イントラムロスでお散歩 その2 いよいよイントラムロス
また間隔があいてしまった。
もうイントラムロスに行ったのはずいぶん前なので、記憶が薄れています。今回も最後まで書かずに終わってしまう可能性が高いような気がしてきた...
さて、リザルパークから徒歩7-8分、鬱陶しい観光ガイドのしつこい勧誘に付きまとわれて、ちょっとイライラしながら、ようやくイントラムロスの入り口にたどり着きました。
このゲートをくぐりたいのですが、その手前に気になる場所を発見し、寄り道。中世ヨーロッパの映画で、お城に敵が攻めてきたら門の前の木製の橋を引き上げて敵をクリークに落とすシーン、分かりますか?そういう橋と門を見つけたのです。
入り口で名前を書くだけで、入場料なしで入れました。
中はきれいに整備された公園のようになっています。
雨上がりでコケが濡れていてつるつるになった石畳を恐る恐る上ると、
レンガ造りの要塞になっていました。
向こうに見えるは、私の大嫌いなビキニバーの巣窟マラテ地区、そして右手と右足が同時に出ているボベさん。
この隙間に大砲を置いて、「打て~」ってやるわけですね。この大砲の向こうはゴルフ場。打ってまえ~!!
階段を使って下りました。階段もツルツルで転びそうで怖かったです。
この公園、正直に言うと、この日のイントラムロスのお散歩の中で、私は一番気に入りました。狭い公園ですが、きれいに整備されていて、とても気分のいい場所でした。
さて、公園を後にし、昔取引先の人に連れてきてもらった喫茶店で休憩をすることにしました。
チョコラータという店でホテルの1階にあります。前回チュロスを勧められて食べたらとても美味しかったことを思い出したので、食べてみることにしました。
揚げたてのチュロス。サクサクモチモチで美味しかったです。ソースはチョコレートかキャラメルから選べます。
アイスコーヒーとチュロスで一服したのち、街歩き再開。
イントラムロスでは古い街並みの雰囲気を壊さないように、商店の看板など、派手に飾ることを禁止されているそうです。ですから、おなじみのあの店
これがスタバです。近くを通っても気づかないくらい、地味でした。
周辺にも古いのか、古い雰囲気で作った新しいのか、良い雰囲気の建物が並んでいて、お散歩に最高のエリアですよ。
続く
イントラムロスでお散歩 その1 リザルパークからスタート
セブからマニラに引っ越してきて間もなく3年。
自宅周辺以外を仕事以外で歩き回ることが全くなかったボベと私。そろそろマニラをもっと知ろうかと思い始めました。先日イミグレーションに行った時、イントラムロスに興味を持ったので、週末、歩き回ってみることにしました。
イントラムロスそばにあるリサールパークからスタートすることにしました。
うちからはジプニーと電車(LRT1)を乗り継ぎ、40分ほどで到着。最寄り駅はUnited Nations。パサイ市とマニラ市南北を結ぶTaft Avenue上に駅があり、電車を降りるといきなり車とジプニーの大騒音。
リザルパークまでは駅から1分の距離で、公園内に入ると、今までの騒音が嘘のように静かなゆったりとした空気が流れ始めました。
まず見えてきたのは白い大きな建物。博物館のようです。
でも、興味がないので、スルー。
フィリピンらしくない(と言っては失礼か)、豪華できれいな建物です。
この先には大きな銅像があります。
何の銅像かは、分かりません。案内板がありましたが、銅像周辺は立ち入り禁止になっており、案内板が遠すぎて、何が書いてあるのか全く読めなかったのです。この写真も最大望遠でとっています。周辺にベンチがあるようですが、なぜ立ち入り禁止なのでしょう。修理している様子もなかったですし。フィリピンのやることに合理性や論理性などを求めてはいけません。「そうしたいからする!!」それだけでしょう。はぁ...
ボベにこの銅像は公園名になっているフィリピンの英雄ホセリサールかと聞いてみたのですが、「ホセリサールの時代は洋服を着ており、こんな姿ではない。きっとセブの英雄ラプラプではないか。」ということでした。
近づくことができず説明を読めない、意味の分からない銅像周辺にいてもしょうがないので、とっとと移動します。この公園は細長い敷地になっており、大通りを挟んで奥に敷地が続いていました。次のブロックには噴水が見えます。うろうろしながら噴水方面に歩いていたら、こんなものがありました。
日本庭園。
折角だから中に入ってみようではないですか。
入り口で名前を記入するだけで、入場料は無料。
まずは銅鑼。
銅鑼って、日本?なんだかよくわからない。
奥に進むと池が見えてきました。
日本的か?と聞かれれば、よく分からないけど、なんだか落ち着く公園です。
池の周辺の遊歩道は
笹をなぜこんな形にカットしたの?何の意味?物の怪?
