姦淫の花 著者:夜光花 イラスト:水名瀬雅良
大洋図書シャイノベルズ  2009年3月発売
★★★★
姦淫の花 (SHYノベルス)/夜光 花
¥903
Amazon.co.jp



堕ちる花の続きです。→那義レビュ『堕ちる花』

母親は違えど血のつながった兄弟の尚吾と誠が、一線を越えてから一ヶ月。
尚吾に連れられて参加したパーティの後、
ホテルの一室に戻った二人の元に、真っ赤な花の鬼喰い草が届く。
差出人は尚吾の死んだ母親の名前。

鬼喰い草は、前作の『堕ちる花』で尚吾が焼き払った違法植物です。
花畑を1本残らず焼き払ったはずなのに何故送られてきたのか・・・。
鬼喰い草の花の匂いを嗅ぐと、
人は淫欲に囚われ頭がおかしくなってしまうという麻薬の効果があるのです。
でも何故か尚吾には効きません。
誠にはしっかり効いてしまいますがw

今回は尚吾・誠兄弟の父親と、誠が命の危機に見舞われ、
鬼沢村の問題がいまだ解決していないことが判明します。


前作で、誠と肉体の繋がりを持ってからの尚吾は、異常なまでに誠に執着してます。
それまでも、誠を溺愛してましたが、体の関係が出来てからは
堰を切ったように情欲があふれ出し、際限なく誠を求めています。
嫉妬もすごい。
狂気と正気の境界線のあたりを、危ういバランスで踏みとどまってる感じ。
誠も、尚吾自身もそれに気づいているのですが、どうしたらいいのかわからない。

この巻では謎だった尚吾の死んだ母親の話がわかり、
でもまたそれが新たな謎を呼んでいるのですよ。
そして終章には、衝撃の展開が!

エロはめっちゃ濃厚。
なにしろ、作者が前作で書き足りなかった部分がエロだったそうですからwww
尚吾の、1本ネジがぶっとんじゃったみたいな攻め方がすごいです~!
いえ、鬼畜とか凌辱とかじゃないですよ!その辺ではノーマルですw
ただもう欲望の度合いがすごいという…w



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