「糖質制限ダイエット」
「おやじダイエット部」
 
これらの著書で有名になった桐山秀樹さん(62歳)が
心不全で急死された事について
テレビや雑誌などで色々討論されています。
 
 
 
 
 
 
 
そもそも「糖質制限ダイエット」というのは
専門家の間でも意見が真っ二つに分かれるダイエット法でしたので
桐山さんが亡くなったことを受けて
 
「糖質制限ダイエットのせいだ!」
「いや!糖質制限ダイエットは関係ない!」
 
といったバトルが繰り広げられています。
 
 
そこで私も自分なりの考えを言わせて頂こうと思います。
 
 
 
 
桐山さんが糖質制限ダイエットを始めるきっかけになったのは
ご自分が糖尿病を発症された事からです。
 
 
ご飯やパンといった炭水化物(糖質)を抜くダイエットを行ったところ
3週間で20kgも痩せる事ができ、
その事を本にしてみたら大人気になった・・・
 
という経路があったわけですが、
早い話「痩せればいいのか?」ということに尽きると思うんです。
 
 
 
確かに糖尿病になった場合、
糖質を摂らなくなれば血糖値は下がりますから
一見何も問題がないように思えます。
 
でも糖尿病の怖いところは
「動脈硬化が進行していって血管が非常にもろくなる」
「血管内にコレステロールや脂質が詰まりやすくなる」
つまり「血管がもろくなり細くなり詰まりやすくなる」ということです。
 
その結果「心不全」「心筋梗塞」といった
重大な病を引き起こすことになるわけですから。
 
 
 
それなのに
 
血糖値を下げるために糖質を完全にカットして
その代わりにタンパク質や脂質などを多めに摂る
 
こういった食生活を送っていたら血糖値は下がっても
心臓病でやられてしまってもおかしくないように思うんです。
 
 
 
本当にすべきなのは
「糖質を一切摂らないダイエット」をする事ではなく
「糖質は控えめにして色々な物をバランスよく食べるダイエット」です。
 
 
 
 
この「糖質制限ダイエット」が大ヒットしてからというもの
色々な番組で、このダイエット法が取り上げられていましたが
よく目についたのが
「糖質さえ摂らなければ肉でも揚げ物でも何でも好きなだけ食べていい」
と紹介されていたことです。
 
その度に「そんな事あるかい!」
「高脂血症になったらどうしんだ!」
「脳梗塞とか心筋梗塞で死ぬわ!」と怒りまくっていましたが
ちょっと考えればそういうダイエット法がどれだけ危険な事か分かると思うんです。
 
 
でもそういった危険なダイエット法を
「好きな物を好きなだけ食べられる夢のダイエット法」
として取り上げていた事に言い様のない怒りが込み上げています。
 
 
 
 
 
以前からずっと言い続けている事ですが
この世の中に摂っていけない栄養素というのは存在しません。
 
もちろん何らかの事情があって医師から
「絶対に摂らない様に」と言われている物がある人は別ですが
そういった事情がある人以外は、
「○○しか食べない」とか「○○を絶対に食べない」といった
極端なダイエットは絶対にしないで頂きたいと思っています。
 
 
注意すべきなのは「摂る量や摂るタイミング」なんです。
 
それさえきちんと守れていれば、
ご飯やパンといった主食を摂っても全く問題ありません・・・というより
「主になる食べ物」なんですからきちんと食べましょう。
 
 
 
 
最後にもう一度言います。
 
「○○を一切摂らないダイエット」なんて絶対にしないこと。
「痩せることができればいい」なんて絶対に思わないこと。
 
 
痩せても死んだら無意味です。
 
 
 
 
 
 
 

 

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