米田あゆ：基礎訓練開始

昨年JAXAが選定した新宇宙飛行士候補者が行った基礎訓練のニュースが最近になって入ってきたので、今回はこれをご紹介。
訓練は4月に行われたもので、ニュースと言えるほど新しい情報ではないようですが、ともかく航空機のパラボリックフライトを用いた無重量体感訓練が行われたとの話。米国NASAでなくヨーロッパの訓練に便乗する形だったようです。

その様子はYouTubeで動画公開されているんですが、ブログには貼れないのでリンクで示します。こちらです。

動画に映る日本人宇宙飛行士候補者のうち、女性側の名は米田あゆさん。前職は東大出身の外科医という超才媛です。現在29歳で東京生まれ・関西育ちと思われるんですが、詳しいプロフィールは公開されていません。このあたり、訓練を経て正式な宇宙飛行士と認定されてから発表されることになるのかも。公式SNSもその頃にはできるのでしょう。
日本人女性宇宙飛行士としては、向井千秋さん、山崎直子さんに続く3人目ということになります。山崎さんより20歳以上年下なわけですから、ずいぶん久しぶりの女性宇宙飛行士候補なのです。
なお、この名前でググるとその結果には同姓同名のサックス奏者の情報が含まれているので注意しましょうネ。

この訓練の様子は一部で報道もされ、ウェブでも見られるものも多少ありますが、こちらのJAXA有人宇宙技術部門ホームページにある記事がとりわけ詳しそうです。米田さんの訓練の感想も記されています。貴重な体験をした女性の貴重な体験談。一読の価値ありです。
このサイトは歴代の日本人宇宙飛行士たちに関する記録を集めたエンサイクロペディアのような役割を兼ねていて、サイト内のページを繰っていくと、たとえば山崎直子さんの候補者当時の訓練画像が今でも閲覧できます。当時筆者も見た記憶がありますが、おそらく同じ画像でしょう。もはや懐かしさを覚えますな。

古いコンテンツはどんどん新陳代謝されていくのがウェブ界隈の当たり前と思われてるけど、こうやって“旬”を過ぎたであろう資料を残してくれる心意気には感銘しますねえ。これからもそういう姿勢であってもらいたいものです。
そして今回の訓練の様子も、時代を超え資料として残していってほしいですね。

他のウェブコンテンツにもこれを見習ってほしい、という思いも（そうもいかない大人の事情はあるんだろうけどさ）。

藤﨑ゆみあ：いっぱい吊られた

今回はまだ世間的にはあまり知られてない次世代のスター女優が出演する、世間的にはあまり知られてないCMを取り上げます。

東京メトロのイメージCM。
これは今年3月の東京マラソン中継の際に流れたそうで、全国放送としてはそれが唯一といっていいオンエアだったのだとか。その後、ローカルでは別のオンエア機会があったのかどうか、ちょっとわかりません。
ローカル局の東京MXテレビあたりなら東京メトロの提供番組があったりもするのかな。今のところ発見できていないです。

映像は短い細切れのカットが連続しており、一部には足が地から離れているものもあるんですけど、全体に合成を多用していることもあって、ワイヤー等を使って大がかりに撮られたかどうか判別のつきにくいものが多いです。例によってメイキングは非公開だし。が、出演モデルのテレビインタビューで、撮影エピソードとして「いっぱい吊られた」という表現で語られていたことから、ワイヤー撮影があったことがわかりました。

その出演モデルさんですが、藤﨑ゆみあちゃんといいます。
よく見てね。あゆみじゃなくて、ゆみあです。

藤﨑ゆみあ　2008年2月16日、広島県出身

まだ16歳なんですねえ。昨年あたりからCMのほかドラマやグラビア出演でも露出を増やしている美少女。公式Twitter、公式Instagramが存在し、それぞれ上のCMについての記述があるものの、事務的な告知に過ぎず撮影裏話や感想などは表明されていません。
もうちょっといろんな話をききたいところだなー。

しかし昨年の高校サッカーのイメージガールなども務めていた彼女、この調子でブレイクして空中浮遊映像の常連となりそうな予感もあります。そうなる前の青田買い。我々はこの名前をよーく覚えときましょうネ。

