NHK・Eテレで放送されている『スーパー・プレゼンテーション』

ご覧になったことはあるでしょうか。


私は毎回録画して見ているんですが、4月23日の放送内容をご紹介したいと思います。



プレゼンターはJamie Oliver(ジェイミー・オリバー)34歳






イギリス出身の人気シェフです。




8歳の頃からパブレストランを経営していた両親の手伝いをしていた事によって、

料理を身近なものとして親しむようになっていたといいます。

シェフとした活躍する姿を追ったテレビ番組で一躍人気者に。


現在は自分の料理番組や料理スタジオを持ち「食」についての問題に立ち上がっています。


そんなジェイミー・オリバーがプレゼンするのは、

Teach every child about food


『食べ物のことを全ての子供に教えよう』



以下はジェイミー・オリバーの発言ですが、とても重要な内容でしたので

なるべく忠実に再現したいと思います。






家庭や学校で子供たちが食べている物を見直さないと大変なことになる。


今こうして話している18分間に4人のアメリカ人が食生活が原因で死亡している。

僕はこの7年間、自分のやり方で一生懸命人の命を救おうとしてきた。


食の力というのが家庭の基本になるべきだと思う。

それで良い人生を送れるようになる。



実際、今どうなっているのかというと、とにかくヒドイ。

中でもアメリカは特にヒドイ。世界有数の不健康な国。


僕ら大人はここ4世代に渡って子供の寿命をドンドン縮めている。


その原因は「食べ物」


今アメリカの死亡率第1位は、食事関連の病気になっている。


でもこれはアメリカだけの問題ではなく世界的な問題となりつつある。



去年、不健康な州ランキングでダントツの第1位になった

「ウエストバージニア州」のハンテイントンという街における肥満の現状を知って欲しい。



ブリタニー 16歳 余命6年






超高度肥満により、わずか16歳で、あと6年の余命を宣告されている。



料理をしないアメリカ人・第3世代は、家庭でも学校でも料理を教わっていない。



エドワーズ一家。この街では一般的な家庭。


母親ステイシー 料理を教わった経験なし。





息子ジャスティンは12歳で1607kg 学校でイジメられている。

娘ケイティ4歳は小学校に上がる前から肥満。




マリサは父親・おじが肥満で死亡。継父も肥満。

肥満・食事関連の病気は本人だけでなく周りの人も傷つける。



ちなみに超高度肥満で亡くなった人の棺桶は人の手では運べずフォークリフトを使う。








僕らの食文化は「家庭」「学校」「店」からなっている。






その食文化をダメにしてきたのは、ここ30年の「現代的な生活」



まず「店」 国中ファストフードだらけ。

大手はアメリカ有数の大企業。スーパーも同じ。


30年前は地元産の新鮮な食材が多かったが、今は加工された添加物ガンガンの食品ばかり。

食品のサイズも大きな問題。


また食品表示も大問題になっていて、アメリカの食品表示はヒドイ!

