運用整理と一次確認の支援です。

個別紛争の当否判断・代理交渉は行いません。

 

 

 


 

*本記事の目的は、受講生・会場・講師の三者保護です。

特定の個人・団体を指すものではありません。

皆さま、どうぞお気をつけくださいね。
 

 

 


 

今、私がこうして綴ることで
皆さまを守るきっかけになりますように✨

 

よかったら必要な時に
読み返してくださるとうれしいです♥

 

 


≫テーマ一気見はこちら

 

 

 

 

だいぶ形になりましたが

「こんなこともあるよ」も

取り入れていけたらうれしいです。

 

聞きたいテーマがありましたら是非教えてくださいね♪

 

 


 

アクアパステルの谷川です。

 

先日まとめた「守りの設計」の記事を見てくださって

規約見直しやチェックの参考にしてくださった方もいて、うれしいです。

心温まるメッセージもありがとうございます。

 

 

記事公開から少し経って

少しずつ落ち着きはじめた今、

ちょっと個人的な気持ちを綴りますね。

 
 
 

 

実は今回の件…

「なんで、私なの?」

と思うほど、しんどくて。

 

 

パステルを手に取る気力も

作品を見て楽しむ心も

失ってしまった時期がありました。

 

見るのも触るのも

緊張が走って踏み出せずツライ。

 

あんなにパステルのクリアな色に

触れるのが好きだったのに。

 

やさしい色と世界に触れることが

私にとって心を癒す大切な時間だったのに。

  

 

気持ちが湧いてこず、

心にポッカリ穴が空いてしまった感覚。

 

気力も時間も心のよろこびすらも
相当削られてしまった。


やっと気持ちが落ち着いた今

失ったものの大きさを実感しています。

 

正直「失った時間と心を返して」と思うくらいの

大きな負担を抱えざるを得ませんでした。

 

 

だからこそ

 

「もう二度と誰にも

 こんな思いはさせたくない」

 

その一心でまとめました。

 

 

本来は私のような「一講師」ではなく、
協会や企業といった“大きなところ”が伝えるべき内容かもしれません。
けれど、今、十分に触れられていないのが現状です。
 

一人の「伝え手」として危機感を覚え 
体験者の視点から声を上げました。
 


講師・作家の育成制度は
“描ける力”を認定するだけでなく
“守る仕組み”までを育ててこそ本当の土台。

——その思いを強くしました。

 

 

 

記事を公開してから

「参考になった」「規約を見直した」と声をいただいて。

「この痛みは無駄じゃなかった」と思えたんです。

 

 

もし、私が記事にまとめなければ、
同じように悩んで

立ち止まってしまう方がいたかもしれない。

 

 

『痛み』のまま終わるのではなく、
「守りの知恵」に変えるために必要だった時間。

今はそう思えます。

 


…あぁ、でも。正直に言っていい? 

こんな役目はもう担いたくないわ、私。苦笑。

普通に作品の世界に没頭したいのが本音です。


 

 

 

色が好きな気持ちは少しずつ戻ってきています。

「あ〜っ、このブルー好き!」
あちこち見てはじめてたりね。

 

 


 

去年描いてた作品で、

あ〜、色々な色が組み合わさった

宇宙の「青」もキレイだよね・・・って。

 

 

沈んでた気持ちが
軽くなってきてるのに今気づきました。
あとちょっとしたら触れられそうな感覚も。
 
 
だから、
また描ける日が近々来ると信じています🥰

 

 

今、同じように

不安や迷いを抱えている誰かに
「一人じゃないよ」と伝わればうれしいです。

 

 

そして、声を寄せてくださった皆さま

ありがとうございます。

その一言一言が私の支えになっています♪

  


今回の経験を通じて

制度は“楽しさを伝える”だけでなく、

“安心を守る仕組み”まで整えてこそ持続できる——そう強く感じました。 


少しずつ何が必要なのか

私自身も考えつつ、カタチにしていきたいです。


 

最後になりましたが、

必要な時に読めるようリンクを置いておきます👇

この記事がどなたかの“守りの一歩”につながればうれしいです🌱

 

 

 

 

 

アクアパステルの谷川です。

 

 

今回はちょっと趣向を変えて

「アート活動を広げる人のセルフチェック」のお話です。

 

 

 

📝保存版なので少し長めです。お時間あるときにゆっくりどうぞ。
📝講師だけでなく、作品を発表・販売する方の視点で書いてます。

趣味で活動している方はご参考までに🌸

 

 

 

これまで、私自身…

「アートは楽しむもの。誰でも伝えられるよ。」

と門戸を広くしてきました。

 


今回の出来事を機に

「届ける側には心構えが必要」だと痛感しました。

 

 

今日は自戒を込めつつ、反省と経験をもとに

セルフチェックをまとめました。
改善できるヒントとしてご覧いただけるとうれしいです。
 

 

 

※本記事は一般的な運営ノウハウで、法的助言ではありません。

個別案件は専門家までお願いします。

 

 

 

 

 

 


 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

 

当テーマは講師&運営の目線で

少し“お仕事モード”寄りの内容です。 

 

普段に誠実に活動されている方には

関係のない内容ですが、

安心して続けるヒントになれば幸いです😊

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 

 


🔍セルフチェック不向き“兆候”10選(+ヒント)


 
これは一般化したセルフチェックです。
「当てはまる=ダメ」ではなく、時間を掛けても直せばOKです♪

(システム出身ゆえ、ここから少し辛口です。愛を込めて❤️)

 
 

1️⃣ ゼロリスク志向

兆候「万一を考えるとやるのが怖い」ではじめられない。
対応ヒント:リスクはゼロ化ではなく管理。工程・記録・同意・返金条件など、もしも起こった時できることを先に整える。

 


