ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

水無川の慰霊碑とマイケル氏との再開をおえ次に向かったのがタサファロング。
同じく三年ぶりの再会となるボネギ村から駆けつけてくれたジョン氏の居るタサファロングでありました。

我々はタサファロングと呼んでおりますが現地ではボネギビーチと呼ばれていて三八師団を運んだ鬼怒川丸が擱座しているポイントであります。

2013年に公開した記事 鬼怒川丸

ボネギ村から駆けつけてくれたジョン氏と共に一枚。

2012年、彼の村に一式陸攻377号機があると聞きボネギ村を訪ねた時の記事
ボネギ1
ボネギ2
ボネギ3
ボネギ4
ボネギ5
ボネギ6

久々の再開に昔話を咲かせながら鬼怒川丸へと歩を進めました。

ここで「おっ???」と気付かれた方は洞察力に秀でた方でしょう。

ジョン氏の背中には

鬼怒川丸の文字!!

胸には

鎮魂!!

実は2012年にお邪魔した時、入村料は確りと徴収するにも係らず商売気が全く無いのに驚き、此の地のお土産として販売してはどうかと日本で作りサンプルとして持参した次第。
彼等の収入の足しになってくれれば良いのですが・・・

三年ぶりの鬼怒川丸

昨年のサイクロン「アイタ」の暴風にも耐え穏やかな表情であります。

接近しても一枚


望遠レンズを装着して


どこの部位なのか判明いたしません。


ガ島への輸送船による大規模な輸送は二度実施されました。
以下、船舶工兵第二連隊「ああ陸軍の海戦隊記」暁会編を参考に纏めてみます。

第一次高速輸送船団
船舶工兵第三連隊(暁二九五六部隊) 連隊長 小笠原信義中佐
揚陸部隊:第二師団主力ほか
揚陸日:昭和十七年十月十二日
揚陸地点:タサファロング
笹子丸 ○
崎戸丸
佐渡丸 
九州丸 ○
吾妻山丸 ○
南海丸
○印擱座揚陸を実施した輸送船

第二次高速輸送船団
第二船舶団 団長 田辺助友少将
輸送担任:船舶工兵第二連隊主力
揚陸担任:船舶工兵第一連隊主力(暁六一七〇部隊) 連隊長 脇谷波満中佐
揚陸部隊:第三八師団主力ほか
揚陸日予定:昭和十七年十一月十三日
第一分隊
長良丸 コリ岬
宏川丸 タサファロング
佐渡丸 タサファロング
かんべら丸 タサファロング
那古丸 タサファロング
第二分隊
山月丸 エスペランス
山浦丸 エスペランス
鬼怒川丸 エスペランス
ぶりすべん丸 エンペランス
ありぞな丸 エスペランス
信濃川丸 エスペランス

十一月十二日深夜ルンガで第三次ソロモン海戦の第一野戦が始まり、第二高速輸送船団はショートランドへと引き返している。
十四日再びガ島へと向かうも米軍に発見され米軍機の攻撃を受けガ島へ辿り着いた輸送船は四隻だけでありました。
鬼怒川丸
宏川丸
山浦丸
山月丸

此処まで編集してガ島に擱座した輸送船は七隻だったことが再確認出来ました。

第一次高速船団では
笹子丸 
九州丸
吾妻山丸 

第二次高速船団では辿り着いた輸送船全て(擱座せよの命令が出ていた)
鬼怒川丸
宏川丸
山浦丸
山月丸

今迄調べた輸送船擱座位置 白字第一次 黄字第二次


この位置は後日雨の中全て確認して来ましたので後日あらためてご紹介したいと思います。


あらためて当時の鬼怒川丸

この鬼怒川丸だけが一発の被弾もせず揚陸を完了したと証言する書が存在します。
次回その証言について触れてみたいと思います。

つづく


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