出口側にはとってつけたような
鳥居。
うーむ...
どうも日本人が設計した公園とは思えないなぁ。
文句ばっかり言っていますが、私は決してこの庭園は嫌いじゃない。そして、フィリピンのイベントの中心地であるリサールパークに、日本庭園を造ってくれているその気持ちがうれしいではないですか。だからちょっと納得できないつくりではあっても、私は嫌じゃない。
さて、庭園を後にし、噴水へ。
なかなかきれいな噴水ですね。日陰が少ない公園ですが、水しぶきで涼めます。
向こうに見えるは私の大っ嫌いなエルミタ・マラテ地区。
フィリピンに来るエロ爺たちの大好きなエリアですが、マニラ在住の女性でこのエリアが好きといった人を見たことがありません。
さて、噴水でちょっと涼んで汗が引いてきたので、イントラムロスに移動することにしました。リサールパークからイントラムロス地区へは徒歩7~8分。すぐです。
続く。
イントラムロスでお散歩 序章
先日イミグレーションの本庁に行く用事があり、マニラ首都圏マニラ市の一角イントラムロスという場所に行ってきました。
注:一般に言われているマニラというのは、複数の市の集合体で、正確にはマニラ首都圏となります。単にマニラというと、そのマニラ首都圏の中のマニラ市なのか首都圏なのか混乱します。首都東京というと、東京という都市を指すのではなく(そもそも東京市というものが存在しない)、23区を指すでしょう。マニラ首都圏もそれと同様です。分かりにくいのは、同じ名前のマニラ市という場所があることですね。
話を戻します。渋滞にはまらないように朝早めに家を出たら、順調に行き過ぎて、着いた時にはまだイミグレーションは開いていませんでした。折角イントラムロスまで来たんだから、ちょっとだけイミグレーションの周辺を散歩してみることにしました。
イントラムロスは城塞都市と呼ばれ、マニラ市の旧市街地で、スペイン統治時代の名残を残している場所なのです。あまり名所旧跡には興味がありませんが、お散歩にいい雰囲気だったら興味があります。
まず最初に気づいたのはこの像。誰なのかはよくわかりません。おもろい顔をしています。
ちょっと進むと屋台街が見えてきました。マレーシアではよく見ていた屋台ですが、私の住んでいるマカティは大都会なので、通りにところどころ屋台(トウモロコシ屋やおやつ屋台など)が出ていますが、集合屋台はないんです。久々で興奮しますが、残念ながら朝が早すぎて、まだほとんど開店準備中でした。
屋台街を抜けると、大きくて立派な建物が見えてきました。
マニラ大聖堂です(これは背面)。国家的な宗教行事はここで行われるそうで、数年前にローマ法王がフィリピンを訪問した際はここでミサを行ったそうです。
マニラ大聖堂の正面に移動しようとしたら、かわいい服装の守衛さんを発見。イントラムロスでは古い街並みとマッチングさせるため、このようなオールドスタイルの制服が義務付けられているそうです。ライトブルーの服に革の茶色が渋くて、私好みな服装です。
靴もピカピカなのがポイント高いですね。
そして大聖堂向かいのローマ広場から大聖堂を見てみましょう。
古そうに見えますが、第二次世界大戦で爆撃を受けたものを戦後再建したものだそうです。今年で再建60周年ということで、教会周辺にその看板が出ていました。石造りの良い雰囲気の教会ですね。
イントラムロスと川を挟んで隣のビノンド(中華街のエリア)には、これがたくさん走っています。
カレッサ(馬車)ですね。街の雰囲気にとても合っていて良いですね。でもちょっと臭いです。
ちなみに観光用でべらぼうに値段が高いのと、料金でトラブルが多いという評判を聞きますから、どうしても乗りたい人は覚悟して乗ってください。
イントラムロスは歴史的建造物での観光押しですから、警官と溶け込ませるために商業施設でも派手な看板が禁止されているようです。どこもド派手な赤い看板のジョリビーですが、イントラムロスではこうなります。
地味です。
ちなみにミニストップは、窓に透明のMINISTOPというステッカーを張っているだけで、よく見ないと全く気付かないほど溶け込んでいました。
ここまで所要15分。めちゃくちゃこの町、気に入りました。
ということで、もう少しゆっくり時間をかけて散歩するために、再訪することを決心しました。
続く。
最後に最近行ったうまい店。
インドネシア大使館向かいにあるガルーダという店です。1年ぶりくらいでしょうか。ボベさんは初めての訪問でした。
ナシゴレンプレート
私は今までサテーを美味しいと思ったことがなかった、特にピーナッツソースが苦手だったのですが、ここのソースは後味に柑橘系の風味が鼻に抜け(レモングラスかコブミカンの葉っぱでしょう)、すっきりしていて最高においしかったです。