2️⃣ 調べすぎて動けない

兆候:法律や記事を読み漁るほど、不安に。
対応ヒント:公式情報・ガイドラインを根拠に。やることリストに落とすと前に進める。

 


3️⃣ 「他の人も危ない?」と噂を広げる

兆候推測ベースの情報を共有する。
対応ヒント:事実が確認できた内容だけ共有。推測は控えてOK👌

 


4️⃣ 許可待ち体質

兆候「誰かのOKがないと動けない」
対応ヒント:自分で判断→報告の順。「許可=免責」ではありません。自分で決めること。

 


5️⃣ 名義に依存しがち

兆候「○○先生の名義で発表させて」
対応ヒント:名義貸し・関係者示唆はNG。事後の「事実実績の記載」で正々堂々と✨

 


6️⃣ 断られると圧をかける

兆候:「断るのはおかしい」と同意を強要
対応ヒント:交渉はOK。同意を強要するのはNG。お互い、気持ちよく進めましょう。

 


7️⃣ すぐ報告/通報がベストと思ってしまう

兆候:第三者や機関への報告/通報をいきなり実行
対応ヒント:まず記録→修正の依頼→段階的に。
*ただし、身の危険を感じること、迷惑行為等は即時に専門機関へ。

 


8️⃣ 不安を周囲に伝播する

兆候:自分が抱えた不安で他者も止めようとする
対応ヒント:自分の範囲を守るのは大事。他人の活動停止は当事者間で判断。

 


9️⃣ 「勉強中なので任せます」

兆候:自分がわからないことの判断を丸投げする
対応ヒント:「わからない」だけでなく、自分が考えた案と仮説を添えて相談する。

 


🔟 確認の無限ループ

兆候同じ質問の反復・結論の先送り
対応ヒント:「進む」と決めたらまず進める。やる前から確認しすぎない。やってみて変更していい。

 

 

 

 

 


✨ “知らんがなリスク”を避ける3ステップ

相手がおかしなことをした時に、自分まで責任を負わないための防御策です。
「知らんがな」と言える距離を保つために、次の3ステップを意識しましょう。

 

 

1)止める

即答せず、記録する方針に切り替えて「言った/言わない」を防ぐ。

 

 

2)分ける

下の3視点で整理する。

  1. 本人確認(本当にその人の言葉?)
  2. 法的根拠(根拠がある話?ただの不安?)
  3. 適性(そもそも活動に向いている?)

 

3締める

規約や条件に沿って対応を決める。

必要なら受講停止・契約解除へ。

最終手段は外部相談(弁護士会・商工会など)。

 

 

 

▶︎もしもの時の相談先は第6回にまとめています。

使える窓口・機関をメモしておいてくださいね♪

 

 

 

 

📝 活動前チェックリスト例

☑ 主体的判断が前提。
☑ 第三者名の使用は本人同意なしでは不可
☑ 名義・肩書の掲載は不可
☑ 不明点は参考情報の文面、URLを添付
☑ 規約違反時の受講停止・契約解除に同意(返金条件明記)
☑ 連絡は記録が残る手段を(メール推奨)
☑ 教材・図版・手順・作品の無断転用禁止に同意

 

 

今後、当教室も「人に届ける側の心構え」として

お伝え、確認していこうと考えています。

 

 

これから「守る仕組み」と「心構え」を

カリキュラム化していきますので

準備ができましたらお知らせします。

 

 


 

*本記事は複数の事例を組み合わせた事例で

特定の個人・団体を指すものではありません。

皆さまも十分ご注意くださいませ。

 

 

 


🌱 終わりに

もしチェックリストを読んで

 

「耳が痛いけど直せるかも」と思った方は

伝える側・発表する側へのステップアップの適性あり


「今は楽しみたい」方は趣味コースや作品づくりを🎨

 

 

どちらも正解です。

自分の道は、自分で作っていくもの。

 

 

 


「今は難しい」と感じたら、一旦止める判断も立派な前進です🌸

 

と言いつつ、自分に言い聞かせてますが・・・苦笑

アートを楽しむ、伝える立場として大切なことだと思い文章にしました。

 

 

 


📖「実録」アート活動のトラブル予防として

 

当記事で一旦、「実録シリーズ」は最終です。

 

アートを楽しむ方が安心して楽しめるように。

もう2度とこんな悲しいことが起きないように。

 

1人1人が大切なものを尊重し、守れるように願って。

この「実録シリーズ」を書きました。

 

読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

📌 この記事は「保存」や「シェア」していただいてOKです。
活動前のチェックリストとしてお役立てくださいね♪

 

 

 

≫総集編はこちら

 

 

 

≫テーマ一気見はこちら

 


 

 


 

アクアパステルの谷川です。

 

 
今回の実録シリーズは
少し視点を変えて・・・
「もしも起きたときの動き方」についてお話しします。
 
 
前回の総集編で
「弁護士相談をしたこともある」
と書きましたが…
 
実は、私…
その一歩目でつまずいてしまいました。
 

 

 

 
 

 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

 

当テーマは講師&運営の目線で

少し“お仕事モード”寄りの内容です。 

 

普段に誠実に活動されている方には

関係のない内容ですが、

安心して続けるヒントになれば幸いです😊

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 

 


📩 最初にメールしたのは「法テラス」

 

法テラスは国によって設立された

法的トラブル解決のための「総合案内所」。
 
 
まずは状況を説明、アドバイスをと思って
メールで問い合わせてみることに。
 
公的な相談窓口なので安心…
と思いきや、返ってきたのは——
 
 
「事業系のご相談は対象外となります。」
 
 
えっ…相談できないってこと?!
 
