シネポン！ vol.4 「リーサル・ウェポン」

※某映画サイトで発行していた携帯メルマガ「 シネポン！」を再編集して登録しています。

今週のお題　2001/01/18
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踊る大捜査線 THE MOVIE（1998・日）

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リーサル・ウェポン（1987・米）
Lethal Weapon
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なんでも「踊る大捜査線」の青島刑事と和久指導員は「セブン」のブラッド・ピットとモーガン・フリーマンがモデルだったというんだけど……。

若い刑事に定年間近の刑事とくれば、やっぱ「リーサル・ウェポン」しかないでしょ。

なんちゅうかシリーズ化されてから、ハチャメチャコンビの刑事アクションになっちゃったけど、ファーストムービーはジーンと男泣きできる感動作。

はじめて見たときは、ボロ泣きでした。

映画としては、実に単純というか、定番だけの映画。
まさにハリウッドの水戸黄門ムービー。

自殺願望のぶっ飛び刑事メル・ギブソンに、家庭の生活感どっぷりの刑事ダニー・クローバーなんて“バディ映画”の定番だし、黒人が上司ってのもハリウッドの定番（人権問題への配慮らしい）。物語も勧善懲悪で分っかりやすい。

キャラクター・物語設定の勝利！
ゆえに、シリーズ化もカンタンだったんだと思う。

また、水野晴郎解説の記憶によると「リーサル・ウェポン」って、20歳の青年がはじめて書いたシナリオを持ち込んで映画化されたという、まさにアメリカンドリームな映画だったんじゃないですかね。

そのなか、まず気になるのは、オープニングで飛び降り自殺したナイスバディねーちゃんでしょ。

彼女はジャッキー・スワンソンという女優さんで、当時24歳。

その後、宇宙西部劇「オブリビオン」シリーズなんかに出演していたみたいだけど、あれからナニしているでしょ、メール下さいね。

ちゃうちゃう、ついおねーちゃんに目がいってしまったが、ここで話題にしたかったのは、悪党ヨシュア役で出てくるゲイリー・ビジー。

あのハスキーボイスに、いかにも悪そうな悪役ヅラ。

スティーヴン・セガール主演の「沈黙の戦艦」や「ハートブルー」などに出演し、テレビ版「ユニバーサル・ソルジャー」（日本でも映画の続編としてビデオ化）では主役級なんだけど。

なんと！

ゲイリー・ビジーったら、ダニー・クローバーよりも年寄りなんだとか（驚き）。
いやはや、メル・ギブソンと同じくらいの歳だと思ってたよ。

やっぱ、これって生活感があると老けて見えるってことなんかな。西部劇「シルバラード」のときなんか、ダニー・クローバーも若かったのに。

やはり、生活臭があると老けますなぁ……。

……てなわけで、次回もこの映画に関わりのあるキーワードと“秘密のつながり”のある映画をご紹介します。

というと、ついつい「リーサル・ウェポン」のパロディ映画「ローデッド・ウェポン」につながりそうだけど、決してそんなことありません。

エミリオ・エステベスに、サミュエル・L・ジャクソン、ウィリアム・シャトナーといったスゲーメンツが出てくる映画なんだけどね。

ほな。

ゲイリー・ビジーというと、どうも悪役のイメージなんだけど、サーフィン青春映画の名作「ビッグ・ウェンズデー」では主役級。

あとになって見ましたが、イメージ一新。
新装開店なゲイリー・ビジーを見ることができます。

最近は「ピラニア 3D」の続編にも出ているみたいだけど、現在68歳。

ちなみに息子のジェイク・ビジーも「スターシップ・トゥルーパーズ 」「エネミー・オブ・アメリカ」などにチョイ役で出演。最近でも「CSI:ニューヨーク」などのテレビドラマに出ているみたいで、結構似てます。

また「リーサル・ウェポン」でひとつ語りたいのは、このコンビをモデルにした、コナミの名作ゲーム「ポリスノーツ」だ。

いまや「メタルギアソリッド」でおなじみ小島秀夫の代表作。

キャラデザインそのまんま。映画「ダイハード」をはじめ、いろんな映画のパロディ満載で、ぜひリメイクしていただきたいゲームタイトルである。

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■シネポン！ 連載
シネポン！ vol.1 「映画の作り方教えます」
シネポン！ vol.2 「雨に唄えば」
シネポン！ vol.3 「踊る大捜査線 THE MOVIE」
シネポン！ vol.5 「フォーエヴァー・ヤング」