『もう一つの進撃の庶民』Episode 38~41 | くらえもんの気ままに独り言

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 今回は月イチでお送りしております『もう一つの進撃の庶民』の総集編でございます。(『もう一つの進撃の庶民』は言論ポータルサイト「進撃の庶民」で毎週火曜日に連載中です。)




 前回までの話はこちら
『もう一つの進撃の庶民』

Episode 00~03

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11888910185.html

Episode 04~07

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11901128369.html

Episode 08~12

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11915601571.html

Episode 13~16

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11935318360.html

Episode 17~20

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11944640583.html

Episode 21~24

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11956493105.html

Episode 25~28

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11967564165.html

Episode 29~32

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11983212436.html

Episode 33~37

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11991976877.html


 さて、『もう一つの進撃の庶民』の世界はアヴィンが消費税増税を決断するのか否かという局面になってきました。(史実では8%への消費税増税が実行されましたが、どうなるのでしょうか?)


 ここから先はオリジナル展開となる部分が多くなりそうです。なにせ作者である私自身もどういう展開にしていこうかほとんど考えておりませんので(;^_^A


 最近、ネオリベスの存在が空気化してきているので、そろそろ新調査兵団とネオリベスのバトルも描きたいところではございますが・・・。


 毎回、このコーナーではペイント付き人物紹介を行っておりましたが、今月は多忙につきお休みさせていただきます。どうかご了承くださいm(_ _ )m


 それでは、Episode 38~41の4話を続けてお楽しみください(^O^)/


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カレン「本気ですか!?ナッシュ団長。」

ミツキ「そんな、ムチャですよ!!」

ナッシュ「いや、俺一人の方が成功する確率が高い。お前らはアジトに戻れ。そして、アスキーさんにこの手紙を渡してくれ。」

カレン「ナッシュ団長・・・。」

ナッシュ「じゃあ、俺はそろそろ王宮へ向かう。みんなによろしく伝えておいてくれ。」


Episode 38 「ナッシュの決意」


 ナッシュはアヴィンの暴走を止めるため単身王宮へと向かった。


カレン「ミツキ・・・。俺はナッシュ団長を追う。やっぱり一人じゃ無茶だ。」

ミツキ「じゃあ、私も一緒に・・・。」

カレン「それはダメだ。ミツキは団長の手紙をアスキーさんに届けなきゃ。」

ミツキ「でも、カレンが・・・。」

カレン「俺のことは心配すんなよ。強くなったんだしよ。」

ミツキ「でも、まだ私より弱い。」

カレン「うるせーな、もう。とにかく俺も王宮へ向かう。」

ミツキ「じゃあ、約束して。」

カレン「ん?」

ミツキ「生きて帰ってきて。」

カレン「・・・ああ、任せとけ!」


―王宮・王の間


ヘイツォ「今のところアヴィノミクスは順調ですね。私の理想通りの展開です。」

アヴィン「A帝国やE連邦にも喜んでもらえることだろう。」

ヘイツォ「一度、立場を失った私にチャンスを与えて下さり感謝しております。」

アヴィン「あなたに機会を与えた私の目に狂いはなかったようだ。」

アーリマン「アヴィン様、打ち合わせの時間です。」

ヘイツォ「これからどなたとお会いになられるのですか?」

アヴィン「キノッチ殿と消費税増税へ向けた調整を行う予定だ。」


―クリスマス兵団・アジト


団員A「この前のアヴィン王の演説やばくないか?」

団員B「やっぱり、アヴィン王は破壊者なのかも。」

チャッキー「あーあー。聞こえない聞こえない。」

レックス「金融緩和のおかげでこんなに景気よくなってるんだぞ。」

団員A「でも・・・、TPPとかやばいんじゃないのか?」

ポリアンナ「じゃあ、アヴィン様の他に王にふさわしい奴はいるのかよ?」

団員B「それは・・・。」


ジェイネス「こら、お前ら何をサボっている。」

クリスマス「今お前らがこうしている間にもアヴィン様はたった一人でキノッチと戦っているのだぞ!」

ジェイネス「消費税増税さえ防げれば、あとのことは心配する必要はない!」

クリスマス「今は打倒キノッチに集中しろ!」

ベティ「あ、団長、獄長。そう言えば面白い情報を入手しましたよ。」

クリスマス「ん?」


 単身アヴィンの元へ向かうナッシュとそれを追うカレン。消費税増税へ向けた準備を進めるアヴィン。そして、ベティの入手した情報とはいったい?