返信を見て、数十秒固まってしまいました…
 
 
 
 
 

 

 


📌 法テラスの対象

・個人の生活・消費トラブル(離婚、借金、労働問題など)
・原則、事業活動や商取引は対象外
 
※副業扱いや生活問題と結びつく場合は受理されることも
 
 
つまり、講師業やフリーランスなど
「仕事としての相談」は外れる可能性が高いんです。
 
私も最初は「個人トラブル」と思い込んでましたが
いただいたご返信を見て
「これは教室運営のトラブルだ」と気づきました。
(とんだ勘違いでお恥ずかしい・・・)
 
 
 

🛠 代替ルートはいろいろある!


1️⃣市役所(区役所)の無料法律相談
▶地域密着で敷居が低い
地域の市民・区民であれば誰でも利用OK。
法律に関するトラブルや問題について質問をしたい場合に。
 
利用条件は地域により異なるため
お住まいの自治体のページを要確認
※例:東大阪市は月1回
(制度は自治体により異なります)
 
 
2️⃣商工会議所

▶事業トラブルに強いネットワークがある

事業契約や取引先とのトラブルも相談可。
相談後、弁護士などの専門家を紹介してくださるケースもあります。
お住まいの地域によって会員登録が必要
 
大阪商工会議所も法律相談窓口あり
東大阪も同様の相談ができました。
 
 
3️⃣ オンライン法律相談・専門家Q&Aサイト
時間や場所を問わず相談できる
「まず概要だけプロに聞きたい」時に便利。
Zoomやチャット形式もあります。
(有料のケースあり)
 
 
4️⃣弁護士会の「初回無料相談」もあり、
中小企業、フリーランス向けの相談窓口(ひまわりほっとダイアル)も活用できます。
*谷川も後でメモりました。
 
 
谷川は1️⃣、2️⃣、3️⃣を使いながら
1人では難しかった状況整理をすることができました。
本当にありがたいです!!
 
 
 

📝 相談成功の鍵:準備のポイント

いざ相談する時、
うまく話せないこともあるので…
下記の点を準備しておくのがオススメです。
 
・事実関係の時系列メモ
・メール・チャットなどをプリントアウトしたもの
・関係者の名前と役割の整理
・自分の希望(何を解決したいのか)
 
 
 
 
相談時間は20〜30分ですので
担当の方に文書やメモをお渡しして
一緒に見ていただくことで
スムーズにやり取りを進めることができます。
 
谷川も緊張のあまり、
面談開始早々かたまってしまい
「まずこのメモを見てください」
と言うのが精一杯でした。苦笑。
 
話していくうちに緊張は取れましたが
事前にまとめることはとても大事です。
 
 
 

💡 まとめ

「法テラスで断られた=詰み」ではありません。
事業者向けの相談窓口は探せばいくつもあります✨
 
トラブルは発生前に動くのが鉄則。
日頃から「もしものときの相談先リスト」を作っておくと心の余裕が持てます。
(市役所、商工会議所、ひまわりほっとダイアルなど)
 
 
安心して活動を続けるためにも
頼れる窓口を持っておきましょうね。
 
 
 

🌱 「実録」シリーズのひとつとして

今回の出来事で小さな教室とは言え、

「個人事業をしてる」と改めて自覚。

(遅い?!)

 

改めて責任を持って

今、やってることを守りたい

そんな気持ちが芽生えてきました。

 

 

≫総集編はこちら

 

 

 

 

≫テーマ一気見はこちら

 

 

 

振り返りつつまとめていけたらと思っています。

聞きたいテーマがありましたら是非教えてくださいね♪

 

 


アクアパステルの谷川です。

 

前回に続き、

今回は過去に私のもとに届いた 

「なんちゃって法律指南」について。 

 

 

同じようなメールが届いたという話を

周囲からも最近耳にします。 

 

送り手は“親切心”のつもりでも… 

受け取り方次第で

混乱や不安で動けなくなったり。

 

 

 

 

 

 


 

📝「なんちゃって法律指南」とは

この記事では

根拠があいまいな法律や規制を持ち出し

不安を生むアドバイスを指します。

(つまり、思わず首をかしげてしまう助言。)

 

 

 


 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

 

 

当テーマは講師&運営の目線で
少し“お仕事モード”寄りの内容です。 
 
普段に誠実に活動されている方には
関係のない内容ですが、
安心して続けるヒントになれば幸いです😊
 

 

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 

 


📩 ある日、届いた長文メール

メールの内容はざっくりこんな感じでした。

 

 

「〇〇法、〇△権、△△ポリシーなどルールがたくさんあります。」

 

………

 

「もしかすると、先生も知らないうちに違反している可能性も。」

………

 

「このまま活動すると危ないかもしれません。ご注意ください。」

 

 

 

メールには複数の法律や規制が並び
参考リンクを含めて、書かれていました。
 
 
一見もっともらしいのですが…
よく読んでみると、どこか根拠があいまい。
 
 
普通なら
 
「えっ…
 私、何かマズいことをしたの?」
 
と不安になりますよね…
 
 

 


🤓 システム職等の経験で培った知識

ですが、幸いなことに(?)
私はシステム職での経験がありまして
意外と免疫がある分野でした。
 

 

 

・「ライセンス」、「セキュリティ」、「個人情報保護」等はシステム職では日常業務 

 

・情報処理技術者試験(データベーススペシャリストなど)では著作権・商標権は必須範囲

 

・ロゴ商標を弁理士に依頼して申請した経験あり

 

 

 
 
文面を見た瞬間に
「あぁ、コレ、不正確な部分が多いな…」
とわかりました。
 
 
 
 
事実と異なる内容を
断定的に書いて送ること自体も
法的な問題になるケースもあります。
 
 
 

 💣 なんちゃって法律指南の特徴

私や周囲の方々が経験した
複数事例を組み合わせて整理すると、
こういった共通パターンが見えます。
 

●専門用語で煙に巻く

複数の法律名・規制名を並べる
(例:セキュリティポリシー、商標権、個人情報保護、罰則、有効期限、損害賠償など)
 

