『もう一つの進撃の庶民』Episode 13~16 | くらえもんの気ままに独り言

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 今回は月イチでお送りしております『もう一つの進撃の庶民』の総集編でございます。


 前回までの話はこちら

『もう一つの進撃の庶民』

Episode 00~03

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11888910185.html

Episode 04~07

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11901128369.html

Episode 08~12

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11915601571.html


さて、カレンたちが調査兵団に入団し一年が経ち、物語は新章へと突入したわけでございますが、ここで新章開幕時点での調査兵団の構成について未登場人物を含めてまとめることにしてみました。


団長 アヴィン

副団長 ラショウ(未登場:一年前はネオリベスとの戦いにて重症を負い、戦線離脱していた)


第一部隊

部隊長 ナッシュ

副部隊長 アスキー

作戦部長 シヴァ

分隊長 ヴォルフ

分隊長 タンツァ(未登場)

新兵 カレン

新兵 ミツキ

ほか 25名


第二部隊

部隊長 オーズ

副部隊長 カーター(未登場)

作戦部長 アンジー(圧倒的な頭脳明晰さでスピード出世)

分隊長 ケイン(未登場)

新兵 セルフィ

ほか 36名


第三部隊

部隊長 クリスマス

副部隊長(獄長) ジェイネス

作戦部長 サンダー

分隊長 ハーゲン(未登場)

隊員 ヒイロ

隊員 マージ

新兵 ポリアンナ

新兵 ベティ

新兵 レックス

新兵 チャッキー(未登場)

ほか 122名


第四部隊

部隊長(副団長代理) チェリオ

副部隊長 エーツィン

作戦部長 イシス(未登場)

分隊長 キム(未登場)

新兵 ムゲロ

新兵 コリン

ほか 163名


 第一部隊と第二部隊は人気があまりないようで少数精鋭となっています(;^_^A

 未登場と書かれている人物は今後、登場するかもしれません・・・が、登場しないかもしれません(笑)


 それではEpisode 13~Episode 16を一気にどうぞ!!


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アンジー「すみません。ヒイロさんかマージさんって人を探しているんですが知りませんか?」

サンダー「私はクリスマス兵団の作戦部長サンダーだ。ヒイロならあそこで本を読んでいる奴だ。マージはどこに行ったのか知らんが・・・。何か用なのか?」

ミツキ「いえ。別に・・・。」

サンダー「ふーん。あんな落ちこぼれになってはいかんぞ、訓練兵。」


Episode 13 「ヒイロとマージ」


カレン「あの・・・、ヒイロさんですよね?」

ヒイロ「そうだけど、僕に何か用かい?」

アンジー「第1部隊のアスキー副部隊長に経済のことについて知りたければヒイロさんとマージさんに聞けと言われて・・・。」

ヒイロ「そうか・・・。ここではまずいから場所を変えよう。」


ヒイロとともにアジトの外の森の中へ移動するカレン、ミツキ、アンジー、セルフィ。そして、ヒイロはカレンたちに話を始めた。


ヒイロ「すまんな。この話が部隊長の耳に入るとにらまれちまうんで。」

アンジー「単刀直入に聞きますが、国の借金って実は問題ないんじゃないですか?」

ヒイロ「ほう。そこまで知っているなら話が早い。その通りだよ……えーと。」

アンジー「アンジーです。」

ヒイロ「アンジー君。誰かが借金を抱えているなら、その反対でお金を貸している人がいる。だから、誰かが貯金をするためには誰かが借金を抱えている必要があるんだ。」

カレン「そう言われてみれば、確かにそうだな。」

ヒイロ「そして、借金を抱えても問題ない存在、それはお金を造れる政府のみ。」

セルフィ「ということは、国民が貯金をするためには政府が借金を抱える必要がある。しかも、それは問題のあることではない・・・。」

ヒイロ「国民の方は借金を抱えて返せないと破産だが、政府が借金を返せなくなる可能性はゼロだからね。」

ミツキ「でも、本当に問題はないのかしら?」

ヒイロ「まぁ、問題がゼロというわけではないけど、不況で国民生活が破綻したり、壁の補修もままならないことに比べるとたいした問題じゃないよ。」

カレン「でも、その話がクリスマスの耳に入るとなにがまずいんだ?」


そのとき、マージがやってきた。


マージ「ヒイロ、こんなところにいたのか?」

ヒイロ「マージ!成果はどうだった?」

マージ「あぁ、予想通りだった。」

アンジー「貴方がマージさん・・・。どちらへ行かれていたんですか?」

マージ「N銀さ。」


マージが手に入れてきた情報とはいったい!?


(つづく)


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マージ「部隊長達はN銀がお金を刷ってないからデフレ不況だって言ってたが……」

