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ギレルモ・デル・トロ監督、チャーリー・ハナム菊地凛子イドリス・エルバチャーリー・デイバーン・ゴーマンマックス・マーティーニロバート・カジンスキークリフトン・コリンズ・Jr.ロン・パールマン出演の『パシフィック・リム』。





太平洋の海溝からあらわれた「カイジュウ(怪獣)」たちによって世界各地が破壊され人類の脅威となっている近未来。各国は力をあわせて対カイジュウ兵器の巨大ロボット「イェーガー(ドイツ語で“狩人”)」を建造して迎え撃つ。


ギレルモ・デル・トロが怪獣映画を撮るという話を聞いて、ついに「わかってる人」がハリウッドで巨大ロボと怪獣のバトルを描くのか、とおおいに興味がわいたんだけど、劇場で予告篇の第1弾を観たとき意外とグッとこなくて、「あ、う~ん、こういう感じか…」とちょっと冷静になってしまいました。

なんとなく、2014年公開のハリウッド版ゴジラの前哨戦、みたいな雰囲気だったんで。

でも予告の第2弾以降、ロボットとカイジュウたちのドツキあいが次々と映しだされると「やっぱ観たい」と。

しかもすでに試写を観た映画業界の人たちが「スゴい!カッコイイ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と騒いでる。

もうIMAXで観る気マンマンで公開を待っていました。

この映画は現在日本に1館しかないという4DX(映像にあわせて椅子が稼動したり風やミストが吹きつけられたりする)でやってて、ほんとはそこで観たかったんだけどいろいろ条件があわずに断念(※その後、観てきました。感想はこちら)。

それでも当初の予定どおりIMAX3D吹替版を鑑賞。

ふだん洋画は字幕版を観るんだけど、これまでの経験から3Dの場合は映像に集中するためにも吹き替えの方が都合がいいので。

イドリス・エルバが演じるイェーガーの元パイロット、ペントコスト司令官の声を玄田哲章が、ほかにも古谷徹三ツ矢雄二池田秀一浪川大輔千葉繁などアニメや洋画の吹き替えでおなじみの声優たちが声をアテている。

ロン・パールマンが演じる、香港でカイジュウの臓器や骨を密売しているあやしげな男ハンニバル・チャウの吹き替えはケンドーコバヤシ

お話の方はまぁあまり期待せずに、とにかくアトラクションとして迫力ある映像でどんだけ楽しませてくれるか、そのことだけに注目してました。

で、7~8割ぐらいは期待どおり。

132分という長さなんで、正直途中でちょっと飽きかけたところ(後述)はある。

でも面白かったですよ。

せっかくなんで、もし観られる環境にあるかたはIMAX3Dでごらんになることをおすすめします(^_^)

たしかにご家族連れなどはチケット代がバカにならないからたいへんでしょうけど。

ま、僕のようにつねに「お一人様」の人は、この作品ではちょっと奮発してもいいんじゃないでしょうか。

そんなわけで、主人公たちがデカいロボットに乗ってカイジュウとたたかう、ってだけでストーリーはあってないようなものなんでネタバレとかどーでもいいと思うんですが、一応このあとキャラクターたちがどうなるのかとか書きますのでご注意ください。

あ、あと『クローバーフィールド』のネタバレもあります。



まず、冒頭でこれまでの経緯が主人公によって語られる。

突如姿をあらわしたカイジュウたちによって蹂躙される町々、そしてイェーガーが作られ、二人一組のパイロットたちがカイジュウたちを退治していく。

しかしカイジュウの出現はつづき、イェーガーは建造よりも破壊される台数の方が圧倒的に多くなっていく。

ローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)はイェーガーの操縦のパートナーだった兄をカイジュウによって殺され、失意のうちにカイジュウから都市を守る防御壁作りのために各地を転々としていた。

やがてペントコスト司令官によって呼びもどされ、森マコ(菊地凛子)とあらたに組むことになる。

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じつは僕はこの映画を観てるあいだじゅう、ローリーを演じているチャーリー・ハナムのことをずっとチャニング・テイタムだとばかり信じこんでいて、『G.I.ジョー2』に『マジック・マイク』(どちらも観ていませんが)、そして『ホワイトハウス・ダウン』と、ここんとこ出まくりだなぁこの人、と家に帰って確認してはじめて別人だったことに気づいた。

