イントラムロスでお散歩 序章
先日イミグレーションの本庁に行く用事があり、マニラ首都圏マニラ市の一角イントラムロスという場所に行ってきました。
注:一般に言われているマニラというのは、複数の市の集合体で、正確にはマニラ首都圏となります。単にマニラというと、そのマニラ首都圏の中のマニラ市なのか首都圏なのか混乱します。首都東京というと、東京という都市を指すのではなく(そもそも東京市というものが存在しない)、23区を指すでしょう。マニラ首都圏もそれと同様です。分かりにくいのは、同じ名前のマニラ市という場所があることですね。
話を戻します。渋滞にはまらないように朝早めに家を出たら、順調に行き過ぎて、着いた時にはまだイミグレーションは開いていませんでした。折角イントラムロスまで来たんだから、ちょっとだけイミグレーションの周辺を散歩してみることにしました。
イントラムロスは城塞都市と呼ばれ、マニラ市の旧市街地で、スペイン統治時代の名残を残している場所なのです。あまり名所旧跡には興味がありませんが、お散歩にいい雰囲気だったら興味があります。
まず最初に気づいたのはこの像。誰なのかはよくわかりません。おもろい顔をしています。
ちょっと進むと屋台街が見えてきました。マレーシアではよく見ていた屋台ですが、私の住んでいるマカティは大都会なので、通りにところどころ屋台(トウモロコシ屋やおやつ屋台など)が出ていますが、集合屋台はないんです。久々で興奮しますが、残念ながら朝が早すぎて、まだほとんど開店準備中でした。
屋台街を抜けると、大きくて立派な建物が見えてきました。
マニラ大聖堂です(これは背面)。国家的な宗教行事はここで行われるそうで、数年前にローマ法王がフィリピンを訪問した際はここでミサを行ったそうです。
マニラ大聖堂の正面に移動しようとしたら、かわいい服装の守衛さんを発見。イントラムロスでは古い街並みとマッチングさせるため、このようなオールドスタイルの制服が義務付けられているそうです。ライトブルーの服に革の茶色が渋くて、私好みな服装です。
靴もピカピカなのがポイント高いですね。
そして大聖堂向かいのローマ広場から大聖堂を見てみましょう。
古そうに見えますが、第二次世界大戦で爆撃を受けたものを戦後再建したものだそうです。今年で再建60周年ということで、教会周辺にその看板が出ていました。石造りの良い雰囲気の教会ですね。
イントラムロスと川を挟んで隣のビノンド(中華街のエリア)には、これがたくさん走っています。
カレッサ(馬車)ですね。街の雰囲気にとても合っていて良いですね。でもちょっと臭いです。
ちなみに観光用でべらぼうに値段が高いのと、料金でトラブルが多いという評判を聞きますから、どうしても乗りたい人は覚悟して乗ってください。
イントラムロスは歴史的建造物での観光押しですから、警官と溶け込ませるために商業施設でも派手な看板が禁止されているようです。どこもド派手な赤い看板のジョリビーですが、イントラムロスではこうなります。
地味です。
ちなみにミニストップは、窓に透明のMINISTOPというステッカーを張っているだけで、よく見ないと全く気付かないほど溶け込んでいました。
ここまで所要15分。めちゃくちゃこの町、気に入りました。
ということで、もう少しゆっくり時間をかけて散歩するために、再訪することを決心しました。
続く。
最後に最近行ったうまい店。
インドネシア大使館向かいにあるガルーダという店です。1年ぶりくらいでしょうか。ボベさんは初めての訪問でした。
ナシゴレンプレート
私は今までサテーを美味しいと思ったことがなかった、特にピーナッツソースが苦手だったのですが、ここのソースは後味に柑橘系の風味が鼻に抜け(レモングラスかコブミカンの葉っぱでしょう)、すっきりしていて最高においしかったです。
イカンゴレンプレート
イカン=魚、ゴレン=炒め物・揚げ物
つまり魚のから揚げですね。豆腐の厚揚げが下味がしっかりしみていて美味しかったです。
懐かしいインドネシアの味。美味しかったです。実はインドネシアに住んでいたころ、毎日食べるインドネシア料理に疲れて、最後の頃には、インドネシア料理を拒否するようになっていました。インドネシアでの生活は本当に大好きで幸せだったのですが、唯一の問題は食事だったんです。でも毎日ではなく、時々食べるインドネシア料理は、やっぱり美味しいねぇ。流石にこのガルーダは、大使館の人たちが毎日通うだけあって、とても美味しかったです。