良かったです!
感動です!
途中、辛くて痛い流れもあって
胸がすごく締め付けられたけど。

二転三転する展開に翻弄され、
読んでる私も騙されました。
Σ(- -ノ)ノ エェ!?そうだったのー!みたいなwww

でもでも大満足。
芽吹、好きだー!兵頭、好きだー!
脇を固める仲間たち、好きだー!
このシリーズ、大好きだーーー!!


これまでのレビュはコチラ

交渉人は疑わない(『~黙らない』含む)
交渉人は振り返る  交渉人は嵌められる

ドラマCDのレビュはコチラ

交渉人は黙らない


交渉人は諦めない 著者:榎田尤利 イラスト:奈良千春
SHY NOVELS BL小説 2010年8月
★★★★★
交渉人は諦めない (SHYノベルス)/榎田 尤利
¥903
Amazon.co.jp

◆あらすじ(ノベルズ裏表紙)
下町は両国に芽吹ネゴオフィスとして事務所を構える芽吹章は、嫁姑問題以外ならなんてもござれの交渉人だ。そんな芽吹の恋人は泣く子も黙ると評判のヤクザ兵頭寿悦だった、ほんの少し前までは……
いまや兵頭は芽吹の敵でもある天才詐欺師・環の恋人となり、痛めつけられる芽吹を見ても顔色ひとつ変えない。仕事も恋もうまくいかず、傷心の日々を送る芽吹だが、人を信じることをやめようとしない。そんな芽吹に、環は苛立ちを隠さず……!? 俺は俺を信じる。人を信じていこうとしてる、自分を信じる!すべてを懸けて、芽吹の反撃が始まる!? ◆



扉絵をめくって次のページに
書かれている文章に衝撃を受けました。

これは作中に全文出てきますが
辛いです。。。

―――――

環からUSBメモリ奪還のため
チーム芽吹が奮闘してます。


芽吹を筆頭に、キヨ、智紀、さゆりさん、
アヤカ、志津。
それを影で支えるのが七五三野。


お話の展開がすごくて
のめり込んで読んでました。

張り巡らされた伏線。
そしてそこにポーンと投げ込まれる欠片。
それがなんなのか明かされないまま
お話は進んでいきます。

すべては結末に向かって…。


胸が痛くなるシーンもあって、
読んでてすごく辛かった。

かつての恋人が
自分の目の前で
別の男を抱く。

見せられる方も見せる方も

どれだけの傷を負っているのだろう。

それでも、芽吹は負けない。
ヘタレてはいますけど。


愛と信頼と絆は、
貰うものでも奪うものでもなく、
生まれるもの。


これがチーム芽吹の強さです。


終盤の芽吹と兵頭、
切なくて甘くて、とても良かったです。
芽吹の中の兵頭の存在が
大きく確かなものになっているとわかります。


そして、ラスト1ページ。
これがすごく好きです。
一番最後の一文が、
とても心に響いてきました。


誰も芽吹を責めていない。
過去の芽吹を許すことが出来るのは
今現在の芽吹だけ、なんでしょうね。


本筋以外の部分にも触れたいです。

この本には、兵頭の舎弟たちの
兵頭への思い、
そして、芽吹への思いが書かれてます。
オフィシャルサイトにもあるように
舎弟たちの名前もね。

そして智紀のやってるゲーム『トモコレ』
現実にもありますが、
タイトルはちょっと変えてありますw
『トモダチコレクター』

智紀のそのゲームの中には
メブキというキャラがいます。
ヒョウドウもいますがこれは性別が女w
そうしないと男同士ではカプにならないから。
ヒョウドウはどうやら兵頭にそっくりらしい。
(〃^∇^)o_彡☆ァハハハッ!!
で、事件解決後は
このゲームが面白い展開になってます!

そして奈良さんのイラスト!
扉絵が笑えますー!
イラストの上部にあるのがそのゲーム画面ですねwww
メブキとヒョウドウですよ!楽しい!

感動したのがまたもカバーイラスト!

『~嵌められる』、『~諦めない』
それぞれの内容が表現されてますよね。

『~嵌められる』の方の演出に

張り巡らされた縄。
中にビー玉を組み込んだ結び目がいくつもあって…。

『~諦めない』では
その結び目が全部解けてます。
そして飛び散るビー玉。

このビー玉が作中では
大切な欠片の一つだったんです。

兵頭の写真が
セロテープで修復されてるのも
意味深ですよね。

そして裏表紙側の絵。
読み終えた後に見ると感無量です。
この1枚の絵にこのお話の
結末が籠められてますよね。

2冊の本のカバーイラストに
この作品が表現されてる。
奈良さん、さすがです!



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交渉人は嵌められる (SHYノベルス)/榎田 尤利
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