ミツキ「これは……」

ヒイロ「間違いないな……」

マージ「あぁ……。ブタ積みだ!!」


Episode 14 「デフレ不況の原因」


 マージがN銀から持ち帰ってきたデータはN銀が発行した通貨が貸し出しに回っていないことを示すものだった。つまり、現状は貨幣発行不足の状態ではなかったのだ。


マージ「つまり、デフレの原因は需要不足ってわけだ。」

カレン「でも、こんな不況で金をホイホイとは使えないから…」

ヒイロ「そう、これを解決する方法はただ一つ。」

マージ「政府が金を使う!!」


 そのとき、休憩時間が終わりを迎えた。


マージ「訓練兵!このデータのコピーをお前らにも渡しておく。第1部隊のアスキーさんにも渡しておいてくれ。」


 そう言うと、マージとヒイロは持ち場へ戻った。


 そして、カレンたちは再びアジトへ戻り、ジェイネスの講義を受けることに・・・。


ジェイネス「…というわけで、N銀が金を刷れば、国民の期待が高まり、景気が良くなるという寸法さ!!」

ポリアンナ「なるほど!!」

レックス「ジェイネス獄長の講義は分かりやすいです。」

ベティ「まさにホワイトを討て、ですね。」

カレン「なんで、N銀が金を刷れば、景気が良くなるんだよ?」


 ざわ・・・


ジェイネス「ほう。金融緩和を否定する愚か者がいるとは…。」

アンジー「N銀のテータによれば、むしろ銀行にはお金が余っていますが。」

ジェイネス「どうやら、ここには偽装転向コミン●ルンが紛れ込んでいるようですね。」


金融緩和万能論を振りかざすジェイネス。そして偽装転向コミン●ルンとはいったい!?


(つづく)


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クリスマス「やつらはどうした?」

ジェイネス「4人まとめて反省房へぶちこんであります。経済のけの字も知らない愚か者たちが歯向かいやがって…」

クリスマス「そうか。とりあえず、やつらは我が兵団には入団させまい。」


Episode 15 「C国の脅威」


ジェイネスの命でポリアンナ達訓練兵にリンチを受けたカレンたちは1週間の反省房入りとなった。そして、ようやく1週間が過ぎた…。


サンダー「出ろ、訓練兵。」

カレン「てめぇら。覚えてろよ。」

サンダー「これも調査兵団の規律のためだ。悪く思うな。」

ミツキ「あの、うすらハゲ…。絶対に許さないから…。」


サンダー「訓練兵は本日は第4部隊の訓練で壁外演習に行っているらしいが、お前たちは今から補修授業だそうだ。」

カレン「ネオリベスを倒しに行ってるのか?」

サンダー「いや。C国に対する哨戒任務だ。」


―第4部隊・作戦会議室


エーツィン「ははは。置いてけぼりを食らったようだな。私は第4部隊の副部隊長のエーツィンだ。」

セルフィ「第4部隊は確か、C国やK国に対抗するための部隊でしたよね。」

エーツィン「その通りだ。今、こうしている間にもC国の工作員が我がN国を乗っ取ろうと画策しているのだよ。それを食い止めるのがこの調査兵団の最大の目的と言っても過言ではない。」

カレン「ネオリベスがやべぇって時にC国も相手にしなきゃなんねぇのかよ。」

エーツィン「しかも、ミンストンはC国やK国にかなりの援助を行ってるらしいから、やつら最近増長してきているらしいんだよな。」

ミツキ「ミンストン…役立たずのブタが…。」

エーツィン「今季の訓練兵は第3部隊希望が6割、第4部隊希望が3割といったところみたいだが、お前らは希望の部隊は決まっているのか?」

カレン「あぁ。最初から決まっていますよ。」


そして一年の時が過ぎ、カレンとミツキは第1部隊へ、アンジーとセルフィは第2部隊へ入隊する。一方その頃、ミンストンの悪政は極限まで達していた。


次回、波乱の第2章開幕!!


(つづく)


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部下「経済状況の悪化で国民の不満が高まってきていますが。」

ミンストン「なぁ。TPPって知っているか?」

部下「確か、A帝国が進めようとしている貿易協定ですよね。」

ミンストン「TPP(トランス・ポータル・パートナーシップ)協定。この状況を打開するには開国しかない!!」


Episode 16 「TPP」


カレン「TPP?」

ナッシュ「あぁ。簡単に言えば各国を囲っている壁をぶっ壊して、お互いもっと行き来しやすくしようって話だ。」

シヴァ「部隊長とともに世界を見てきたけど、どこもネオリベスに侵食されて、経済が行き詰っていた。」

ナッシュ「そこで、A帝国がN国から富を奪うために利用しようとしているのがTPP協定ってわけだ。」

ミツキ「でも、A帝国もネオリベス・ショックのせいで、ネオリベスの怖さはしっているハズじゃ…。」

アスキー「特定のネオリベスには知能があることが報告されている。そして、彼らには他のネオリベスを操る能力があるとも言われている。」

ナッシュ「どうやら、TPPを本気で進めたがっているのは、その奇行種のようでな…。」


ヴォルフ「大変だ!ナッシュ部隊長!今すぐテレビをつけてくれ!」


ヴォルフ分隊長の知らせでテレビをつけるナッシュの目には会見を行うミンストンの姿が…。


ミンストン「これより我が国はTPPの交渉参加へ向けて関係国との協議を開始する!! 閉塞感を打破し、アジア地域の成長を取り込むのだ!!今こそ開国だ!!!」


ナッシュ「あのバカ…!!」

カレン「閉塞感の原因はてめぇらが金を使わないからだろうがよ。」

ミツキ「ライオネルが壁を壊して民衆が怒ったことで、自分が王の座についたということを忘れたのかしら。」

シヴァ「どうしましょうか、部隊長。」

ナッシュ「また、民衆の手によって王の座を降りてもらうより他はないな…。」


しかし、その時、巨大な地震が大地を揺るがす!!!


グラグラグラグラ……


カレン「なんて揺れだ…!!」

ナッシュ「震源地は……?」

アスキー「なんてことだ…」

ミツキ「アスキー副部隊長?」

アスキー「北東ブロックは壊滅だ…。もちろん壁も粉々だ…。」


TPP交渉参加へ向けての準備を始めるミンストン。そして突如、N国を襲った巨大地震。この危機を調査兵団は打破できるのか!?


(つづく)


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