(つづく)


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キノッチ「私としては財政規律を守るためにも消費税増税を実行したいところ。」

ラショウ「それで、景気が悪くなったらどうする?」

アヴィン「そこは成長戦略で乗り切ることが可能でしょう。」

キノッチ「では、増税しない場合は財政健全化についてはどうするおつもりで?」

アヴィン「そこも成長戦略で税収を高めるという方法が採れるかと。」

キノッチ「なるほど。それでは、増税も成長戦略とやらも両方やるというところが落としどころになりそうですね。」

アヴィン「まぁ、最終的には私が判断しますよ。ただ、準備はしておいて下さい。増税のね。」


Episode 39 「ナッシュの手紙」


―新・調査兵団アジト


ミツキ「・・・ただいま、戻りました。」

セルフィ「ミツキ!今までどこに行ってたんだい!?ナッシュ団長とカレンは?」

ミツキ「・・・ちょっとね。アスキーさん、ナッシュ団長から手紙を預かってます。」

アスキー「どれどれ。」


 アスキーはナッシュの手紙を読んだ。


アスキー「そうか・・・。」

シヴァ「手紙にはなんと?」

アスキー「ナッシュ団長は一人でアヴィンを説得しに王宮へ向かったようだね。」

セルフィ「そんな無茶な。」

アスキー「それから、彼の調査によれば、消費税増税は今のところはほぼ確定的のようだ。」

ミツキ「え?だって、まだデフレ不況の真っただ中ですよ?」

シヴァ「TPPとかの問題もあるのに消費税増税だなんて・・・。」

ヒイロ「増税さえ止めればなんとかなる状況ってわけじゃないけど、困ったねこりゃ。」

マージ「アヴィンをなんとか止めたいと思うのは無理もないですね。」

アスキー「それで、ミツキ・・・。カレン君はどうした?」

ミツキ「それが・・・。」


―クリスマス兵団・アジト


クリスマス「増税阻止のために必死で戦っているアヴィン様をここまで侮辱するとは・・・。」

ジェイネス「やつらはやはり偽装転向コミン●ルンだったのか。」

ベティ「でも、彼らも消費税増税には反対しているようですが。」

クリスマス「疑わしきは決めつけて滅ぼせ!奴らは敵だ!」


 先日、街でミツキに盗聴器を仕込んでいたベティ。そして、新・調査兵団はクリスマス兵団より敵認定されることに。N国はさらに混乱の渦へ。


(つづく)


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ブラック「消費税増税の際には追加緩和でサポートしますよ。」

