そうだったのか！TPP

　今回はTPPについて、こちらのサイトを紹介します。

そうだったのか！TPP

http://notppaction.blogspot.jp/

　こちらではTPPテキスト分析チームを立ち上げ、TPPの協定内容の問題点をあぶりだしているようです。（私は原文を読んでいないので、この分析が正しいかどうかということについては責任は持てませんが(;^_^A）

TPP協定の全体像と問題点　Ver.4

http://www.parc-jp.org/teigen/2016/TPPtextanalysis_ver.4.pdf

　とまぁ、こちらの資料は玄人向けになります。

　が、大半の国民はTPPって何が問題なのかも知らなければ、そもそもTPPがなんなのかについても理解していないように思われます。まぁ、マスメディアも詳しく取り上げないので当然と言えば当然ですが。

　というわけで、初心者向けのブックレットも作られているようです。

このまま批准していいの？続・そうだったのか！TPP24のギモン

http://www.parc-jp.org/teigen/2016/tpp-q&a.pdf

　親切にもコピー自由とのことなので、私なりに内容をざっくりまとめてみました。

Q1．TPPって結局、誰のためのルールなの？ 　

A1．グローバル企業・投資家、ごく一部の富裕層によるグローバル企業・投資家、ごく一部の富裕層のためのルールです。一般の国民にメリットはほとんどありません。

Q2．自由貿易はいいことではないの？ 　

A2．そもそもTPPはグローバル企業・投資家、ごく一部の富裕層が儲かるための「管理」貿易です。

Q3．ISDS条項って何が問題なの？ 　

A3．企業や投資家が国家の主権あるいは国民の権利を侵害することが問題です。

Q4．日本のような先進国が訴えられることはないのでは？ 　

A4．普通に訴えられます。濫訴防止規定も骨抜き化されています。

Q5．アメリカの大統領候補も反対なんでしょ？

A5．反対していますが、さらなる要求を突き付けてくるかもしれません。

Q6．交渉過程が秘密なのは、外交だから仕方ないのでは？

A6．そもそも秘密にする必要がないうえ、貿易協定においてこのような秘密交渉が行われた前例はない。一般の国民に知られると反対されるから秘密にしている。

Q7．政府の試算ではメリットもあると聞いたけど？

A7．政府の試算は無理のある前提を置いたうえでの甘い試算。より現実的な試算ではGDP成長率-0.12％、雇用-7.4万人という試算が出ている。

Q8．じゃあ、TPPはどうやったら止められるの？

A8．アメリカまたは日本が批准しなければ発効しない。（日米並行協議で決めた規制緩和を先に日本が実行した場合はTPPが発効しなくても、簡単には元に戻せなくなります。）

Q9．農産物は例外があるから守られたのでは？

A9．例外はありません。重要5品目に関しても無傷なものは一つもないと政府が答弁しております。

Q10．漁業にも影響はあるの？

A10．漁業補助金廃止、外資参入、セーフガード撤廃の見込み。漁業も大打撃。

Q11．林業は自由化されているから影響ないのでは？

A11．セーフガードなし、関税撤廃の見込み。地産地消の推進は輸入品の差別としてISDSで訴えられる可能性あり。

Q12．国産表示があれば心配いらいなのでは？

A12．国産表示によって輸入品が不利になるのであれば禁止される可能性あり。

Q13．遺伝子組み換え（GM）表示はなくならないの？

A13．すぐにはなくならないが、現時点でザル。すでにたくさん入ってきているし、TPP批准後はもっと入ってくるうえに規制の強化は不可。

Q14．食の安全基準は守られたの？

A14．消費者が求めるような厳しい規制は不可。

Q15．検疫がしっかりしていれば大丈夫では？
A15．原則48時間以内で流通させなくてはならなくなるので、今までの半分程度のチェック時間しか設けられません。グローバル企業の利益の方が国民の健康より優先されます。

Q16．医療制度は変わらないんでしょ？

A16．特許期間の延長etc.により、安価な医薬品は手に入りくくなります。

Q17．国民皆保険制度が守られたなら大丈夫では？

A17．企業寄りの運用となる予定で、内側から制度が崩壊させられる見込み。

Q18．かんぽ生命や共済はどうなるの？

A18．民間保険と同様の扱いになる見込み。

Q19．金融って私たちに関係あるの？

A19．金融を安定化させる政策が禁止されるので、リーマンショックみたいな海外の金融危機などの直撃を受ける。ちなみに日本のみ国有企業の「例外」を出していないので、すべての国有企業が外資の傘下になっても構わないと政府は考えている様子。

Q20．著作権の分野はメリットもあるんでしょ？

A20．アメリカの訴訟ビジネス的にはメリットがあるんでしょうね。

Q21．公共事業や地域経済はどうなりますか？

A21．外資規制が禁止されますし、地元の雇用や調達を優先させることも禁止されますので、地域経済にはデメリット。

Q22．公共サービスにも影響はありますか？

A22．公的機関（鉄道、空港、病院、郵便、金融etc.）への補助が禁止されますので、公共サービスは悪化すると思われます。先ほども述べたとおり国有企業に対する例外を設けていないのは日本のみ。なんというメチャクチャな交渉をしてきたのでしょうか…。

Q23．環境に関する政策に影響はありますか？

A23．環境破壊や健康障害に関わる物であっても大企業や投資家の不利益になるような規制はできなくなります。

Q24．私たちの雇用は大丈夫？

A24．雇用は外資・外国人に奪われるもしくは労働条件が悪化する見込み。

　というわけで、TPPは一般の国民にはデメリットばかりでメリットはごく一部の限られた人にのみあるようです。まぁ、このごく一部の人（グローバル大企業や大金持ち）が政府やマスメディアとズブズブの関係になっているようですので、TPPの問題点が一般の国民に知られるということはなく、なんとなくTPPで経済がよくなるみたいなプロパガンダがまかり通っているわけですが…。

　そんでもって、TPP以上に秘密にされているTiSAという簡単に言えば公共サービスをすべて外資に全開放する条約まで水面下で進められているのが現状です。（「TiSAは主権国家を一掃する総仕上げ」byウォール街）

秘密の貿易交渉　TiSAの恐怖

Part1　http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12005137069.html

Part2　http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12124514892.html

Part3　http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12140462928.html

Part4　http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12180774112.html

　それにしても、日本のみが前のめりで国益を全放出、守るべきものも全て解放、そして、アメリカがどうなるか分からないうちから批准を急ごうとしたり、アメリカに批准を急がせようとしたり…。安倍政権とは史上最大級の売国政権ですな(￣▽￣)

　これを止めるには多くの国民が事実を知って、反対するしかありません。（ウルグアイでは国民の大反発によってTiSAからの脱退が決まったりとかしたようですし。）

　みなさん、拡散お願いしますm(_ _ )m

　こちらの動画も再掲しておきます。

前半

後半

TPP・TiSAについての情報を拡散願いますm(_ _ )m

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