ガダルカナル戦書籍一覧


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作文 従軍慰安婦・慶子
二十四日の 西山日誌 完
十四日以降の 若林日誌絶筆後の第十中隊の記録 完
十六日以降の 亀岡日誌 完
ギフ高地予備陣地からの脱出記録 → こちら
ギフ高地主力陣地からの脱出記録 → こちら
岡部隊の撤退記録 → こちら
二十五日の 堺台第一拠点の記録
堺台第二拠点 歩228連隊12中隊のガ島戦
二十三日~二十七日の 矢野大隊の記録 
二十三日の アウステン山・独山10連隊の記録
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書名 横観戦記
一軍医による南方見聞録

著者 町田 保 氏
       

著者略歴
1913年群馬県多野郡生
1937年東北帝国大学医学部卒
1938年軍医予備員志願
1941年仙台第二師団輜重兵第二連隊付
1941年宇品出帆
1946年大竹港上陸復員。陸軍軍医大尉
宮城県公立登米病院長
秋田県小坂鉱山病院長
福島県白河厚生総合病院長

在ガ島戦当時
第二師団輜重兵第二連隊軍医少尉


発刊日 1985年10月10日

頁数   460頁

発行所 共栄書房

定価  2,300円
 




   
序文 第二師団勇会会長・当時第二師団高級副官元陸軍中佐 岸本 宗一
   当時第二師団第二野戦病院庶務主任元陸軍軍医大尉 高橋 功序
   
   目 次
Ⅰ私の従軍記録・・・25
一従軍略歴・・・27
二行動概略・・・30
1.欧州から宇品出帆まで・・・30
2.玄界灘からジャワまで・・・42
3.ジャワからソロモンへ・・・52
4.ラバウルからフィリピンとマレーへ・・・61
5.泰緬鉄道でビルマへ・・・64
6.泰国経由仏印へ・・・79

Ⅱふれあった動植物・・・87
一植物の巻・・・88
1.椰子の木・・・88
2.ビンロウジ・・・103
3.豆科植物・・・107
4.食用植物・・・112
5.密林の種々相・・・121
 ラワン/悪妻木/その他寄生植物
6.故国の香をしのぶ・・・1269
7.目をひく花々・・・129
二動物の巻・・・131
1.海の動物・・・131
2.食用の動物・・・134
ヘビの類/大トカゲ/カメ/コアラ/カニ/孔雀と野鶏/その他
4.その他の鳥獣・・・152
文鳥/シラサギ/インコ/コウモリ/イポーの燕/ハゲタカ/カラウと山ビル/野像/ハリネズミ/ムササビ
5.昆虫類・・・167
蚊/南京虫/アリと羽なしバチ/ガ島セミ/ハエ

Ⅲ横観、戦線事情・・・177
一魚釣の巻・・・178
1.ガダルカナル島・・・178
2.泰緬国境の往路・・・185
3.北ビルマからシャン高言へ・・・188
4.泰緬国境からの復路・・・190
5.敗戦前後の仏印・・・192
二疾病の巻・・・195
1.マラリア・・・196
2.アメーバ赤痢・・・204
3.急性伝染病・・・207
天然痘/ペスト/コレラ
4.外傷と外科手術・・・210
(1)負傷者点描
(2)外科手術
虫垂炎切除の二例/戦傷三例
5.皮膚病と性病・・・224
6.精神状態・・・230
7.砂糖とビタミンB・・・237
8.毒物謀略---安南の笑い薬・・・241
10.餓死素描・・・257
三現地語の巻・・・266

Ⅳ横観、人間模様・・・287
一 人間像・・・288
1.柳瀬船長・・・288
2.幸運児の一例・・・291
3.自分だけ危なくない人・・・293
4.山戸田軍曹と広川一等兵・・・295
5.野砲兵第二連隊長・・・298
6.一人の民間日本人・・・301
7.報道班員の快挙・・・304
8.旧知の戦友との出会い・・・306
二各地の住民・・・319
1.少年少女たち・・・320
2.数人の大人たち・・・335
3.神代部落・・・355
三軍医と戦闘・・・361
1.バダビヤ沖海戦・・・365
2.サボ島沖海戦・・・367
3.ルンガ砲爆撃370
4.艦攻の奮戦・・・372
5.ガ島撤退作戦・・・374
6.近接戦闘・・・379

Ⅴ戦塵余禄と戦後の日本観・・・391
1.書籍類散見・・・392
2.詩情吟壊・・・397
3.タバコについて・・・402
4.慰問文の因縁話・・・407
5.麻雀と将棋・・・415
6.大和撫子・・・422
二戦後の日本観・・・425
1.再び見る祖国・・・435
2.大東亜戦争を回顧して・・430
3.占領軍のつめあと・・・445
4.戦後に思う・・・451
おわりに


本書籍の「横観戦記」はソロモンやガダルカナルなどのサブタイトルが無い為、探しようの無い書籍でした。
偶々手にした一冊に輜重兵第二連隊付軍医さんの著書との紹介があり内容を知らぬまま手にしてみました。
上記、目次の通り第二師団とともに激戦地を転戦し当然ガ島戦へも参戦されております。

書籍名からは内容が推察しずらい事から古書店でも安価で販売されている事は読者にとって有り難い事です。
著者の町田氏は輜重兵第二連隊付軍医でしたのでガ島第一線で米軍と対峙した訳ではございません。
著書から推察するに勇台(丸山台)附近、または丸山道とロ道分岐附近に陣を構えていたと思われます。

書名の通り、戦闘員将校として戦闘の記録を綴るのではなく横から観察し目にされた事実を綴られております。
時系列に沿って回顧されているのではなく各章のタイトル毎に各戦地の出来事を綴られているので自分のようにガ島戦だけを拾い読むことは至難の業です。
従ってガ島戦以外の出来事が必然的に目に入ってきます。
常時脇に備え暇を見ては読み進めるという読み方が自分には合っていると感じました。

ガ島栗はトチの実ことであったとか著者がガ島で釣具を作って鰻を吊り上げ蒲焼にした等、他のガ島戦記から読み取ることの出来ない記述が其処此処に点在しております。

数十頁の記録で信じ難い価格を付けているガ島戦古書が多い中、久々にお買い得の一冊でした。
ガ島戦の時系列を追うのではなくガ島で何があったか、他の戦線も含め内容のあるお奨めの一冊だと思います。


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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成24年9月8日 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
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○原発関連情報○

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