イカンゴレンプレート
イカン=魚、ゴレン=炒め物・揚げ物
つまり魚のから揚げですね。豆腐の厚揚げが下味がしっかりしみていて美味しかったです。
懐かしいインドネシアの味。美味しかったです。実はインドネシアに住んでいたころ、毎日食べるインドネシア料理に疲れて、最後の頃には、インドネシア料理を拒否するようになっていました。インドネシアでの生活は本当に大好きで幸せだったのですが、唯一の問題は食事だったんです。でも毎日ではなく、時々食べるインドネシア料理は、やっぱり美味しいねぇ。流石にこのガルーダは、大使館の人たちが毎日通うだけあって、とても美味しかったです。
久々に腹が立った店、ooma
最近、うちの近くに日本食レストラン「ooma」ができました。きっと青森の大間(マグロの水揚げで有名なところですね)から店名を取ったのでしょう。
外観は渋いので、結構期待して行ってみました。
ドアを開けると、チープでちゃちな内装。どうみてもコントのセットのよう。
革新的な寿司って、日本人だったらまずこんな看板作りませんよね。
壁にはこんなポスター。縦書きのルールを知らないらしい。
そして大音量のロックポップス。どう考えても日本人の経営する日本食屋とは思えない。この手の店で美味しかったことはないんですよ。まだメニューも見ていないけど、この時点でもう帰りたい。でも席に着いちゃったから仕方がない、無難そうなものを頼んで、とっとと帰ろう。親子丼と角煮かつ丼を注文。
料理を待っている間、とにかくスタッフがあちこちで箸や皿を落としまくり、ガッチャンガッチャン聞こえてきます。音楽のうるささと相まって落ち着かない。でも、わざと落としているわけではないので、別にこれに対しては、なんとも思いませんでした。しかし次の瞬間、目を疑いました。
落とした皿を、きれいな皿の山に平然と置いたのです。その皿の山をキッチンの方に持っていき、ご丁寧にふきんで全部の皿を拭き始めました。全部の皿、そしてふきん、すべてが終わっている...安い食堂ならいざ知らず、サービスチャージを請求する店でもこれなのか。この店は衛生観念の指導をしないのでしょうか。ちなみに、フィリピンの衛生観念は、こんなもんです。
この瞬間、私の食欲はゼロ。しかし、そんな気持ちをあざ笑うかのように、料理が届きました。
これが親子丼。鶏肉入り卵かけご飯じゃないか。ボベは生卵が苦手なので(というか、日本人でもフィリピンの卵での卵かけご飯は、サルモネラ菌の危険があるから食べませんよ。この卵、信用していいの?)、見た目だけでギブ。
これが角煮かつ丼。てっきり豚の角煮をカツにしたのかと思ったら、不自然に角ばったトンカツのかつ丼でした。福岡の甘い味で慣れた私でも、このかつ丼は甘くて甘くてしつこくて、一口でギブアップでした。
もう一つ文句をつけるなら、親子丼とかつ丼のベースの味が同じでした。本来、親子丼はややさっぱり目に、かつ丼は甘みを強くしてこってり目に作るのが、料理人なら常識。かつ丼にしても甘すぎる味付けを親子丼にされたら、結構しんどい。
この盛り付けなので、きっと日本人のフードコーディネーターが企画をしたはずです。しかし、日本人スタッフが現場にいないと、3日で味を激変させる特殊能力を持ったフィリピン人。現場に日本人スタッフが居ないことをいいことに、計量せずに自分好みに適当に作ったのでしょう。チェーン店を含めどこの日系の料理店でもそうですが、日本人スタッフの経費をケチると、味がめちゃくちゃになり、結局日本人のお客さんは離れていきます。フィリピン人の上流~中流をターゲットにするか、潰れるか、どちらか。例:吉野家(フィリピン在留日本人の間では、行ってはいけない日本料理店NO.1に輝いています。)
しばらくして、マネジャーらしき人がテーブルにやって来ました。
「お食事はいかがでしたか?」
間違いなく私はこの店に二度と来ません。フィリピンでは店にクレームを言う人はド変態扱いされます。二度と来ない店にド変態扱いされながら、改善点を伝えてあげるほど、私はできた人間ではありません。
本当はDisgustingとかYuckとか言いたかったところですが、ぐっとこらえて、強烈に皮肉を込めて、無表情で
「OK...」
普通、無表情のOKやGOODはあまり積極的に良いと思っていないサインです。しかしこのマネジャー、何を思ったのか、私のOK...をGREATと勝手に変換しちゃったのです。アホか。店員みんなが救いようのないアホだ。
もしこのレストランの経営に日本人がかかわっているのなら、一刻も早く、スタッフ教育をやり直してください。そして、経費をけちらず、必ず日本人を常駐させること。