●事実と推測を混ぜる

「〜かもしれません」「〜のように思います」で確証なし
 

● 条件付きで活動制限を示唆

「非営利ならOKですが…」「販売だと危険かも」
 

●根拠は出さずに“不安だけ”残す

最後は「気をつけたほうが…」で締める
 

●第三者の名前や団体名を巻き込む

 「〇〇協会、△◯先生にも確認した方が良いのでは」など。
 
 
 
 

 ⚠️なぜ危険なのか

  • 知識がない人は、本気で活動をストップしてしまう
  • 真偽確認に時間と労力を取られる
  • 誤解や萎縮が業界全体に波及する
  • 本来できる活動まで諦めてしまう
 
本人は“親切”のつもりでも
結果的に相手の時間・労力・気持ちを奪い
関係者全体に不安を拡散させてしまうこともあります。
 
すでに知識があれば
「中途半端なまま書いている」=知識不足
だとすぐわかりますし、
 
あとで「違った」と分かれば
「間違ったことを教えられた」=信頼崩壊 
にもつながります。
 
 
 

🛡 防衛策 4か条

自分と相手、お互いの誤解を防ぎ
守るためにできることのポイントです。
 

●根拠と適用範囲を確認

→ 公式情報・専門家(弁護士、弁理士、知財窓口など)に相談
 

●推測と事実を切り分ける

→ 「気がします」は要注意
 

●不安のボールは受け取らない

→ 相手の言葉だけで判断しない
 

●記録を残す

→ 保存・プリントアウトして第三者に見てもらう
 
 
 
 
法律や規制用語の知識を身につけることも
もちろん大切なこと。
 
 

 

もし、こうしたメッセージが来ても
慌てず確認し、必要なら専門家へ。
そして、記録を残しておくことが大事です。

 

 
 
 
 

🎯 最後に

法律や規制用語は

一見すると魔法の呪文のようで

つい身構えてしまいます。 

 

しかし、よく調べると

根拠のないことを言ってる場合もあります。

 

知識があれば

 “なんちゃって法律指南”も

笑ってスルーできます。 

 

活動を止めるのではなく、

堂々と安心して続けるために

知識を持ちましょうね。

 
 
 
この記事を書いたあとも
複数の先生から「似たようなメールが来た」というお声をいただいています。 
 
もし同じようなご連絡を受けた場合は
即答せず・記録に残して・信頼できる方に転送するのがおすすめです。
 一人で抱え込まなくても大丈夫ですよ🌱
 
 
*本記事は複数の事例を組み合わせた事例で
特定の個人・団体を指すものではありません。
皆さまも十分ご注意くださいませ。
 
 
 

🌱 「実録」シリーズのひとつとして

法律や規制用語は

知識、解釈が難しいので

触れられたら「うっ」となりますよね。

 

私自身も腹落ちさせるのに

毎回かなりの時間を使ってます。苦笑。

 一緒に学んでいけるとうれしいです。

 

 

≫総集編はこちら

 

 

 

 

≫テーマ一気見はこちら

 

 

 

振り返りつつまとめていけたらと思っています。

聞きたいテーマがありましたら是非教えてくださいね♪

 


 

アクアパステルの谷川です。

 

 

前回に続き、

実際にあった「確認してよかった!」というお話。
 

今回は資格や立場に関する

ちょっとヒヤッとした出来事について。

 

 

 

 

 

 


 

 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

当テーマは講師&運営の目線で

少し“お仕事モード”寄りの内容です。 

 

普段に誠実に活動されている方には

関係のない内容ですが、

安心して続けるヒントになれば幸いです😊

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 


📩 ある日、届いたメッセージ

 

 

 

 

 「今、この企画の件

〇〇先生の了解がもう少しで

取れそうなんですが…

あなたからもお話ししてもらえませんか?」

 

 

 

 

 

── ふむふむ。

 

〇〇先生とつながっているなら

話が早いかも?

  

 

…でも、なんとなく胸の奥がザワッ。
こういう時の勘って、たいてい当たります。

 

 

「少し確認を取りますので、

 お待ちくださいね。」

 

とだけ返信して、

念の為、〇〇先生ご本人にもメールを一本。

 

 

 


😳 「え?その人、資格ないよ」

すると

返ってきた答えは予想外。

 

 

「えっ?
 その人、講師じゃないよ。」

 

 

えぇぇ……!?

 

 

 

さらに念のため

名前が出ていた協会にも確認すると…

 

 

「ええっ?!
 その人、講師資格ないよ。」

 

 

ええぇぇぇ……!?

 

 

『……完全に部外者です。』

と、事務局からお返事が。

 

 

 

 

 

 

 

 

このまま進めていたら、

講師間や協会との信頼関係が
一瞬で揺らいでいたはずです。

 

正直、危なかった。

 

 

 


🛑 資格がないのに“関係者のように”振る舞うリスク

資格や認定が必要な活動で

あたかも関係者のように振る舞う行為は

周囲を巻き込みます。

 

  • 資格者の名前や立場を借りて話を進める
  • 第三者を経由して「了承済」の雰囲気をつくる

 

あとから食い違いが起きたときに
「あれ、私、嘘つかれたん?」と

信頼関係を一瞬で壊す原因になります。

 

 

 


🧭 違和感を覚えたら「本人に」確認!