売り手の都合のいい事だけを記載しているので

糖分たっぷりな物を「低脂肪食品」というようにまるで体にいい食品のように表示してしまう。



次は「家庭」

一番の問題は、昔は大事にされていた家庭内での食文化の伝承がもう行われていないこと。



エドワーズ家の状況。


「君ら一家は毎週こんなに食べている」







「これが子供の寿命を縮めているんだよ。それについてどう思う?」







「すごく悲しい。落ち込んでいる」







「子供たちに良い人生をと思うのに私が彼らを早死にさせてしまう」







「だけどそれは止められるんだよ」








次に「学校」

健康問題への取り組みが行われていない。

アメリカは今3100万人に子供が給食を食べている。

多くの子が朝・昼と1日2食、年間で180回の給食を食べている事になるので

給食はかなり重要になっている。



なのに給食の内容を指示しているのは食に関する知識のない会計士のような連中。


食には詳しくない上に予算はどんどん減ってきている。

だから工夫して少しでも良くしようとする事ができない。

連中が唯一できる事は「安くて体に悪い物」を仕入れることだけ、


その結果、給食がファストフードになっている。

ファストフードの添加物の多さは尋常ではない。


新鮮な食べ物が全然なく、フライドポテトが野菜扱い。ピザが朝食。

そして給食が、ひき肉サンド、ハンバーガー、ホットドッグ、ピザ。


食に関する教育が行われていない。

学校での食育が義務化されていない。


イギリスの普通の小学校でトマトを見せてみた。

「これは何?」と聞いてみるとほぼ全員が「ジャガイモ」と答えた。







ナスを見せると「梨かなぁ?」






子供ちは食べ物の原形を全然知らない。



イギリスでもアメリカでも同じようなことになっているが教えてあげれば分かるようになる。


1時間の授業2回で変われる。

学校で食育を行わないといけない。


学校での一番の問題点は、朝・昼に飲む「牛乳」


牛乳業界はこう考えたはず。

香辛料・着色料・砂糖を入れればもっと子供たちが飲むだろう。







今糖分はホントに何にでも入っている。






そしてそれが牛乳にまで入っている。しかもその量は炭酸飲料と並み。


子供たちはその牛乳を1日2回飲んでいる。


今から見せるのは子供1人の摂取量。






小学校にいる間、これだけの糖分を摂っている。しかも牛乳だけで。








これを知ったら世界中にどんな裁判官だって「これは児童虐待だ」といって

行政に有罪判決を下すだろう。




ただ、肥満の問題は幸いなことに防ぐことができる。

では、何をしていけばいいのか?

それは多方面での取り組みが必要。


正しい食生活が送れれば長生きもできるし全てが変わる。


まず「スーパー」

今スーパーに必要なのは食のアドバイザー。

買うべき食材や簡単で美味しい調理法を教えてくれる人が必要。

大した費用もかからないこのサービスを全スーパーで今すぐ行って欲しい。




次に「大手食品会社」

食育に力を入れる必要がある。


次は「ファストフード業界」

競争が激しいこの業界のやり方は、客を「糖分・塩分・脂肪分」などに依存させること。






まずそれをやめてもらわないといけない。

その為に行政から業界に働きかけてもらい、5~7年の間に皆が依存を断ち切れるようにすべき。




次は「学校」

年間180日も食べる給食の改善が絶対に必要。

地元産の新鮮な食材を学校で調理して出すこと。


給食の基準を改める必要がある。


アメリカの全ての子供が学校を卒業する時に10個のレシピを知っていることが重要。

人生に必ず役立つから。


料理の基本を分かっていればやっていける。

世の中が不景気になっても料理ができれば大丈夫。



最後に「家庭」

料理の伝承を再び始める事が確実に必要。



ある人が料理を3人に教え、その3人がまたそれぞれ3人に教える・・・

これを25回繰り返せばアメリカ人全員に行き渡る。


つまり「1人1人の努力で世の中が変わる」




僕の願いは皆が協力し、継続的な運動を展開すること。


子供の食育がちゃんと行われるようにするため、

家庭料理を取り戻すため、

そして皆が肥満と闘えるようにするために。






以上が放送内容だったんですが、この状況は日本にも起こりつつあるもので

全くの他人事ではありません。



小学生のいる家庭の朝食を調査した結果

子供に、ケーキ・ドーナッツ・クッキーを食べさせていた家が多かったと言います。



小さな内から糖分・脂肪分・油分がごってり入った食べ物や

添加物がガンガン入った食べ物ばかり与え続けていたら

その子の人生がどういうものになってしまうか、などと言うことは考えないのでしょう。





この話すごく長くなりそうなので、別記事にて取り上げたいと思います。





●「添加物ガンガン」と言ったらコレ!
 ↓↓
健康がウリのタニタがよりによって悪名高き「ランチパック」とコラボ!


●「アメリカの小学校給食」と言ったらコレ!
 ↓↓
マクドナルドのメニューだけ毎日食べ続けると太るだの痩せるだの、何の意味もない話。


●「日本はダイエットに過剰反応気味」と言ったらコレ!
 ↓↓
肥満改善のために「ダイエット給食」それは問題点のすり替による間違った解決法では?


●「糖質依存症」と言ったらコレ!
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激太りにつながる「炭水化物(糖質)依存症」人生もダイエットも甘くない!





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でもやっぱりアメリカと比べたら日本の食品の水準は相当高いと思う。






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