ゆめぎんがリニューアル

ゴールデンウィーク時期と重なる4月の記事は疑似浮遊体験のできるアトラクションなど紹介することが多くなったりするのですが。
今年は（昨年の月でくらす展のような）新しい体験施設のニュースをあまり聞かないなあ、と思いつつググってみたところ、関東からちょっと（だいぶ）遠方の地でそんなニュースが立ちあがっていることがわかったので、ざっくり取り上げてみます。

佐賀県立宇宙科学館（愛称ゆめぎんが）という科学館の3階・宇宙発見ゾーンが先月リニューアルされました。
ゆめぎんがは当ブログには初登場になりますね。県庁所在地の佐賀市ではなく武雄市にあります。武雄温泉界隈からも近いのかな。へんぴな所にあるにしてはなかなか充実した施設らしく、むろん筆者のチェック網には入っておりましたが、なにぶん遠いので訪れたことはありません。
ここでは地元局サガテレビで紹介された映像を貼っておきましょう。

というわけで、リニューアルにより月面その他の重力を体験できる機器が、新たに登場しています。グラヴィティジャンプという名前だそうです。

体験リポートしている川浪沙貴さんというのは、地元佐賀を中心にリポーターとして活躍され、今は記者という肩書きになっているお方のようです。美人さんです。良き。

機器の構造はアームの先に椅子（サドル）がついたもの。他所の多くの月面体験機器でも採用されているタイプの体験機器で、さほど目新しいものではありません。
地球の1/6である月面重力のほかに、同1/3である火星の重力や1/16という冥王星の重力を体験できることと、ジャンプ動作に連動した見た目映像が体験者の目の前にある大型スクリーンに映し出される点がユニークですね。
おそらく冥王星重力での体の軽さは驚嘆すべきものなんではないかと憶測するんですが、このリポート動画では見た目的に違いがわかりにくい（体感的にはかなり違うのかもしれないけれど）です。もっと高くまで（7～8メートルぐらいか）跳べる機器だったらよかったのに、という思いも。

さてこのゆめぎんが、かつてはムーンウォークという名の体験型展示物がありました。上の動画の中にも過去映像としてちょっとだけ映っていましたね。サドルのついた筐体を天井からバネで吊り下げる方式で、今のようなアーム型の機器にくらべれば少数派といっていい機構でした。
古いムーンウォークの動画も見つけて貼ろうかと思ったのですが、やめました。それなりの数アップされていますので、探してみてください。結構ブンブン上下動する乗り物だったから乗り手の感じる浮遊感（低重力感）はかなりのものだったはず。体験した女子が悲鳴を上げて喜んでいる動画（笑）も少なからずあります。

そして佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんがに興味を持たれた方は、こちらの同館公式サイトをチェックされたく。
入館料はおとな520円、高校生310円、小中学生200円、幼児100円とのこと。グラヴィティジャンプの利用条件については、公式サイトではわかりませんでした。おっかしいな、この手の機器にはたいてい身長や体重に制限があるんだけど。もしもあるのなら、入館前にわかる形で提示しておくべきでね？

お近くの方はこのGWにでも是非どうぞ！　混みそうな気はするけど……。

堀田真由：ワイヤー3度目

ひと月CMネタをお休みしている間に春が到来。今年もフライングCMの季節がやって参りました！　その中から今回はこちらをご紹介。

グリコ・パピコの最新のCMですね。今月下旬くらいからオンエアされ始めたばかりだと思います。
見たところ主役のOL女子が宙を飛ぶシーンがいくつもあるようなんですが、どれも一瞬のカットでしかない。そのため、本当に演者が宙に浮いているのかどうかわかりにくかったりもするんですが、さて実際の撮影方法はどうだったのか？
その疑問を解明するためのメイキング動画は、グリコ公式YouTubeチャンネルでは未発表なれど、一部メディアにメイキングが公開されていたらしく、もちろんウェブでも閲覧が可能です。そのうちのひとつを貼っておきましょう。

というわけで、ひとつのCMで複数回のワイヤーフライングを行うという、なかなか濃厚な撮影が行われていたことがわかります。それも舞い上がるシーン、舞い降りるシーンなどシチュエーションがさまざまで、CM撮影としては近年でも上位の充実ぶりなんじゃないでしょうか。
逆に言えば、これだけ多くのカットを撮影したメイキングはもう少し長い映像で楽しみたかったところ。公式YouTubeチャンネルで近いうちに完全版など公開してくれたら嬉しいなっという個人的希望を、ここに記録しておきます。