だってよくある顔じゃん^_^;

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さて、どっちがチャーリー・ハナムでどっちがチャニング・テイタムでしょうか?w

それと『バベル』以降、菊地凛子はなぜか「ハリウッド映画に出てくる日本人女優といえばこの人」みたいになってるけど(ちょっと昔の島田陽子のようですが)僕は彼女の出演作をこれまで観たことがなくて、今回も吹き替えなので(声は林原めぐみ)菊地凛子ご本人の声すらまともに聴いたことがなかったりしますが。

押井守監督のアニメーション映画『スカイ・クロラ』の声の出演での評価も微妙みたいだけど、これも未見なんで実際のところどうなのかわからない。

この『パシリム』で彼女が演じるマコは幼い頃にカイジュウによって両親を殺されたトラウマをかかえていて、子ども時代のマコを芦田愛菜が演じている。

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愛菜ちゃんは回想シーンのみで出番は多くはないけれど、怯える演技はなかなか真に迫ってました。

泣きはらした目のまわりが赤く腫れてて痛々しかった。

映画評論家の町山智浩さんが「あまりに怖い思いをしたので、タレ目の愛菜ちゃんがツリ目の菊地凛子になってしまった」と語ってて笑いましたが。

僕は日本の最近のアニメのこととかよく知らないけど(あまり興味もない)、このマコのキャラクターというのがなんとなくハリウッド映画の女性キャラというよりもいかにも日本製アニメに出てくるようなキャラっぽかったのが興味深かった。

どうやら彼女は出会ったばかりのローリーのことが気になってるんだけど、自分の方から積極的にアプローチすることはなくてつねに硬い表情でクールにふるまっている。

でも自室のドアののぞき穴から彼のことをうかがってたりして、なんか「ツンデレ」っぽいのだ。

ローリーの前でうろたえまくって部屋を間違える、とってつけたようなドジっ娘描写とかw

日本の女の子って海外ではこういうふうに見られてるのかな、なんて思った。

この映画での菊地凛子の演技については、むこうでも「顔が無表情すぎる」という意見があるようだけど、某日本製アニメのあるキャラをもとにしてるからとか、X星人などかつて東宝特撮映画で多くのヒロインを演じた水野久美にオマージュを捧げているから、と言ってる人もいたりする。

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水野久美が演じるX星人 a.k.a. 波川玲子

まぁ、昔からハリウッド映画で日本人女性はミステリアスに演出されるのがつねだったから、その延長線上なんだろうけど。


んで、マコはローリーの格闘技術を見極めるために対戦の相手をしたら息がピッタリ、ローリーの方もその気になる。

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マコを娘のように見守ってきた司令官は反対するが、なんかいつのまにかローリーとマコはパートナーになって、ふたりでアメリカ製イェーガー「ジプシー・デンジャー」に搭乗することに。

全長80メートルの巨大なイェーガー(ウルトラマンの2倍の大きさ!)を動かすために、二人のパイロットはたがいの脳を同調させ、記憶も共有する(どういう理屈なのかよくわかりませんが)。

パイロットたちは「闘将ダイモス」みたいにじっさいに身体を動かしてイェーガーを操縦する。

そのためかつてイェーガーの操縦中に兄をうしなったローリーの記憶がマコの過去のトラウマを呼び覚まし、彼女は過去の自分の記憶のなかに入りこんでしまう。

過去のカイジュウの幻影におびえたマコは、基地内でジプシー・デンジャーのプラズマ兵器を発射しそうになって仲間たちを危険にさらす。

マコはパイロットを降ろされるかと思ったら、なんかいつのまにかまた復帰しているのだった(このへんあまりよくおぼえていない^_^;)。

このあたりの設定とか展開なんかも某日本製アニメを意識してたりするのかもしれないけど、興味がないのでスルーします。

ローリーとマコのカイジュウにまつわるトラウマについてはけっこう手早くパッパと克服されてくんだけど、僕が観たいのは「ロボと怪獣のたたかい」なんで人間ドラマの方はこれぐらいのペースでさくさくいってくれてちょうどよかった。

