ひさびさにレビュ更新です。
といってもこれは3月に下書保存していたもの。
下書保存してあったのはこれ1つきりですし、
新たに読んだ本も読みっぱなしなので、
ボチボチと読メ登録したり、記事を書いたりしていければいいかなと思ってます。

相変わらずの亀更新となりますが、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。

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水壬楓子さんの『エスコート』シリーズ第一部完結編です。
2005年小説リンクス4月号掲載作『リミット』と
書き下ろし『パートナー』収録。

トップガードの相棒カプ。
攻めがかなりヘタレていきますが、
脇にクライアントの恋愛事情があり、
それが攻めの迷う心にきっかけを与えます。

【関連レビュ】
◆第1シーズン
エスコート  ディール  ミステイク  フィフス  クラッシュ

リミット 著者:水壬楓子 イラスト:佐々木久美子
リンクスロマンス BL小説 2005年12月
★★★★
リミット (リンクスロマンス)/水壬 楓子
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◆あらすじ(裏表紙)
人材派遣会社『エスコート』のボディガード部門に付随する調査部所属の柏木由惟は、二年前まで優秀なガードだった。 だが、ある任務で相棒の名瀬良太郎を銃弾からかばい、足の自由を失ってしまう。 以来、良太郎は献身的に由惟に尽くし、いつしか世話の一貫とばかりに由惟を抱くようになる。 ずっと良太郎に想いを寄せていた由惟は悦びを感じるほどに後ろめたさが募り、良太郎を自分から解放してやろうと別れを決意しているが…。 ◆

任務中に依頼人と相棒が危機に瀕したときどうするか。
ましてやその相棒に恋情を持っていたら…。
依頼人を護るのがガードの任務だが、
その危機には依頼人と愛する人、瞬時の二者択一が迫られる。

今までのカプの話でも話題として出ていた問題点に切り込んだ物語。

良太郎を庇った由惟はその怪我がもとでガード引退という現実。
身体がダメになったという理由ともうひとつ。
結果として依頼人を護りはしたけれど、
ガードとしては失格である選択をしてしまったという
由惟の精神的な理由もあります。

庇った由惟も、庇われた良太郎も、心に大きな傷を負い、
相棒としての在り方や相手への想いにもがき苦しむという
シリアスな展開のお話となっています。

もちろん、由惟と良太郎の恋愛の行方もたっぷりと描かれています。
二人ともガードという仕事に誇りを持ち、
お互いに相手のそんな心情を理解し、慮るからこその
遠慮、気遣いといったものも含まれ、
それがさらに深い逡巡、葛藤、苦悩を呼ぶ。

『パートナー』では、
依頼人である野球選手・高久と、そのチームメイト・不破のお話も盛り込まれ、
それが良太郎と由惟の、
恋人として、ガードのパートナーとしての在り方に
大きな影響を与えていきます。

『相棒が生きて帰ってくるのを待つ勇気』は相手への信頼に通じるもの。
それは、双方あるいは片方がガードのこのシリーズの
カプたち全てに必要なことではないかと思います。
第一部完結編に相応しい題材でした。

ナギは、脇カプの高久と不破の今後の展開も気になります。
読んでみたい!
そういえば水壬さん、このシリーズも同人誌で書かれてますよね。
ナギ、水壬さんの同人誌は結構揃えているので、
新刊『ダミー』まで読み終わったら、積読同人誌から発掘しようかな♪

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