今回あらためて思ったのはこれ。

 「聞いたことを、そのまま信じない」

 

  • 💬〇〇先生がこう言ってたよ
  • 💬△△協会はOKだって

 

…と言われても

少しでもおかしいと感じたら

「〜という話がありますが、進めていいですか?」

と必ず本人や事務局に確認を。

 

 

 

 

 

 

 

 

講師同士の確認は

お互いを守るためのあたりまえの習慣です。
遠慮しなくて大丈夫。

 

 

これは疑うためではなく、

誤解や食い違いを減らすための確認ですから。

 

 

 


🕊 最後に

協会や先生への連絡にとまどう方も多いと思います。


私も昔は

「こんなことでメールしたら迷惑かな」と

一週間も悩んだ挙句送れなかったので。苦笑。

 

 

「これおかしいな」と思ったら、ぜひ相談を。
先生が難しければ、周りの仲間でもOKです。

 

ほんのひと手間が信頼を守り、
トラブルを未然に防ぎます。

 

 

「お互い気をつけようね」
 

 

この一言で終われる関係が

やっぱり一番平和ですから。

 

 


 

 

この記事を書いたあとも

複数の先生から「似たようなメールが来た」というお声をいただいています。 

 

もし同じようなご連絡を受けた場合は

即答せず・記録に残して・信頼できる方に転送するのがおすすめです。

 一人で抱え込まなくても大丈夫ですよ🌱

 

 

 

 


 

🌱 「実録」シリーズのひとつとして

 

今回の件は

真面目に活動してる人が多い業界なだけに

うっかり信じそうになりますよね…涙

 

確認してみたら思わずズッコケそうに。

本当にこんなことあるんだって驚いたくらいです。

 

 

 

≫総集編はこちら

 

 

 

 

≫テーマ一気見はこちら

 

 

 

 

振り返りつつまとめていけたらと思っています。

聞きたいテーマがありましたら是非教えてくださいね♪

 


 

アクアパステルの谷川です。

 
 
昨日に引き続き

実際に私が体験したトラブル事例から

活動を安心して続けるためにテーマに綴っています。

   

 

 

「私の告知の際に

 あなたのお名前を

 使わせていただけませんか?」

 

 

と、突然メールが届いたら?

 

 

 

 
 

 


 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

 

 

当テーマは講師&運営の目線で
少し“お仕事モード”寄りの内容です。 
 
普段に誠実に活動されている方には
関係のない内容ですが、
安心して続けるヒントになれば幸いです😊
 

 

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 


 

 

「え、私の名前を出して告知…?」
 
もしあなたが同じメールを受け取ったら
どう感じますか?
 
 
実は、私、一瞬固まりました。
 
 
丁寧な言い回しではあるけれど
それって、つまり──
 
「私のレッスンを
 あなたの名前でお知らせさせて」
 
ということになるのかなと。
 

 

 


🛑「名前を借りる」は“もしも”じゃない

このお声がけは丁重にお断りしました。
 
 
 
 
 
── 私の名前を出すというのは
 
それだけで
「責任」や「保証」と
つながってしまうからです。
 
・やってないのに「してる」ように伝わる
・関与してないのに「協力者のように見える」
 
 
そのお知らせを見て
せっかく来てくださった方が
 
「あれ?〇〇さんが
 関係してるんじゃないの?
 ガッカリ…」
 
企画した方、名前を出された方、
みんなが混乱する状況が起こりかねません。
(誰もうれしくないですよね、コレ?)
 
 
今回の方を責めたい意図はありません。
 
ただ線引きをしないと
信用問題になってしまう恐れが出てきます。
 
 
実は私、ごく最近までは
線引きするのは
苦手だったんですけどね。苦笑。
 
 
 
 

💬「信用」は貸し借りできるものではない

 
“信用”は自分でコツコツ積み上げてきたもの。
 
私だけでは不安だから
集まってくれるか自信がないから
 
という理由で 
 
誰かの名前で安心しようとするのは
本来のあり方からズレてしまっていますし、
その安心のために
周囲の信頼を犠牲にしてしまいます。
 
たとえ悪気がなくても
誤解を生んだ時点で
相手の信用を傷つけてしまいますので。
 
 
 

📚 著作権には「人格権」という側面も

 
著作権には
「財産権(=売る・貸す)」だけじゃなく
 「人格権(=作者としての尊厳)」があります。
 
 
とくに大切なのがこの2つ。

🔖氏名表示権 

→名前を出す/出さないを決める権利 
本人の許可なく
 名前を使うのはもちろんNG
 

🔖同一性保持権  

→ 作品のイメージを勝手に変えられない権利 
→ 作品はじめ、「イメージ」「作風」などを、勝手な解釈で使うのはトラブルの恐れがあり
 
 
名前には
今までその人が届けてきた 
行動、作品、言葉、 作品を通じて伝えてきた世界観や姿勢。 
積み重ねてきたすべてがくっついてる。
 
 
だから
お互いにリスペクトし合える姿勢
大切なことの一つだと私は考えています。
 

 


🧭 私はこう対応しました

作風を好きと言ってもらえるのは
正直すごく嬉しいです。
 
「学んだことを
   自由に使ってくださいね」 
 
と伝えることも多いですし 
新しい表現に活かしてもらえるのは本望です。
あ、もちろん、ご自分の名前で。
 
 
 
ただ──

 

 

「第三者向けに
 谷川の名前と作風を使った
 自分のレッスンを作ると提案したい」
 

 

 

👉この申し出はいわば

「名義の借用」と「信用の合成」の重複。 

 

 

となると──

さすがに話が変わってきます。

 

 

もう私個人の感情とかではなく
構造の問題。
 
(これは乗っ取り?
 何を言ってるのかわからないレベル・・・)
 
 
 
 
 
私はすぐにお断りし
その方が名前を挙げていた方にも
念のため、お詫びの連絡を入れました。
 
 
この出来事は私だけでなく
信頼してくださっていた
周囲の方々の気持ちにも影を落としました。
それが一番悲しかったです。
 
 

 


🎨 表現は自由。ただし「発表は自分の名前で」。

 
・技法を応用して新しい表現をつくる 
・自分なりの解釈を重ねる
 
 
──そんな活動は大歓迎です。
 
ただし、それを発表するのは
 “ご自身の名前で”
 
