AKB48:フライングゲット/心の羽根 | Flying Beauties -美女空中浮遊体験集-

AKB48:フライングゲット/心の羽根

今をトキメク国民的アイドルのAKB48(公式サイトはこちら)を、これまでこのブログでは取り上げていませんでした。
彼女たちがブレイクのきざしを見せ始めたときから、「おそらくワイヤーアクションを経験するのは時間の問題だろう」と思っていたし、実際そうなったのですが、このブログで取り上げるタイミングを逸してしまって。
そんなことしているうちに、その人気は加速するばかり。


ちなみにAKB48での筆者の推しメンは……該当者なし!
むしろ松井玲奈SKE48)が最高評価です。
どうしてもAKB48から、強いて選べというのなら、ゆきりん柏木由紀)でしょうか。


で、そのふたり、先の選抜総選挙ではともに大躍進を果たしましたね。やはり筆者の目は間違っていなかった、ということが証明され、たいへん満足な結果でございました。
とりわけ柏木由紀のほうは、前年8位から3位へのランクアップ。
そのあおりで板野友美8位にダウンし、ファンの間では「ネ申の7人から陥落」と騒がれたらしいんですが、筆者はそのようには考えていません。


たまたまキリのいい上位7人をひとまとめで考えることが多かったものの、現実にAKB48のアイドル的な(バラエティ要員的ではない)人気を牽引しているのは、やっぱりこの上位8人までだ、というのが筆者の見解です。
その中で多少の順位変動があったというだけのこと。したがって、「ネ申の7人が崩れた」という表現は間違いで、「ネ申の8人は崩れなかった」と言うべきなのだと考えます。


それはともかく、選抜総選挙の結果を受けてこの夏リリースされた一曲フライングゲットです。


タイトルからしてこのブログにはふさわしいわけですが、実際にPVを観てみると、わずかながらフライングシーンが存在する。
今回はそれを紹介しようということです。


堤幸彦監督のメガホンによるこの映像は、武闘映画『紅い八月というタイトルがついており、中華風インテリアに彩られた部屋を舞台に展開されます。
総選挙の上位メンバーがバトルロイヤルのごとく仁義なき戦いを繰り広げた末、真打として最後に登場するのが、総選挙1位前田敦子と、同2位大島優子
頂上決戦というわけですね。その様子は、こう。


フライングゲット


地を蹴り、ばびゅーん、てな感じで飛びます。

けっこうな高さですね。ここへ一気に引き上げられれば、かなりの遊園地気分が味わえそう。


空中で交錯する両者の攻撃を大胆に真下から見上げた、こんなワンカットもあります。


フライングゲット


PVではワイヤーアクションを経験できたのは、このふたりだけ
それこそが総選挙1位2位の特権なのであります!


PVとしてはこの程度なんですが、DVD付きマキシシングルには、『紅い八月』の完全版が収録されているようです。
これはどのくらいの規模の作品なのか、まだ未見の筆者にはよくわかりません。また、前田大島以外のワイヤーアクションがあるのかどうかも、わかりません。
この曲のCDにはさまざまなバージョンが存在しており、彼女たちに群がるオトナ連中の、まことにお金儲けのお好きな性分が如実に表れている(笑)わけですが、そのうちの「Type-A」と記されたものに、この完全版映画は収録されているようです。「Type-B」にはありません(その代わりに総選挙のドキュメントが収録されているらしい)ので、興味のある方はお間違いなきよう。下記「関連商品広告」は、ちゃんとType-Aにリンクしております。



さて、フライングシーンが少ないこの曲のPVの紹介だけでは不足でありましょうから、ここでもうひとつのPVを紹介しましょう。つーかコレも、ずっと前から紹介したかったんだよね。


心の羽根という曲があります。発売は昨年だったっけ?
フジテレビ系で割と最近までオンエアされていたアニメ『ドラゴンボール改』のエンディングテーマであったことは、皆さまご存じの通り。


歌っているのは、AKB48の中からこの曲のためだけに選抜された、チームドラゴンという7人組です。
これは上記「ネ申の8人」のうち、篠田麻里子のみを除いた7人で構成されています。こうなると、全員がセンターと言っても過言でないぐらいの、超豪華メンバーです。


PVでのフライングシーンは、大きく分けて2ヶ所


心の羽根


何やら狭い密室に入ってボタンを押すと、室内にいるふたりの体が宙に浮くように上層へ運ばれていきます
どうやら未来のエレベーターのような機構らしい。


こういうのって、近未来を描いたSF映画とかにはしばしば出てきますね。
なんだか正体不明な反重力エネルギーでも使っているのか、あるいは下から強烈な風が吹くことで、人体を直接ほかの階へ運ぶエレベーター!
UFOから照射される、浴びた人やモノをゆっくりと吸い込む怪光線、なんていう「亜流」もしばしば見かけます。


もちろん現在の科学力ではまず実現不可能な技術ですが、いつかこんなエレベーターができたらぜひ乗ってみたいと、昔から思ってた!
しかし、どうも筆者が生きている間には完成しそうにない。来世のお楽しみにするしかないのかな。


このシーンに登場しているのは、ともちん板野友美)、まゆゆ渡辺麻友)のふたり。


板野友美 1991年7月3日生まれ/神奈川県出身

公式サイトはこちら。公式ブログ(アメブロ)はこちら。公式ツイッターアカウントはこちら

渡辺麻友 1994年3月26日生まれ/埼玉県出身

公式ブログはこちら。厳密には彼女が所属するAKB48内独立ユニット「渡り廊下走り隊」のブログです。


PV内に2箇所あるフライングシーンの両方を経験したのは、このふたりだけということになります。
一足先に未来のエレベーターを疑似体験した気分はどうだったんでしょうねぇ?