カイジュウのデザインについては、基本的にはこれまでにハリウッドのさまざまな映画(デル・トロ作品ふくむ)に登場したモンスターたちと同様、足が逆関節だったり腕がアホみたいにデカかったり、口のなかからなんかいっぱい触手が出てきたりと、日本の着ぐるみ製「怪獣」とはけっこう異なったりもしてるんだけど、とにかく桁外れにデカいということ、そしてノッシノッシと歩いたりビルを破壊するさまが東宝の怪獣映画や円谷プロのウルトラシリーズをおもわせるところもあって、怪獣大好き少年(少女も)たちには燃える映像のオンパレードになっている。

ただし、すでにいろんな人たちに指摘されてることだけど、たたかいの場面はそのほとんどが夜間か水中。

しかも雨が降ってたりするんで非常に観づらい。

またカイジュウたちの形状もストーリー上似ているのはしょうがないとしても、どれも身体が青っぽくて見分けがつきにくく、たとえばゴジラキングギドラとか、バルタン星人ゼットンなどのように一体一体個体としてのキャラが立っていない。

どういう攻撃が得意でなにが弱点、といった特徴もわかりにくい。

魅力の薄さは『クローバーフィールド』の“怪獣”とじつはそんなに変わらない。

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デザイン画を見るとけっこうカッコよかったりするんだけど。

暗くてカイジュウの全身像がよく確認できないんだよね。

これはとてももったいなかったな、と。

夜間の場面ばっかなのは予算の都合なんかがあったのかもしれないけど、あぁこれが現在のハリウッドの最高技術による怪獣描写なのかなー、と。

一部には、ハリウッドにこんな巨大ロボットと怪獣の映画を作られちゃったらもう日本映画は太刀打ちできないじゃないか、とショックをうけた人もいらっしゃるみたいだけど、僕はむしろこの映画を観てかつての日本の怪獣映画、特撮映画の良さを再認識した感じでした。

たとえば、1995年公開の『ガメラ 大怪獣空中決戦』を観たときの感動。

VS.物の面白さがつまった映画でした。

沈みゆく太陽と東京タワーの上のギャオスの姿。

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『ガメラ 大怪獣空中決戦』 監督:金子修介 出演:中山忍 伊原剛志 藤谷文子 螢雪次朗 本田博太郎



ウルトラセブン」でも、たたかうセブンとメトロン星人を夕陽が照らしていた。

もちろん夜間や雨のなかでのたたかいもある。

日本の特撮物はヴァリエーション豊かなのだ。そして戦闘場面にも情緒がある。

おなじ巨大ロボット物としてマイケル・ベイの「トランスフォーマー」シリーズが爽快だったのも、夜だけじゃなくて青空の下でロボたちがおもいっきりビルを破壊し車をぶん投げたりしてシバキあってたから。

『パシリム』にもイェーガーの武器が出てくるんだけど、これがまた画面が見づらいのだ。

ロケットパーンチ!」とか叫んで(原語版では“エルボー・ロケット”)腕を飛ばしてカイジュウにぶち当てたり剣で切り裂いて内臓飛びださせたりしてるんだけど、暗いのでやはりよく見えない。

じつにもったいない。


この『パシリム』を観てまず思い浮かんだのが、これも巨大ロボが出てくる『ロボ・ジョックス』。

『パシリム』ではCGで描かれていたロボットは、この作品ではストップモーションを駆使して表現されている。

『ロボ・ジョックス』(1990) 監督:スチュアート・ゴードン 出演:ゲイリー・グレアム アン=マリー・ジョンソン



あの作品ではロボット同士がたたかってたけど、『パシリム』でも各国がイェーガーをもってて、ロシアの「チェルノ・アルファ」(なんか頭部のデザインがモロ原発の施設っぽいんだが…)、中国の「クリムゾン・タイフーン」(片腕が二本あって三つ子が操縦する)、主人公を毛嫌いする男とその父親が乗るオーストラリアの「ストライカー・エウレカ」などが登場する。

ロシアのパイロットはザンギエフみたいなデカくてヒゲ面の男と『ロッキーIV』に出てきたブリジット・ニールセンみたいな金髪のおねえさんのコンビだったり、パイロットたちはみんなゲームのキャラみたいでイイ感じだったんだけど、残念ながらアメリカとオーストラリア以外のイェーガーはほとんど活躍しないままカイジュウたちに破壊されてしまう。

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…だからもったいないって!