 
筋を通した活動なら
私も一人の作り手として
応援したいと思っています。
 
 
だけど
作り手の名前や信用は
「貸し出し自由」ではありません。
 
 
 

🧱 今回は未遂。だけど、構造は残る

発表前にストップをかけたので
表向きは何もありませんでした。
 
 
もし仮にそのまま進んでいたら
 
── 私の知らないところで
 「あの人と一緒に活動しているんだね」
 
と誰かに誤解される可能性も。
 
 
 「私はこんな思いを持って
 活動しているのに
 全然ちがう形で伝わってる?」
 
名前だけが一人歩きを始めてしまうと
とても安心して活動はできないし、
動くのがこわいなと感じてしまいます。
 
 
私をはじめ、作り手自身の方も
同然のことながら
一緒に進む方々を選ぶ自由はあります。
 
 
どんな思いを込めて
作品や講座などの形に残したのか?
表面には出てないけど
その意思は汲んでほしいと心から願います。
 
 
 

そう考えると 

 

「意図せず、協力者のように

 見られてしまう構造が生まれていた」

 

 と気づいた出来事でした。

 

 

🕊 最後にお伝えしたいこと

信用は育てるもの。 守っていいもの。
 
そして
名前も、作風も
「貸さないといけない」ものではありません。
 
一人の人間として大事なものですもの。
 
「このぐらいならいいよね?」 
という空気が広がる前に。
 
静かでもいい、「NO」を示していくことが
自分と仲間を守る力になると信じています。
 
あ、もちろん
「応援したい!!」と気持ちがある場合は
よろこんで何らかの形で動きます♪
 
 
 

 

 

この記事を書いたあとも

複数の先生から「似たようなメールが来た」というお声をいただいています。 

 

もし同じようなご連絡を受けた場合は

即答せず・記録に残して・信頼できる方に転送するのがおすすめです。

 一人で抱え込まなくても大丈夫ですよ🌱

 

 

 
 

🌱 「実録」シリーズのひとつとして

今回の件はハラハラしつつも
私自身がすごく考えさせられた出来事でした。
 
似たようなことで困ってる方がいたら
何かの参考になるとうれしいです。

 

聞いてみたいテーマなどありましたら
ぜひ教えてください🌸
 
 
 

アクアパステルの谷川です。

 

 

教室や講座の運営をしてると
「そろそろ“規約”作ったほうがいいかな?」

と思いつつ
なんとなく後回しにしちゃってませんか?

 

 

 

 

 


 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

 

 

当テーマは講師&運営の目線で
少し“お仕事モード”寄りの内容です。 
 
普段に誠実に活動されている方には
関係のない内容ですが、
安心して続けるヒントになれば幸いです😊

 

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 


 

 

少し前、私自身も実はこう思っていました。

 

「規約はもしもの時のおまじない。 

 悪い人が近づかないように
 “私はちゃんとやってるよ”と見せておくもの」って。

 

実際に発動させた日は震えました。

 

今なら当時の自分にこう言いたい。

「それ、甘いよ」と。

 

 

 

今回は「規約ってほんとに必要?」

というテーマで

これは非常に稀なケースですが…
トラブルを経験して考え方が変わった話

をお届けします。

 

「自分には関係ないと思ってた」
「でも、読んだらちょっとドキッとした」
 

そんな方にこそ読んでほしい内容です。

 

 

 

 


📌 規約がなかったら、どうなってたか?

過去、内容もやり取りの頻度も
さすがに「度を超えている」と感じるケースがありまして。

 

正直、こちら側で

何か止められる方法はないか

と頭を抱えていました。

 

 

 

 

 

 

 

ふと目に入ったのが

私が過去に作った「規約」の一文。

 

「万が一、規約違反・不法行為に

該当する行為を確認した場合、

今後の受講をお断りいたします」

 

……これはいけるかも。
(ありがとう、過去の私…!)

 

念のため、民法的にも

問題が出ないか確認しようと思い
すぐに専門家に相談しました。

 

 

 


❓ なぜ“そんな堅いこと”が必要なの?

アートの世界はやさしくて自由であるもの。

 

一方で実際には

その「やさしさ」が利用されることもあります。

 

 

“境界線”を明示するための地図=「規約」なんです。

  • 講座でやっていいこと/ダメなこと

  • 教材の扱い方

  • 契約の解除条件

  • 万が一トラブルになったときの対応方法

 

事前に文章で共有しておくことで、
自分も相手も守ることにつながります。

 

 

ただ専門用語でガチガチに書いてしまうと

誰も理解できない、近寄れない規約

なってしまうので…

 

どうわかりやすく身近なものにするか?の

バランスも大事になってきます。

 

 

 

 


🖋️「今後の受講はお断りします」って書いても大丈夫?

 

結論から言うと——
絶対に書いておいた方がいいです。

 

その後、相談にのっていただいた

司法書士さん、弁護士さんからは

こんな助言をいただきました。

 

「申込時に同意を取っていれば、
 主催者が規約違反を理由に

 講座契約解除も法的にもOK」

 

「判断基準も事前に明記することで

 トラブル回避につながるので

 記載しておいた方がよい」

 

つまり、「言った・言わない」を防ぐには、
『文章にすること』がすべてのはじまりです。

 

 

 


🛠 規約ってどうやって作るの?

