もうひとつのGT選手権 | Flying Beauties -美女空中浮遊体験集-

もうひとつのGT選手権

女性の宙吊りなどに関する情報をインターネットで収集しようとさまざまなキーワードで検索をかけると、結果表示に必ずといっていいほど紛れ込むのが、いわゆるSM関連のサイト。
女性(男性の場合もあるけど)を宙吊りにし、ムチで打ったりしていじめるんだそうな。
そのためのアダルトグッズや、そういうシーンを収めたビデオ・DVDも発売されているようです。


しかし、こんなブログを執筆しているものの、筆者にはそういう趣味はありません。その手の情報を扱うことはありませんので念のため。まあ、アメブロの規約ではアダルト系の記事は禁止なのですから、当然のことです。


しかし、今回紹介するDVDはもちろんアダルトではありませんが、そっち系の趣味を持つ方々にも多少は興味を持っていただける一品かもしれません。
その理由は、


かなりのセクシー系だから!


の一語に尽きます。


もうひとつのGT選手権』というDVDのシリーズがあります。
GT選手権、つまりモータースポーツの華であるレースクイーンたちがサーキットを離れ、別の競技で競い合うという内容のものです。
第一弾は『バスケットボール編』と題し、総勢20名の現役レースクイーンたちが4チームに分かれ、賞金をめざしバスケットボールで真剣勝負を繰り広げています。
ほか、レポーター(司会進行役)に近年「着エロクイーン」の異名で知られる堀口としみの名もあります。なぜか水着でレポートしているところがミソです。
この第一弾に続いてすぐ(13日後の2004年6月17日)発売されたのが、シリーズ第二弾『目指せ!アクションスター編』です。


発売時期が接近していることから考えても、第一弾と同日あるいは翌日ぐらいに撮影されたものではないかと考えられます。
バスケットボール編』出演者20名の中から選ばれた(バスケで同じチームにいた5人というわけではなく、どういう基準で選ばれたのかは不明)5名のレースクイーンたちが、インストラクターの指導を受けてアクション修行に臨みました。


このDVDでワイヤーアクションによる空中浮遊を体験したのは、


横須賀まりこ 1981年8月29日生まれ、25歳(22歳)、東京都出身
七生奈央 1979年10月17日生まれ、27歳(24歳)、山形県出身
坂間恵 1976年9月24日生まれ、30歳(27歳)、東京都出身
近藤和美 1978年9月3日生まれ、28歳(25歳)、山梨県出身
椎名ゆか 1984年10月14日生まれ、22歳(19歳)、岐阜県出身


の5人。それぞれ年齢は「現在の年齢(DVD撮影当時の年齢)」の形で記述しています。
ちなみにレポーターは引き続き、


堀口としみ 1979年12月19日生まれ、26歳(24歳)、群馬県出身


です。彼女には公式サイトブログ も存在するみたい。1977年生まれと表記された資料も多く見受けられるのだけど、真相はいかに?


DVDの中では、レースクイーンたちが蹴りや側転などの立ち回りのレクチャーを受けたあと、最後のしめくくりとしてワイヤーアクションに挑戦することになります。
まずはお手本とばかりに、女性インストラクターがハーネスを装着して大ジャンプ。体育館の天井近くまで高く高く跳び上がり、クルクルと空中連続回転を見せてくれました。
RQ一同、あ然。「ホントに私たちがこれをやるの?」といった表情です。


といっても、さすがにこれほどのアクションは彼女たちには荷が重いため、ワイヤーを使っての単純なバク宙と前宙に挑戦することになりました。


やはりインストラクターの実演を見せられたあと、レースクイーンたちも順に挑戦していきます。
まずちょっとワイヤーに吊られてみてその感覚を体験したあと、バク宙、前宙の順にトライします。


横須賀まりこ
横須賀まりこ



七生奈央
七生奈央



坂間恵
坂間恵


近藤和美
近藤和美


椎名ゆか
椎名ゆか



バク宙は全員成功。見学の他メンバーから歓声が上がり、成功者も笑顔を見せます。
しかし前宙ではなかなか成功者が現れません。


鉄棒では前回りより逆上がりのほうが難しいとされていますよね。そこからくるイメージで、ワイヤーアクションも前宙よりバク宙のほうが難しいのではないかと考える人が少なくないのではないでしょうか。
ところが実際は、前宙のほうがはるかに難易度が高いのです。
その理由は、後ろへ回るほうが脚力(地を蹴る力、あるいは宙ぶらりんの状態で脚を振る力)を回転力に変えやすいからではないかと筆者は考えますが、とくに根拠があるわけではないので念のため。
ただ、バク宙より前宙のほうが難しいということは、バンジートランポリンで回転を試みたことのある人はみな実感したことと思います。筆者もそのクチです。


悪戦苦闘するそんな彼女たちを撮影するカメラは、さすがに一般のアイドルバラエティやドキュメンタリーとはその振る舞いが違っていました。
セクシー系レースクイーンのDVD撮影だけに、あざといほど超ローアングルや股間付近の近接ショットを多用します。
そういった意味では全体的に深夜放送のセクシー系アイドル番組的なノリのあるDVDになっています。


まるでアホだな、このカメラアングル


と思わせるものさえも(笑)。


セクシーショットの嵐?


