(ファイアーエムブレム暁の女神 攻略と感想 3 からの続きです)
序章. 流れゆく雲に
第二部は蒼炎の物語の主役だったクリミア軍にスポットが当たります。
暁の女神は蒼炎から約3年後のストーリーで、冒頭では蒼炎の後日談について描かれています。蒼炎のラストから暁へと繋がる、単なるハッピーエンドでは終わらせない展開はどこかリアリティがあり、蒼炎-暁の二部作によるストーリーはFEの中でも一番好きです。
第二部序章はFEでは極めて珍しい空中戦が繰り広げられます。いきなり燃える展開です。
FEで飛行系といえば大半がドラゴンかペガサスなので、空中戦のような使える兵種が偏る戦いはできません。しかし暁ならばラグズがいるため、飛行ユニットだけでもペガサス、ドラゴン、鴉に鷺と彩り豊かなユニットが揃い、しっかりマップとして成り立たっています。
第二部の名マップといえばまず終章が挙がるでしょうが、終章の陰に隠れがちながらも、この序章もかなりのインパクトがある良いマップではないかと思います。
第二部の戦闘BGM「誇り高き飛来」はFEシリーズでも名曲が揃う暁の中で、最も好きな戦闘BGMです。また、敵ターンの「窮地の如し」、マップも「殊勝の翔り」も大好きな曲で、今まで戦闘をオフにして戦っていましたが思わずここだけ戦闘オンに。
リアーネやニアルチは蒼炎でも登場しており、けっこう活躍もしていたキャラクター達です。それだけに本作での参戦は嬉しいものがありますが、ニアルチは種族最高齢の老体であるにも拘らず驚き戦闘力を見せてくれます。年は取ってもさすがは国王ネサラの世話役です。
敵の攻撃をかるがると回避するニアルチ。この強さは蒼炎プレイヤーにとって嬉しい誤算
初見では、敵のドラゴンナイトに周りを囲まれ脆いリアーネを守りきれないのでクリア不可能なのではないかと思ってしまうかもしれません。しかし大丈夫。敵のドラゴンナイトはリアーネの連れ去りが目的であり、攻撃してくることは一切ありません。
リアーネを抱えられてしまうとマップ外に逃げられた瞬間ゲームオーバーになりピンチですが、リアーネを抱えた状態は救出と同じであり、技と速さが半減しているので逆にチャンスでもあります。
ただ、味方が少なく敵の数を減らしづらいので、それを補うためにもリアーネの呪歌は上手くつかっていきたいところです。リアーネは上下または左右の2体を再移動させられるので、こちらが飛行ユニットであることを利用し、攻撃後の再移動でちょうどリアーネが2体に呪歌をかけられるよう位置を調整するとよいでしょう。
2ターン目に現れるハールは第二部のエースです。蒼炎からそう大幅に能力が上がっているわけではないのですが、技と速さ、守備が補強されかなり使いやすくなっているので慣れない1周目ではぜひ使ってみるのがおすすめです。マーシャで話かけることで仲間にできます。
ニアルチは最初のターンから化身していますが、ゲージは毎ターン減っていくので使うならば頼れる化身状態のうちに使っておきましょう。また、雲の中にいると回避と守備がアップします。1フェーズごとに左に移動するのでそれを計算して待機する位置を決めるとよいです。
クリミア勢は実力が伯仲しており誰をどのように育成するか毎回悩みます。
第三部のことを考えとりあえずクリミア軍として残り続けるマーシャを育成。終章ではハールの活躍が不可欠なのでハールも育成。エリンシアは最終的な塔のメンバーとしては連れていく予定ですが、数少ないレベルアップを最大限活用するためにも大器晩成つきで育てたいので第二部ではなるべく経験値を与えない方針に決定。
…というつもりだったのですが、マーシャとハールが立て続けに攻撃を外してピンチに陥ったためやむなくエリンシアでリライブを使用。ああ、経験値が入ってしまった…まあレベルアップさえしなければ大丈夫です。
マーシャの成長率はまあまあ。しかしハールさんはレベルアップで力しか上がらず。幸先悪いスタート。
シハラム殿を侮辱されて静かに怒るハールさんがいかす
1章. 反乱の息吹
チャップさんかっこよすぎな章。いい役回りしてます。