イェーガーたちにもカイジュウたちにももっと見せ場がほしかった。

いや、たたかってるシーンはいっぱいあるんだけど。

最初に僕が「途中でちょっと飽きちゃった」と書いたのは、ロボットとカイジュウのたたかいに映像としての変化が少々乏しかったから。

場所や時間、たたかい方にもっと工夫が必要だったんじゃないかな、と。

巨大ロボや怪獣物って建物や車両を破壊してなんぼだと思うんで、カイジュウたちが町で暴れる場面は目を皿にして観てたんだけど、もっと豪快にぶっ壊しまくってほしかったなぁ。


巨大ロボットといえば、日本の特撮番組「レッドバロン」とか「大鉄人17」などもミニチュア撮影が凝ってていま観ても楽しいです。

地球防衛軍』のモゲラとか『ガンヘッド』とか、懐かしいな。

こちらは「マッハバロン」(1974) 出演:下塚誠 木下ユリ 力石考 団次郎



懐古厨、乙!って感じですが。

でもデル・トロ監督も古今東西のロボット物や怪獣物への思い入れをこの映画に込めてるんだから、これを観て昔の作品を思いだすのは自然なことだと思う。

こうやって次々と昔の特撮物を思いださせてくれるだけでも嬉しいし。


最初の予告篇では司令官が「Today!」とか延々演説してるみたいに編集されてて、「また『インデペンデンス・デイ』症候群かよ!なんでアメリカ人はこんなに演説が好きなんだ」と思ったんだけど、僕が観たのは吹き替えで声が玄田哲章だからそんなに気にならなかった。

部下から「素晴らしい演説でした」とか言われてたわりにはたいしたことなにも言ってなかったけどな。

そういや玄田哲章は『マトリックス リローデッド』でもモーフィアス役で「今日われわれは!」って演説してた。

主人公のローリーも凛子もいいけど、玄田さんの声でしゃべるこの司令官にはちょっとキュンキュンしてしまった。

ローリーにむかって耳に手を当てて「聴こえんぞ」みたいなジェスチャーをするとことか、かっこええ!!

もしも僕がこの映画の登場人物の誰かに抱かれるとしたら、断然司令官だなぁ(残念きわまりない文章)。


司令官はイェーガーの元パイロットだったが、カイジュウの攻撃で破損したイェーガーの放射線漏れによって被曝、身体の不調を押して防衛軍を指揮していた。

幼いマコをカイジュウから救ったのも彼だった。

しかしいまやあらたなイェーガー建造の予算は打ち切られ、ロボットも乗組員も不足したままたたかうことを余儀なくされる。

そしてパイロットの一人が負傷したため、司令官みずからふたたびイェーガーに乗りこむ。

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…まぁ、その後はお約束の展開なんですが。

ローリーのことを毛嫌いしていたオーストラリア人の青年チャック(ロバート・カジンスキー)もまた、計画を成功させるために司令官とともに海に散っていく。

あのあたりは、キモチもうちょっと熱く描いてくれてもよかったかな。

あと、主人公たちパイロットが自分たちの愛機に対して強い愛着をもっている描写を入れてくれたら、破壊されるイェーガーにより悲壮感がただよったと思う。


ハンニバル・チャウとかいうフザケた名前のキャラクターを演じているロン・パールマンはデル・トロ監督の「ヘルボーイ」シリーズの主演でおなじみだけど、『ヘルボーイ』じゃあんなに強くて頼もしいのに、特殊メイクしてない素顔のときはいつも無残に殺されてるような気がする。

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この『パシリム』でも…と思ったら、みたいなオチ。


なかなか楽しかったです。

上映時間をもうちょっと短くして、そのかわり昼のシーンを増やしてくれたらもっとよかったけど。

観たあとはずっとこの映画のテーマ曲聴いてます。アガる!ヘ(゚∀゚*)ノ


本作品はストップモーション・アニメの巨匠レイ・ハリーハウゼンと『ゴジラ』の監督で東宝で多くの特撮映画を手がけた本多猪四郎に捧げられている。

できれば円谷英二永井豪にも捧げてほしかったけどな。

いや、永井さんはまだご健在ですが。

続篇があるなら、今度はぜひ昼間にたたかってください(^o^)



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