夜光花さんの花シリーズスピンオフ『鬼花異聞』の続きです。
前作では天然アホっ子受の泰正がキョーレツでしたが
このお話ではアホっ子度が下がっていたような?
ちょっと抜けてる普通の子程度になってたように感じました(*≧m≦*)ププッ

それよりなにより驚いたのが、
このお話でなんと完結でした。
私、読了後にあとがき読んでそれを知ったんです。
完結だとは思いもしなかったー(笑)

これから読まれる方は
これが完結だと踏まえて読まれた方がよろしいかと。
じゃないとあっけにとられてしまうかも?

そしてどうやらさらに新たなスピンオフがあるようですよ。
主人公は攻・衛の担当編集者である長峰の予定だとか。
この本では長峰がいいところをかっさらい、
衛は形無しだったんですよ(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ

鬼花&神花は妖ファンタジー色の強いお話でしたが
長瀬のはどんなお話になるんだろう?
彼もまた特殊な目を持ってますから
オカルトっぽくなるのかな?
スピンオフも楽しみなのです~♪

以下の感想はラスト数行がほんの少しネタバレ気味。
読まれた方にしかわからない書き方をしてはいますが。
その手前にネタバレ表記してますので
お嫌な方はその行以降を読まれませんように。

【関連記事】
堕ちる花  姦淫の花  闇の花
◆花シリーズスピンオフ
 鬼花異聞

神花異聞 著者:夜光花 イラスト:水名瀬雅良
SHYノベルス BL小説 2013年6月
★★★
神花異聞 (SHYノベルス305)/大洋図書
¥903
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◆あらすじ(裏表紙)
本当は兄さん、やめたいんじゃないの、俺との関係―――
四国で家族と暮らす三門泰正にとって、なによりも大事なものは家族の存在だった。 両親に祖父、それに弟の衛はかけがえのない存在であり、家族のためならなんでもできると思っていた。 ただひとつ気がかりなのは、弟の衛だった。 兄と弟でありながら、禁忌の関係を持っていたのだ。 情熱的に泰正を求める衛に対し、泰正は兄として衛を大切に思っていた。 だから、兄弟以上の関係であっても、ふたりだけの秘密ならいいのではないか―― そう考えていた泰正だが、幼馴染みにふたりの関係を知られてしまい……!? ◆


感想は読メからコピペしたものに少々加筆修正しています。

読メの感想でもこれで完結に驚いたと
書かれてた方が多かったですが
私も同じくあとがき読んで
「えっ?」となった一人なのですw

自分の知らなかった真実に衝撃を受けた泰正の心情や
浅慮な行動が切なくもありもどかしくもあったけど
終章で明らかにされた過去の真相を知ればストンと納得できました。

ただ、泰正の衛への感情が
恋愛に至っているとは思えないので恋はまだ未完の印象が強く
BLとしては微妙なエンドに感じてしまうけど、
BL成分を除いて物語を振り返ってみれば
家族をテーマとした心温まるお話だったと思えます。

いっそBL要素ありの妖ファンタジーと捉えてしまえば
面白かったとも言えるかな。
Hシーン読み飛ばしてる私だからかもしれないけど(笑)

【以下は若干ネタバレ気味なのでご注意を】

人ならざる者のべーやんが可愛かったー!
妖狐の烈火も!

BLじゃなくても妖モノ大好きなので
個人的にはこの後の対妖怪編が読んでみたいです!

だってこのままだといつの日にか
山神との約束が履行されてしまう……!?

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