そのまま抜き出しました。
そして
このような訴えの患者さんが
実際に私の外来にも来られています。
お話しをよーく聞くとね
下痢じゃなくて便秘じゃない？
って思うことがしばしば。
だってね
平日は便が出てないんです。
仕事がお休みの週末に
まとめて
便を出しておられるんです。
そして当然
出始めの便は硬いです。
だって古くなって固まってますから
それを出す時に
オシリが切れる人も多いです。
栓のような便の固まりが出ると
あとは軟らかい便がどーっと出て
何度も便が出たり
最後の方は下痢になる
そういうケースが多いです。
これ
ある意味
糞詰まりなんですよ
出口を硬い便が塞いでいて
奥の便が出られないんですよ
とは言え
平日は仕事が忙しくて
朝もバタバタして出勤、
仕事中はトイレにも行けない・・・
という生活を送っている人が多く、
これじゃあ
出したくても出せないし、
出さないでいると、
肛門も直腸もアタマも便に慣れて
便を感じなくなってしまいます。
どんどん
肛門の感覚が
直腸の感覚が
そしてアタマの感覚が
麻痺していきます。
便に慣れて
便意が無くなり
便が下りてきて溜まってるのに
便を感じない
便意も来ない
そんな風になってしまっている
若い女性も多いです。
どれだけトイレを我慢して生きてきたんだろう・・・
って悲しくなりますね
でもすべては
自分の生活習慣が生み出した結果です。
そして
それだけ便をオシリに溜めこむと
痔にもなっちゃいますよ。
痔は排泄の結果です。
そして排泄は便通の結果です。
そして便通は生活の結果です。
そこを根本的に改めずに
手術だけ受けても
その場で痔は無くなっても
また数年経てば痔になります。
痔を繰り返している人は
原因を直してないんです。
だから
痔の根本治療は
薬でも手術でもなく
痔の原因となった便通を直すこと。
大切なことなので
ブログで何度も書いていますが、
これをせずに治療はありえない
と私たちは考えています。
だから
大阪肛門科診療所では
どんなにヒドイ痔の人でも
まずは便通を直すことから始めます。
手術は別にどっちでもいいんです。
したかったら受けたらいいし
いやだったら受けなくてもいいんです。
そのまま痔を持っていても
そのせいで死んだりしませんから。
だから
手術するかどうかは
ゆっくり悩んでから決めたらいいんです。
それに
医師によって
診断や治療が違うことが多いです。
専門かどうかで
大きく違います。
だから
肛門科だけは専門にかかって下さい。
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