そしてマニラ在住の日本人の方、私が行ったのはグリーンベルト店ですが、他の所でもoomaのSoon Openingの看板を見かけました。行っちゃだめです。怖いもの見たさなら別ですが、お金をどぶに捨てたくなければ、他の店を選びましょう。
お口直しに、おいしいお店。
チェーン店のスバッロというピザ屋さんです。ここが、好きなんですよね。
私のオーダーは4チーズピザ(135ペソ)
ブルーチーズがきいていて、旨い。
ボベ注文のスプリーム(135ペソ)
これはパン生地。これも味が濃くなくておいしい。
ここのピザは1切れが大きいので、1枚でも充分おなかがいっぱいになるんですね。ラザニアも美味しいんです。ただ量が多くて、一人では食べきれませんが。次回はここのミートボールのトマト煮が食べたいなぁ。きっとすぐに来ちゃいますがね。
最後にキハダマグロ。
スーパーに行ったら、やたら新鮮なキハダマグロを発見。店員さん曰く、当日朝に漁師さんが持ってきたものらしい。即決で購入。
頭と骨はキャベツとトマトでフィリピン風のあら汁に、半身は私が刺身の漬けに(実はマグロの刺身はあまり好まないんです。マグロなら漬けの方が好きです)、半身は冷凍で保存、肝と心臓はたっぷりショウガと煮て、ショウガ醤油で。
どれもこれも、旨すぎです。
ボベは初めて漬けを食べたらしく、ワサビ醤油で食べるより美味しいと大喜びでした。
結局、材料さえ手に入れば、自分で作るのが美味しいんですよね。改めて感じました。
ボベちゃん快気祝い旅行 in Singapore その10 最終日です
またもや長期間放置しておりました。
おかげでシンガポール旅行のことなんて、もう覚えていないよ~。
さて、シンガポール旅行の最終日ですね。
何やったっけ???
フィリピンへの帰国便が夕方だから、昼過ぎまでぶらぶら散歩したような気がする。そんな写真が残っているし。
道端で見つけた象の像。とにかくリトルインディアはどこもかしこも象です。
そのあと、国立博物館に行ったけど、非常ベルが鳴り続けていて、恐れおののき、中には入らず。チャイムスの商業主義に悪態をつき、観光終了。
ホテルで荷物を受け取り、空港へ向かいました。
マニラ到着は夜9時過ぎ。またこの日はキリスト教の祝日で、マニラに戻ったところで、どこも食事できるところが開いていないのは確実だから、シンガポール空港で最後の食事。
私は今回の旅行で食べ損ねていたワンタンミードライ。この真っ黒なたれの和え麺が大好きなんです。最後にありつけて良かった。
ボベは見るからにまずそうなフライドライス。メニューの写真を見ても、どう見てもまずそうだったし、おまけに結構値段が高かったから、まさかボベがこれを注文するとは思わなかった。アホか。どう見ても冷凍のミックスベジタブルが混ぜてあるだけやん。これでS$11。うそでしょ。実際食べてみても、やはりまずかったです。これならマカティのうちの近所の、士林のフライドライスの方がずっと安くて、ずっとずっとおいしいわ。
口直しにチェンドル。マレーシアのタワウという辺境の町のその中心地から車で30分以上も離れたトンデモ僻地な団地に住んでいたころ、近所の人がチェンドル屋さんをしていて、自宅に招待されて、これを作るところを見せてもらったことがあるのです。いわゆる葛切りを作る要領なのですが、暑いし、かき混ぜ続けるのも大変だし、とても手間がかかるんです。あれを思うと、これを食べる時は感謝して味わわなければなりません。そういう思いを抜きにしても、このチェンドルは甘さと隠し味の塩味が良い塩梅で、おいしかったです。
免税店で、フィリピンでは関税が異常に高くてなかなか買えない香水をしっかりと手に入れ、残りの小銭でお土産もしっかりと買い、大満足でシンガポールを後にしました。
ちょうどイースターの時期だったので、空港の中の卵の飾りつけの前で気取るボベさん。腹出すぎ。
リトルインディアで手に入れたバルフィとカラカンド。
空港内のマレー菓子の店ブンガワンソロで買ったバフルとオンデオンデ。この大福のような団子のようなオンデオンデが大好きなのですが、中のヤシ糖が溶け出してしまうので、日持ちが全くしないのです。この写真のも、すでに溶け出してしまっています。もっと食べたかった...
ちなみに今回の旅行でボベさんが気に入ったのは、動物園の象はもちろんですが、もう一つがこれ。
ビヤードパパののシュークリーム。
完全に日本の味覚になってしまったボベさんでした。
ちなみに今、夕涼みの散歩に行ったところ、うちの近所にビヤードパパができるという看板を発見。小躍りして喜ぶボベさんでした。