そんな濃厚な撮影で何度も宙に吊り上げられた癒し系女子たるモデルは、堀田真由さんであります。

堀田真由（ほった・まゆ）　1998年4月2日、滋賀県出身

数日後のお誕生日で24歳になります。女優としても売れっ子となりつつあり、4月スタートの連ドラにも出演するそうで、この春は番宣のためのテレビ出演が多く予定されているようです。
公式Twitter、公式Instagramが存在しますが、今回のCMのオフショットなどめぼしい記述はどちらにもありませんでした（これからアップされる可能性もなくはないか）。

インタビュー動画では彼女、今回が3度目のワイヤー撮影だと打ち明けていましたね。過去2度の経験のうち1度は一昨年末ごろのアイリスオーヤマのドライヤー・MiCOLAのCMだと思われます（貼りませんが探してみてください）。もう1度は同じ一昨年のゼクシィアプリのCMあたりか……今回と同じくちょっと撮影方法がわかりにくい映像だったので確信はないけれど。
しかしともかくも3度目で慣れてきているせいか、メイキングでの吊り上げられた際のリアクションはちょっと薄めなのでした。

堀田真由さんのパピコCMへの出演は、今年で3年目になるのかな。
とくに今年の映像は、仕事などの途中でパピコを補給して次のワークへの活力を得るというもので、なんだかパピコが栄養ドリンク的な扱いになっていたりします。
パピコって、かつては子供のおやつのイメージだったけど、近年はこうしてターゲットをZ世代社会人女子にシフトさせているようですね。少子化の影響なのか、どうなのか。
いずれにせよそのおかげで堀田真由さんのCM起用となり、それが3年も続き、今回の充実したフライング撮影に至ったわけでありまして、当ブログの筆者としてはこの流れを歓迎すべきなのでありましょう。

見た目映像！

ここんとこCMネタが続いているので他の話題を展開したいのだけど、他の話題がちっともなくって今回はネタ切れ状態。どうしようかギリギリまで思案したあげく、結局ちょっと前に見つけたYouTube動画を取り上げてみようという結論になりました。

こちらの動画はジャクソン・クリスチャン・スクールという名（ミッション系なのでしょう）のハイスクールで上演されたらしい舞台劇ピーターパンのリハーサルの様子。
10代前後の一般少女がこうして学校（授業なのか行事なのか部活なのかはわからないけれど）でフライングエフェクトつきの演劇に携わるケースが海外にはちょくちょくあって、しばしばその動画が公開されています。我が国の学校でこういう大がかりなことがほぼ行われないのはたいへん遺憾なことであり、よい国に生まれよい学校に通えた彼女たちが羨ましくもあります。
当ブログではこちらの記事で紹介したこともありましたね。
そんな動画たちのなかで今回これを取り上げて紹介する決め手は、動画内にほんの少しだけ挿入されている“フライング中の演者目線の映像”の存在です。これがなかなかの臨場感で、一瞬とはいえ自分がキャストの仲間入りをしてフライングリハーサルに臨んでいるかのような気分を味わえます。
ありそうでなかったこんな動画！

願わくばもうちょっと長回しで見てみたいところですね。
かつ、見ているうちに思いついたんですけど、こんなフライング中の見た目映像を3DもしくはVR映像コンテンツにすれば、専用ゴーグルなどを使うことでさらなる臨場感を味わえ、ステージ上でのフライングなど体験する機会のない人々（つまり大多数の人々）に価値ある疑似体験を提供できるのではないかなと。
誰かそういうの、作っていただけませんかねぇ？

動画でリハーサルが行われている舞台は、コロナ前、2019年1月頃の上演だった模様。もう5年も前のことなんですな。投稿者はコロナ禍以降には新規動画投稿をしていません。状況がいろいろ変化してしまったのかと憶測すると残念至極なのでありますが。
投稿者による別の動画にはこのピーターパン公演の公式プレビューとおぼしき映像もあり、こちらはフライングシーン以外のリハーサル映像が中心になっていますが、上の動画にないフライングシーンもわずかながら収録されていますので、こちらから一緒にお楽しみください。演者の見た目映像はないけどね。