最初は正直、悩みました。
「どこまで書けばいいの?」「何が必要?」と。

 

改訂前の「お願い事項」ですら、
「これアート業界では厳しすぎるかな?!」

とドキドキしながら書いた記憶があります。

 

 

5月の改訂時には下の3つを元に見直し。

  1. 過去に配っていた「お願い事項」

  2. 専門家のアドバイス(本当に助かりました)

  3. 実際に起きた“抜け穴”をすべて埋めるように条項追加

 

 

現在の規約にはこんなことも明記しています。

  • 無断転用・名義使用の禁止

  • 迷惑行為への対応

  • 不適切な言動があれば、即出禁・返金なし・教材使用禁止 など

 

 

 

ちょっとキツいかもかなと思いつつ

「ここまで備えておけば、さすがに大丈夫かな…」

と思っていたら、まさかの即発動。

 

 

実際に発動すると

相手からは「責任を取れ」など

暴言だらけのメールが届きました。

 

正直怖さより先に

「おぉ、よくこんなこと言えるな…」って

思ったくらい。

 

でも、私はそのとき冷静でした。

 

決まりは決まり。

感情じゃなく、ルールに則って進めよう。

  

 

 

 

 

 

 

そう思えたのは

見直した規約があったからこそ。

思ったより落ち着いて対処できました。

 (タイミング、バッチリでよかった!) 

 

 

もしも、規約がなかったら

上手く線引きできず、
未だにトラブルが続いていたり。

 

場合によっては
多額の金銭要求や

活動基盤・講座そのものを奪われたり

 

そんな未来もありえたと思うと、

今でもゾッとします。

(こわすぎます・・・)

 

 

 


📖「ルールがある」=「怖い」ではない

ルールは冷たくて固いイメージがあるかもしれません。

 

でもね、本当はその逆です。

 

・ルールがあるから、安心して自由に活動できる。

・ルールがあるから、誰かを泣かせずにすむ。

 

 

今ではそう思っています。

 

 

 


🔖まとめ:まずはこの一文だけでも

これから講座を始める方、すでに活動している方も。

 

ルール違反を確認した場合

主催者の判断で今後の受講・開講をお断りする場合があります。」

 

たった一文だけでも、
あなたと参加者さんの「安心」の土台になってくれます。

 

 

💬「そんな規約、必要?」と感じた方は
まずは“お願い事項”から♪

 

💬「これ、私に必要かも…?」と思った方は

気づいたその時が一番早いタイミング♪

 

少しずつ整えるだけでも

大切な活動の“守り”になりますよ🌱

 

 

 

自由な表現が、安心して続けられるように。


あなたのアート活動が

これからも健やかに広がっていきますように🌷

 

 

 


🌱 「実録」シリーズのひとつとして

 

今回の件は

おまじないのつもりがまさかの命綱に。

 

「迷ったけど、規約を作っててよかった…」と

そう実感できたお話でした…。汗。

 

 

≫総集編はこちら

 

 

 

 

≫テーマ一気見はこちら

 

 

 

 

振り返りつつまとめていけたらと思っています。

聞きたいテーマがありましたら是非教えてくださいね♪

 

 

アクアパステルの谷川です。

 
 
最近アート活動や講座運営をしている中で、
「著作権」「商標権」に関する
ご質問をいただくことが増えてきました。
 

 

 

 
 
 

 

実際に私が体験したトラブル事例より

「アート活動を安心して続けるため」にテーマに綴っています。

 

 

 

当テーマは講師&運営の目線で
少し“お仕事モード”寄りの内容です。 
 
普段に誠実に活動されている方には
関係のない内容ですが、
安心して続けるヒントになれば幸いです😊

 

 

 

>>他のテーマの記事はこちらから

 

 


はじめに

 
アートの世界では
感性や表現を大切にする一方で、
権利の話となると急に難しく感じられる方も
多いのではないでしょうか。
 
私自身も都度、確認しながら
正確に理解することを心がけています。
それでも、この解釈でいいの?と迷うことも。
 
今回、弁護士の先生に
お聞きする機会がありまして
確認できたことを整理しました。
 
 
長文になりますが、
お付き合いくださるとうれしいです。
 
 
 
 
 

著作権とは

 
著作権は「創作された表現」に対して
自動的に発生する権利です。
 
例えば自分で描いたアート作品、文章、写真、音楽など。
これらは制作した瞬間から
誰に届けるかに関係なく著作権が発生します。
登録などの手続きは不要です。
 
 
大事なのは
「表現された具体的な内容」が保護される点
似たようなアイデアや雰囲気だけでは著作権侵害にはなりません。
 
 
 
※2025/08/14 補足
「こう描くとかわいくなる」といった
技法や手順(いわゆるアイデアやメソッド)自体は判例・通説でも著作権の対象外とされています。 
 
料理のレシピやヨガのポーズのように
「どうやるか」そのものは対象外ですが、
手順を説明する“文章・図表・写真・動画”は保護対象となりえます。
(資料の丸写し・スクショ配布はNG)
 
 
 例:レシピの“やり方”は×でも
レシピ本文の“文章”や“写真”は○になり得る——という整理です。
 
 
 
📔引用の基本
 

他人の文章・画像を使うときは

次の4つをそろえると「引用」になります。

 

1. 必要性がある

自分の意見や解説に

必要な範囲だけ記載する

 

2. 主従をはっきり

主役はあなたの文章。

引用はあくまで脇役(少量)

 

3. 区別できる

カギ括弧や引用ブロックなどで

本文と明確に分ける

 

4. 出典を明記

誰の・何から引用したかをはっきり書く

(著者・タイトル・URL 等)

 

 

「〇〇を参考にしました」だけは

マナーであって、許可の代わりにはなりません。

この4つを外すと“引用”ではなく転載になり
許可が必要です。
 
 
 

 

商標権とは

 
商標権は「名前」「ロゴ」「商品名」などを
他人にマネされないように保護する権利です。
 
 
例えば「アクアパステル」という
講座名、商品名、ロゴを守りたい場合、
所定の手続きで商標登録を行うことで
他者の無断使用を防ぐことができます。
 
 
商標は登録された範囲(例:講座サービス、制作グッズなどの指定区分)内で
類似する名前、ロゴの利用を制限できるのが特徴です。
 
*ちなみに「アクアパステル」は
講座サービス、制作グッズの区分で

過去、ロゴマークの商標登録していました。

 
 
