みのり先生の診療室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

Introduction

$みのり先生の診療室

はじめまして。佐々木みのりです。

私は皮膚科医から転身して以来15年間、
5万人以上の『おしりだけ』を
見つめつづけてきました。

肛門科のお仕事を始めて驚いたのは、診察室で涙を流す患者さんが多いことでした。

えっ?!
私が泣かしてるんじゃないですよ^_^;

ホッとして・・・
感極まって・・・
治ると分かって・・・

涙が出ました・・・とよく言われます^_^;

「痔」  「ぢ」

誰がこんな名前付けたんだろ・・・(-_-;)
こんな名前じゃなきゃ、もっと堂々と言えたのかもしれない。

死に至る病じゃないのに、どうしてこんなに人々を苦しめるんだろう。
3人に2人がなるようなありふれた病気なのに、どうして家族にすら内緒で、誰にも言えず一人で悩んでいるんだろう。
どうしてオシリのせいで人生暗くなっているんだろう。

風邪と同じくらい誰もがなるありふれた病気。

「私、風邪ひいちゃった・・・」
と同じように
「私、痔になっちゃった・・・」
って言えたらいいのに。

そんな思いを込めて、誰にも言えず悩んでいる人の助けになればと思いブログを始めます。

肛門科だけしかやっていない私だからこそ書ける役に立つ話、全然関係のない役に立たないかもしれない話。
肛門科医が日常どんな生活を送っているのか?何を思い、何を考えているのか?
などなど自分の言葉で綴っていこうと思っています。
応援してくださったら嬉しいです。

読んだ人が不安になるのではなく、ホッとできて幸せで前向きな気持ちになるようなメッセージを発信できるよう頑張ります(^-^)/
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テーマ:
昨日のブログで

私の日帰り手術を受けられた患者さんの体験談をご紹介しました。


今日はその体験談に対する

私のコメントです。うふ


この患者さんのように

セカンドオピニオンならぬ

うちの診療所が3~4軒目

というケースも多いです。


前に受診した肛門科と

診断が全然違うことも結構あります。


その場合、前の先生の診断を

否定するつもりは無いのですが、

違った診断を下した場合、

そんなつもりは無くても

結果として、

否定したことになってしまうことがありますあせ


だから

私の意見として

伝えるように気を付けています。


どちらの診断と意見を信じるかは

患者さんにお任せしています。


また、

患者さんが専門だと思って

受診した施設が、

往々にして、

専門外の医師であることが多く、

これも事実なのでお伝えしますが、

患者さんにとったら

「裏切られた感」満載になってしまったり、

受診したことを

後悔されるケースもあるため

正直、伝えにくいですね・・・。


ノーコメントでスルーすることもあります苦笑


この患者さんは

皮垂ではなく「脱肛」でした。


脱肛という診断に

こんなに喜んで下さる患者さんも

珍しいので汗

ビックリしましたが、

患者さんと対話をしていて

患者さんって何が不安なの?

っていうと、

自分の状態が分からないこと

が不安
なようですね。


分からないから不安になる


これは何も痔に限った話では

無いと思います。


何か分かればスッキリする

ということも多いですよね。


だから

痔であろうとなかろうと

患者さんが

自分の状態が分かること
これからどうすればいいのか知ること
自分がどうしたいか考えること


この3点を意識して

診察をしています。


正確な診断以上に

患者さんがどうしたいか?

という希望が大切です。


大阪肛門科診療所では

手術を勧めません。


まずは痔の原因となった便通を

直してもらいます。


それで痔の症状が消失することが多く、

ほとんどの患者さんが

手術を希望されないため、

手術率5%以下です。


でも患者さんが希望される手術は

もちろん普通にしていますえへへ…


この患者さんのように、

手術希望で来院される患者さんもおられます。


「手術によって得たいもの」

患者さんによって違うため、

そのニーズを詳しく聞いて、

望んだ結果を得られる術式

を提案します。


この患者さんの場合、

前の肛門科で、

「脱肛」を「皮垂」と診断され、

美容的にキレイにしたい!

という希望で来院されました。


だから

肛門を出来るだけ美しくキレイに仕上げる

分離結紮術という方法をオススメしました。


これだと

術後の腫れやたるみを作りにくく

やわらかくてフワッとした肛門に仕上がります。キラキラ



ただし

入院手術の術式に比べると

術後の痛みがあるんですよね・・・やる気なし


だから

必ず術後の痛みについては

全員に事前に説明をしています。


この患者さんにも説明したら

キレイになるのであれば痛いのも我慢します!

と言われたため、

分離結紮術で日帰り手術を

選択しました。



だけど

術後、痛みが少なく

処方した痛み止めも

飲まなくてもいいくらいで、

本当にお元気そうに

通院されていました顔


痛みって

同じように手術してるのに

患者さんによって

全然違うんですよね・・・。


だから

やってみないと分からない

というのが正直なところ。


でもね

どんなに痛くても

その痛み、ずっと続きません。


手術の傷が完治したら無くなります。GOOD


日帰り手術の場合は2週間くらい

痛み止めを飲んでいる方が多いですが、

2週間を過ぎたら、

痛み止めを飲まなくても

過ごせるようになります。


だから

2週間我慢してね!かお

って説明するのですが、

この女性患者さんは

最初から痛みもほとんどなく

本当にお元気でしたにっこり


前の肛門科の先生が

どうして脱肛を皮垂と言ったのかは

私には分かりません・・・。


肛門科と言っても

専門外の先生

肛門科をやっていることも多いため、

ちゃんとした診断が

出来ていないケースもあります。


肛門科って実は診察と診断が

一番難しいのかもしれないって思いますね苦笑い



患者さんが最後のコメントで

書いておられた麻酔のクリーム。


これは効き方が人によって違います。


塗る量は、あまり関係が無いと思います汗


塗っている時間の方が

効き方に影響すると思います。


短時間でもダメだし、

時間が経ちすぎても効きが悪くなります。


その時間も個人差があります。


だから

どれくらいの時間で

手術室に入ってもらうのかも

結構、違うんですよね~苦笑い



2回目は塗った時間が違ったのかもしれません。


2回目の「皮を切る手術」については

また次回に~バイバイ

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左側がラブですトイプ-アプリコット
ラブってね
変な声や猫の鳴き声をすると
こうして耳を傾けるんですよトイプードル
カワイイでしょニコッ
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