もうひとつのフライングシーンは、このPVのクライマックスとして登場。
高い建造物の屋上もしくはバルコニー的な空間に、チームドラゴン7人全員が集まっています。


心の羽根


小箱に入った、輝く玉。


心の羽根


どうやらキャンディのようなものらしい。口に含むことで、人間が潜在的に持っている飛行能力を引き出すための触媒、といった感じなのでしょうか。
奥は、ゆきりん柏木由紀)。手前はたかみな高橋みなみ)かな?


柏木由紀 1991年7月15日生まれ/鹿児島県出身

公式ブログ(アメブロ)はこちら


高橋みなみ 1991年4月8日生まれ/東京都出身

公式ブログ(アメブロ)はこちら。彼女の所属するユニット「ノースリーブス」のブログです。後述のこじはる小嶋陽菜)も同じユニットのメンバーですよね。


心の羽根


さて準備が整い、いよいよテイクオフです。
左から、柏木由紀高橋みなみ小嶋陽菜板野友美前田敦子、そして先頭を切って飛び込もうとしているのが、渡辺麻友。そのまゆゆの後ろに大島優子がいるんですが、この写真では見えませんね。


小嶋陽菜 1988年4月19日生まれ/埼玉県出身

公式ツイッターアカウントはこちらともちんのもそうだけど、筆者はフォローしてますよ。


前田敦子 1991年7月10日生まれ/千葉県出身

公式ブログ(アメブロ)はこちら


続いて次々と飛び込むメンバーたち。


心の羽根


写真は板野友美です。猛スピードで落下する途中に両手をひろげると、風を受けて落下は止まり、そのまま滑空に移ります。


心の羽根


おお、高いぞこれは。


6人が飛び出したあと、最後にかっこよく後方回転しながら空へ飛び出すのは、大島優子です。


心の羽根


大島優子 1988年10月17日生まれ/栃木県出身

公式ブログ(アメブロ)はこちら


こうして見事に空を飛べた7人
その飛行シーンは、とっても気持ちよさげ
何らかの推進力を使用しているわけでなく、風に乗って青空の下を飛んでいきます。


心の羽根


このように、ムササビに似たスーツに身を包んで猛スピードで大空を滑空するスカイスポーツは、21世紀初頭の現在でもすでに実用化されています。
映画『トゥームレイダー2』に登場したのを、ご記憶の方も多いでしょう。あのギアは映画用のフィクションなどではなく、実際に存在し、現在も一部のスカイダイバーらによって楽しまれているのです。というより、熟練したスカイダイバーでないと姿勢制御などが難しいみたいで、当然のごとく、このPVワイヤーで吊って撮影したものを背景に合成して作られているはずです。


しかし筆者が不満に思うのは、どうしてこれをこのPVに持ち込んだのか、ということ。
だって、どうせこのPVの舞台は近未来(いやむしろ遠未来?)のフィクションなんでしょ? ましてや空を飛ぶ力は、機械などに頼っているのではなく、不思議なキャンディによって得ているという設定なわけです。
なのに、どうして飛ぶためのギアだけが、古くさい21世紀のスカイスポーツを模しているのでしょう?
マッチ棒のごときシルエットの、この不格好なヘルメットもそうです。空を飛ぶような行為を行う際は事故防止のため頭部を保護するヘルメットが不可欠だ……そんな現代の常識を、こんなSFバリバリの未来世界にどうして適用する必要があったのでしょう?


ましてやこの衣装では、彼女たちのボディラインの露出や肌そのものの露出が、どちらもほぼゼロに等しくなる。
アイドルのプロモーション映像としては、これは絶対にプラスではありません。
舞台が未来世界であることを意識したサイバーパンク的な衣装にしようと思ったが、それでは露出が足りずアイドル的ではないので、やむなく現代の感覚での常識的な服装に落ち着かせルックスを優先した……という、逆のパターンならまだわかるんですけどね。


それに飛行シーンだって、飛びながら服や髪が風になびいている様子がわかれば、もっとリアルな画になったはずなのに。この衣装ではそういう効果も望めないわけです。
ちょっと残念だな、というダメ出し。


それでも7人の女性トップアイドルが次々と宙に舞う映像圧巻かつ貴重です。
こちらもDVD付きマキシシングルがリリースされています。
例によってさまざまなバージョンがありますが、こちらはどれを購入してもPV自体は同じ映像です。
筆者としては、メイキング映像を入れてほしかったんですが、それがないのは残念。また何かの機会にリリースされることを期待しましょ!



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