 
そして、
 
 
ここでとても大切なのは……
 
商標を取得しても
他人の作風や技法を禁止できるわけではないという点です。
 
いわば
商標権は「ネーミングライツ」。
 
つまり名前に関する権利であり、
あくまで「表面的な区別」を守るためのものなのです。
 
 
 

 

 よくある誤解について

 
「商標を持っていれば、そのアートの世界を独占できる」
「著作権を持っていれば、似たような作品も禁止できる」
 
というイメージを持たれる方も
いらっしゃるようですが・・・
 
これは誤解です。
 
 
権利はあくまで
「他人の権利を侵害しないため」
「安心して活動するため」のルール。
 
正しく知って使えば、
表現の自由を守るための強い味方になります。
 
 
 
 

最後に

 
著作権や商標の話は
「表現の自由」と「思いやりある関係」のバランスを取るためのものです。
 
パステルアートのように
やさしく自由な世界だからこそ、
お互いの表現や安心を大切にし合えることが、これからの活動にもつながると思っています。
 
今後も必要に応じて
こうした情報は発信していきます。
 
みなさまも自分らしく表現を
楽しんでいただけたら嬉しいです。
 
 
 

 

補足

 
本記事の内容は弁護士の先生から
伺った見解をもとに整理したものです。
 
個別の事案については必要に応じて
専門家へのご相談をおすすめします。
 
 
 

🌱 「実録」シリーズのひとつとして

 

「著作権」、「商標権」は

アートなどのものづくりの分野では身近な権利。

 

自分や周りの大事なものを守るために

しっかり理解して活用していくことが大事だと

痛感する出来事でした。

 

まだまだ私も知らないことが多いのですが

これからも学び続けていきたいです。

 

 

≫総集編はこちら

 

 

 

 

≫テーマ一気見はこちら

 

 

 

 

振り返りつつまとめていけたらと思っています。

聞きたいテーマがありましたら是非教えてくださいね♪

 


 

アクアパステルの谷川です。

 

今回は少し真面目な話を

講師としての視点からお届けします。

 

 

 

 

 


📌 この春の出来事:知財系のトラブル

 

前の記事で

知財系のトラブルがあったと書いたのですが・・・

 

 

もう少し踏み込んでお伝えすると

 

外部の枠組みに

 私の制作プロセスを“組み込む“」


という動きがあり

慎重に対応を進めてきました。

 

 

現在は弁護士の先生と相談のうえ
しかるべき形で対応中です。

 

 

先生からは


「守られる準備ができている。

 今は安心して

 本来の仕事に集中していい。」


と言葉をかけていただき

心強く感じています。

 

 


🧩 課題は“知財を守る仕組みがない”

 

今回のことで強く感じたのは


多くの「アート講座」に

知財・契約・規約設計といった

「仕組み」が抜け落ちているという現実です。

 

 

もちろん

ほとんどの方は善意で

活動していらっしゃるので

ここまでのトラブルへの発展は

滅多にないのかもしれません。

 

今までもお互いがカバーし合う

そんなやさしい結びつきが前提で

私もいました。

 

 

 

でも・・・

 

残念ながら、そういうことも起き得る。

善意だけでは守れない。


今回、私の痛感したことでした。

 

 

 

たまたま私は
システム業界での経験と
知財に関する基本的な知識があったため


「これはおかしい!」

 

気づいて動けました。

 

 

実は私だけでなく

周囲にも影響が及ぶ場面がありまして。

皆さまの落ち着いた対応に

本当に助けられています。
 

 

 

 

自分では手に負えなかったら

専門家さんの目を入れていただいて

客観的に知ることも大事なこと。

 

 

実際に動いてみて

説明するための整理はいるけど

意外とハードルは高くないと

わかったのも大きかったです。

 

 

 

けれど、もし知らなかったら?


泣き寝入りしていたかもしれない。

活動自体をやめていたかもしれない。

 

 

・・・とそう思うと

 

見えないリスクを抱えて

しんどかった方が他にもいるのでは?と感じています。

 

 

 


🛠 「知財と仕組み」を伝えていけるように

 

今回の出来事を踏まえて・・・

 

これから


✅ 商標や著作権の基本

 

✅ どこまでできるかの線引き

 

✅ トラブル時の守り方と記録の残し方


といった

「安心して活動するための土台」

をしっかり整えていきます。

 

 

振り返る時間を作って

何が必要で、何が大事だったのか?

まとめていけたらと思っています。

 

これは誰かを疑うためではなく
お互いに信頼し合い
自由に表現するための仕組みです。

 

 

 

私の教室では伝える立場になる方へは

知財の基礎を必須に。 

安心して活動できるように

一緒に整えていけたらと考えています。

 

 

 

合わせて

 

作り手の方が

ご自身の時間、想い、心を込めて

ひとつの形に作り上げる行為そのものに

 

お互い、リスペクトし合う姿勢も。

 

私のアートや講座は

心ある方に伝えていけたらと思います。

 

 

 

安心できる土台があることで
もっと自由に
のびのびとアートを楽しめる。

 


私はそう信じています。

 

 

 


🌱 最後に

 

私自身、正直、怖くて

講座も筆も止まりました。


でも、弁護士の先生の助言や
仲間たちの言葉に背中を押され
今また少しずつ歩き出しています。

 

この出来事をきっかけに、

「安心して届けられる講座づくり」

をもっと大切にしていきたいと思いました。

 

 

これからも学びや気づきを

分かち合いながら

誰かの創作や活動の支えになれたらうれしいです。

 

 

この業界をほんの少しでも

安心できる場所にしていくために。

 

私自身も学びを続けていきますね。

 

 

 

最後に夏にピッタリなこちらの作品を♪

 

光と水、透き通る感じが

やっぱりすごく好き。

 

 
もう一度描けるように一歩ずつ進みますね♥