使えるのはネフェニーとチャップの2人のみですが、2人とも所持武器に問題ありありです。特にネフェニーはなぜそんな身の丈に合わない長槍を持ってきたのか…力の初期値が15で鋼の長槍が重さ18なので、自慢の速さが殺されてしまいます。逆にチャップさんはもっと重い武器を持ってきていい。
使えるユニットが2人しかいないうえ、終章の貴重なベオクユニットなので両方ともしっかり活用して育成しておくのがおすすめです。特にチャップさんは数少ない壁をこなせるユニットであり、能力の上げ方次第で難易度が大きく変わる可能性あり。回復役がいないので傷薬はこまめに使いましょう。
5ターン目にはヘザーが現れますが、ネフェニーとチャップ、どちらでも仲間にすることが可能です。ただ、攻撃力が低いのであまり戦力としては頼りになりません。盗賊としては役に立ちます。
7ターン目には左と下から山賊が現れるので、村もしっかり訪問しておきましょう。幸い、この盗賊は村の襲撃よりもユニットへの攻撃優先です。
チャップさんの成長は良好、しかしネフェニーがいまいち。ネフェニーは今後アイク軍でも使っていきたいユニットなのですが…。
全く関係ありませんが、この章のイベントで流れる「剥奪の美学」というBGM(「♪でっ、でっ、でっ、でー」という感じのやつです)、サウンドテストで聞けるものと違うような。サウンドテストのほうがベースは一緒ですが、音が増えていていい感じです。
2章. 陰謀渦巻く
ここから拠点が使用可能に。話は逸れますが暁の拠点BGMは大好きなゲーム曲の1つです。暁の中で最も好きなのはもちろん、ゲーム中だけでなく何か作業するときにもよく流しているので、1曲で1000時間ぐらい聴いているのではないかと思います。拠点らしく落ち着いた曲で、集中して作業するにもぴったりです。
拠点は使えますが買い物はできません。よってネフェニーの嫌がらせ装備はこのまま。
索敵マップですがあちこちにかがり火が配置されているので、こまめに点火すれば視界を広く保てます。
ユニットは数自体は揃っているものの、8人中4人がラグズ、2人は打たれ弱いヘザーとルキノで相変わらず回復役もいないと癖の強い面子です。ローラのありがたさがよく分かります。ここでも傷薬はこまめに使うべきです。
まともに壁役として使えるのはチャップさんぐらいですが、化身前でも速さの高いニアルチ、守備の高いモゥディはある程度壁で使うこともできます。ヘザーは戦闘では頼りないですが視界を広げるのに役に立ちます。リアーネも戦闘は行えませんが再移動で味方を援護可能です。このように役割を分担して戦いましょう。
スタート地点から上に1人だけいる敵を誰かで倒し、残りを右に向かわせてマップ右下まで進んだら背後からやってくる増援を迎え撃ち、最後にボスのいる右上に向かうという攻略ルートが楽です。
便利なリアーネですが、前に出しすぎると暗闇からやってくる相手に倒されやすいので注意。経験者ならそれを見越して1マス以上間を空けて間接攻撃に備えるぐらいのことはするかもしれません。しかし、相手はそれさえも見越して長弓持ちがやってくるのがニクい(笑)。
暁では、蒼炎と異なりラグズの化身ゲージが溜まっても自動で化身することはなくコマンドで化身します。これは長所でも短所でもあるわけですが、うまくタイミングを見計らって化身する必要があります。
マップの右下、盗賊が立っている場所には中々便利な「練磨の書」が埋まっています。また、ボスのマージョウは「秘伝の書」を持っているためヘザーで盗むとよいです。
でも、拠点で十分カンストが狙える暁ではあんまり必要なかったりして
ボスと付近のアーマー2人は動かないのでリアーネを存分に前に出して使うことができます。アーマーがマージョウを守っている形なのでどうしてもエルウィンドを喰らってしまいがちですが、体力満タンの状態なら耐えられます。
アーマーを攻撃力の高いチャップで倒し、ボスを魔防の高いネフェニーで倒してクリア。ネフェニーはここに来るまでで鋼の長槍が尽きてしまったのでまともに攻撃が通りません。というか、未だにネフェニーの力が2回しか上がっていない…。
(ファイアーエムブレム暁の女神 攻略と感想 5 に続きます)
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