ハマー「景気の腰折れは心配だが、金融緩和でしのげるはずですぞ。」

アヴィン「アドバイスありがとうございます。参考にさせていただきますよ。」

ハマー「そう言えば、なんか外が騒がしいのう。」


Episode 40 「暴走!クリスマス兵団」


―王宮・門外


クリスマス「妖怪どもよ。よく聞け!!」

ポリアンナ「そうだーーっ!」

クリスマス「アヴィン様が消費税増税を決めたという噂が流れているが、そんなデマを流すな!」

チャッキー「そうだーーっ!」

クリスマス「私たちはアヴィン様本人が負けを認めるまで、アヴィン様を信じる!!」

ポリアンナ「そうだーーっ!」

クリスマス「増税を決めるのはキノッチではない!アヴィン様だ!」

チャッキー「そうだーーっ!」

クリスマス「増税をいう奴はC国の手先だーーっ!」

ポリアンナ「そうだーーっ!」

クリスマス「アヴィン様はひとりじゃなーーーーーい!!」


―王宮・王の間


ラショウ「確かあれはクリスマス部隊長・・・。」

アーリマン「なんなんですか?あのポエムは・・・。」

アヴィン「くっくっくっ・・・。聞いている私が恥ずかしいよ。」

アーリマン「どうします?やめさせますか?」

アヴィン「いや。キノッチと一人で戦う王を演じておこう。くっくっくっ・・・。」


―新・調査兵団・アジト


アスキー「問題山積だが、ひとまず我々も一度王都へ向かおう。」

シヴァ「ナッシュ団長はともかく、カレン君は止めとかないとね。」

ミツキ「すみません。私がしっかりカレンを止めていれば。」

ヒイロ「気に病む必要はないよ。」


ドーン


 その時、ドアをぶち破って侵入してくる複数の人影が。


ジェイネス「こんなところに隠れていましたか。偽装転向コミン●ルンの諸君。」

マージ「貴様はジェイネス・・・。」

ジェイネス「裏切り者には死をもって償っていただこう。」

アスキー「裏切るも何も、間違っているのはアヴィン王の方だが。」

レックス「何を言っている?アヴィン様は金融緩和をやっているのだぞ。」

ミツキ「だから何?」

ジェイネス「それが全てだということが分からんようだな。」

シヴァ「金融緩和をやろうとも、緊縮財政や壁の破壊なんてことをやられてはデフレ脱却できないどころか、ネオリベスに滅ぼされてしまう。」

ベティ「消費税増税は止めるわ。キノッチを倒してね。」

ジェイネス「積極財政や壁の強靭化などぬかして、キノッチ打倒に全力を注がないとは・・・やはり、貴様らは国賊のようだな。」

ヒイロ「おいおい。本気か?」


 突如、新・調査兵団のアジトを襲撃してきたクリスマス兵団。一方、クリスマスの必死の叫びは決してアヴィンに届くことはなかった。


(つづく)


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―王宮裏・街道


ナッシュ「ヴォルフ、久しぶりだな。」

ヴォルフ「ナッシュ部隊長・・・。今は新・調査兵団長でしたね。なぜ、こんなところに。」

ナッシュ「ちょっと、アヴィン王に用があってな。すまないが、少し協力してくれないか?」

ヴォルフ「いや・・・しかし。」

ナッシュ「あと、アンジーを探しているんだが、どこにいるか知らないか?」


Episode 41 「新・調査兵団VSクリスマス兵団」


―新・調査兵団・アジト


ジェイネス「この景気の回復具合を見ても金融緩和の力が分からんとは。」

シヴァ「それは10兆円の補正予算の効果ですよ。」

アスキー「統計データを見ても伸びてるのは公共投資の部門だからな。」

マージ「だいたい、金融緩和の効果が出るにはは2年くらいのタイムラグがあるんじゃなかったのか?」

ジェイネス「ぐぬぬ・・・。」

ベティ「どうやら、話の通じる相手ではなさそうね。」

ミツキ「・・・どっちがよ。」

ジェイネス「こうなれば、やむを得ない。クリスマス兵団の諸君。やってしまえっ!!」

レックス「はいっ!」

ババババババババババ


 一斉に銃弾を放つクリスマス兵団。

 しかし、その瞬間一筋の閃光が舞う。


ジェイネス「な・・・。」

セルフィ「ミツキ・・・!!」


 そして、ミツキの足元に倒れるクリスマス兵団の団員達。


ミツキ「安心して・・・。別に殺しちゃいないわ。」

ベティ「痛い・・・手が・・・動かない・・・。」

ミツキ「ただ・・・武器を握れなくしただけ・・・。」

シヴァ「この一瞬で、ここまでの芸当を・・・。ミツキ、すごいな。」


 アスキーがクリスマス兵団の団員たちの腕を確かめたところ、どうやら骨折させられているようであった。


マージ「おーい。ヒイロが銃弾を受けている。誰か止血をたのむ。」

セルフィ「はい。すぐに行きます。」


ミツキ「あとはアンタだけよ。うすらハゲ。どうする?」

ジェイネス「く・・・覚えていろ。団長とともに必ずや、貴様らに鉄槌をくだしてやるからな。」

レックス「う・・・獄長・・・。痛いです・・・助けてください・・・。」

ジェイネス「うるさい。自分で歩け。お前ら全員帰るぞ!!」


 ミツキの活躍でクリスマス兵団を退けた新・調査兵団だったが、ヒイロは負傷により戦線離脱。一方、ナッシュは王都へ到着。そして、消費税増税の決断時期がいよいよ迫る。


(つづく)


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Episode 42を読みたい人は明日の進撃の庶民を要チェック!!

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この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。


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