これはおそらく、ハーネスのベルトが股間へ食い込んだ映像のセクシーさを強調して撮りたかった、というのが制作者サイドの意図ではないかと思うのですが、筆者が憶測するに、おそらく彼らがホントに狙った映像にはなっていないのではないでしょうか?


10年、20年、あるいはそれ以上前、ワイヤーアクションなどで人間を吊り上げるためのハーネスは、布製または革製による幅の狭いベルトでできており、これに全体重がかかると容赦なく体に食い込んで非常な苦痛を伴いました。
体の華奢な女性出演者の中には、落下事故とかいうことでなく、ただ吊られただけでハーネスの締めつけによりケガをしたような人さえいるそうです。
最近になってハーネスは改良され、ベルトはあるていど幅広に、そしてその素材もクッション性の高いウレタンフォームなどの新素材が使われるようになったりし、俳優の苦痛はかなり低減しました。
体力的にキツいはずだった宙吊り撮影が、近年になってアイドル系の女の子や非アクション系美人女優にもその門戸を開くようになってきた背景は、そういったギアの改良にもあるわけです。


このDVDでも、写真を見ておわかりのようにハーネスの股ベルトは相当ぶっとくなっています。
こういうハーネスが登場してきたからこそ、このDVDのようにグラドルがワイヤーで吊られるといった映像企画も一般化できたのです。とはいえ、それがゆえに10年以上前には当たり前だったハーネスの食い込みの画が撮れなくなりそのエッチ度は低くなってしまったというわけで、皮肉といえば皮肉な結果ですね。
これでは数々のローアングル映像も、ただ近接ローアングルであるというだけの意味しかありません。
まあ、それでも制作者サイドの意図は半分程度は実現している(要はセクシーな映像にさえなればそれでいいわけで)のでしょうから、いいんですが。


さて、ワイヤーアクションの体験が終わるとこの日の予定はすべて終了。レポーター堀口としみがマイクを向け、5人に今日の感想を伺います。


すっごい楽しかったんですけど……(見ていれば)わかったと思うんですが(横須賀)


今日は初めての経験をたくさんさせてもらって、大人になれた気がしました。大人ですけど(七生)


前宙できてうれしくて。でも先生が簡単にやるから、もっと簡単だと思ってました。先生はすごいと思いました(椎名)


などという言葉を収録し、撮影終了。……と思いきや、
「ちょっと待って」
まだ体験していない人がひとりいるじゃないの、とレースクイーンたち。


あっという間に5人に取り囲まれた堀口としみちゃん、その場でほとんどムリヤリに着替えさせられ、気づくとハーネスを身にまとってマットの上に立っていました。
どうもこの手のものは苦手らしく、顔面蒼白。


宙に浮いた瞬間、浮遊感を楽しむこともなく思わず顔を歪めるとしみちゃんですが、他の5人もスタッフたちもそれだけで容赦してはくれません。
悲鳴とともにものすごい勢いで天井近くにまで引っ張り上げられました。


堀口としみ


この高所でしばらく停止。
かわいそうに、ほとんど泣きそうになっています。
ゆっくりと地上に降ろされてなお、精も根も尽き果てしばし茫然。それまでレポーターとして調子よく言いたいことを言ってきたのを反省してか、「みんな……ちゃんとやれとか言ってごめんネ」とつぶやくのが精いっぱいでした。

ちなみにこのDVD、単にアクションのレッスンを受ける映像だけでなく、男性諸君お楽しみの水着グラビアシーンももちろん収録されています。
アクションで汗をかいたあとの入浴&シャワーシーンまであるんです(水着着用ですが)。
総収録時間80分、いろんな見どころの多いDVDです。
ショップによっては(amazon.co.jpでも)アダルトカテゴリに入れられて販売されていることがあります。しかし、上のようにかなりセクシー路線で作られているものの、出演者たちはヌードはもちろんランジェリーにすらなっていませんし、パッケージに「18禁」の表示もなく、AVのたぐいには属しません。念のため。
上にも書きましたが、深夜番組的な内容のDVDです。


この後の『もうひとつのGT選手権』シリーズですが、アクションスター編の3ヶ月後に第三弾『テニス編』が発売されているそうです。見たことはありませんが、例によってテニスウェアをローアングルで狙っているんでしょうねぇ。
スポーツなどに挑戦するシリーズは(不評だったのか?)それが最後。第四弾からは通常のようなひとりのレースクイーンのソログラビアDVDの形をとるようになり、2005年1月発売の第六弾にはアクションスター編にも登場した椎名ゆかちゃんが再登場していたりします。


で、このブログを書く際にいろいろ調べていてわかったのですが、その椎名ゆかちゃん、つい先日、11月28日のお仕事を最後に芸能界を引退されたそうです。
このアクションスター編DVDのメンバーでも最年少だったし、おっとりタイプに見えて前宙を成功させる運動神経もあったのだし、まだまだこれからの人だと思ってたのに。本人に色々と考えるところがあったのでしょうが、ちょっと惜しい気がしますね。


その他の皆さんは現在も活動中。ドラマなどにちょこちょこ出演している娘もいますし、各地での博覧会・展覧会へ足を運べばコンパニオンとしての彼女たちに会えるチャンスもあるようです。
興味ある人は調べてみてください。


今回は文章としてもビジュアルとしても大規模な記事になってしまい、執筆にずいぶん時間を要してしまいました。更新も久しぶりになってしまいましたね。
……疲れました(笑)。



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