“モノモライ”って何だ? | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

   
今回は、前回の予告通り、“モノモライ”について。
“モノモライ”といっても、別にこれはレゲエのオジサンのことではない。
金田一春彦先生等によると、この“モノモライ”というのは、
「マツゲの穴が膿んで出来る小さいハレモノ。麦粒腫【ばくりゅうしゅ】
ということで、“メバチコ”とは、そうした国語辞典には書いてないし、
それは、どうして、何のために出来るのか? ということも書いてない。
どんなに立派な総合病院の眼科の先生も、
そんなモノができる人の身体は、どこがどのようにどうなっているために
そんなモノができる・ということを具体的には説明できないと思う。
そしてこれは、決して目の病気ではなく、筋肉の問題だ。
だから今回は、簡単に“治し方”だけを説明するわけにはいかない。
   
太っている・痩せているに関わらず、人によってはしょっちゅう出来てしまい、
いつも眼帯をしてるような人とか・・・・例えば、
それが沢田研二さんが演じた甘草四郎と戦う柳生十兵衛なら箔がつくし
ちょっと昔の団しんやさん や“イグアナのトランペッター”ならまだしも、
   
 
東映
 魔界転生
   
 
マジカル・ヒステリー・ツアー / 廃盤。現在のところCDはなし。 
   

   
保育園に子供を迎えに行く主婦とか、公園デヴューの初日の人。
会社の化粧室の鏡の前にファンシーなポーチを並べるOL。
”黒革の手帳”に出てくるような高級クラブのホステスさんなら・・・・

困っちゃう・と思う。 
   
 
  
     大自然の気による生活の知恵 その二
  
  
そもそも、どうしてこの、モノモライという迷惑な物が         -------- 27行目。
【マブタ】に出て来てしまうのか?
また、その症状は男よりも女性に多い。…なぜなのか?
それは、人間の小便。尿の関係。
要するに、その人の排尿(の状態)に問題がある。
トイレで用を足しても、何かいつも残尿感があるような人は、
ここからの話が割と判りやすいと思う。
まず、尿というものは身体の中にある要らない物だ。
”残尿感”よりもっと苦しいのは何週間も出ない便秘だが、
どちらも、♪来る!きっと来る♪で、レッドゾーン行きのネタ
にされるほどの危険信号だ。(便秘については今後、改めて別のページで説明する)
人間の身体は成人にしておよそ65%が筋肉で、           -------- 38行目。
その水分量も65%(この水分量は自然界の湿度と比例する)。 
その身体の大半を占める筋肉の中に、静脈・動脈という血管が張り巡らされてる。
そのすべての血管。毛細血管のすべてまでも全部、一本の状態に繋ぎ合わせると、
その長さは(これも成人にしておよそ)、このデカイ地球の円周を二週半もする長さ。
それほどまでに長い血管に、人間の身体は、頭の天辺から足の爪先まで、
24秒毎で一回転するというモノスゴイ速さで血液が循環している。
その仕事をしているのが心臓。
(それが人間の舌、ベロ、呂律、渇舌【かつぜつ】と関係している)
そしてその血液を貯蔵、増幅しているのが肝臓。
(これは人間の脇腹に一つしかないが、顔にある二つの目。目玉、眼球と関係している)
そしてその肝臓に蓄えられている血液を常に濾過しているのが、
腎臓という掃除屋だ。
本来、この掃除屋(二つの腎臓)の仕事は見事なもんで、
世界中に60億人もいる人間みんなに備えられた機能であることを考えると、
映画『二キータ』に出てくるジャン・レノ(掃除屋)の仕事なんてもんじゃない。
 
 
ビクターエンタテインメント
 ニキータ
 
 

それほど精巧に創られている人間の身体の中で、
腎臓は血管内の血液を濾過して、要らなくなった物を膀胱へ送り、
膀胱はそれを尿として、尿道筋肉を通して身体の外へ出す。
この関係から、自然界に生かされている我々人間の身体において、
腎臓と膀胱は親と子の関係、陰と陽の関係、常に表裏を成している。
・・・・ここまでの内容をこれほどまでに判りやすく説明しても、
人間として創られている自分の身体のことが よく判らない人もいるかも知れない。
そういう人は、このページの27行目からを 
もう一度(何度でも)読み返してもいい・と思う。そういう余裕も時には大切だぜ。
で、その、人間の腎臓と膀胱。
これも人間の身体の中では…大介花子の漫才コンビのように、
切っても切れない密接な関係、常に、表裏一体の重要な関係にある。
その腎臓という臓器は、人間の腰の部分。腰椎の四番目と五番目の間。その両脇に、
左右対称に在る。
(腎臓という掃除屋さんが腰に二つあって、それが人間の左右の“耳”とも関係している。
…ちなみに肺は、穴が二つある“鼻”を出先機関に持っている)
例えば “芸能ブローカー ”のように、かつて何らかの支障があって、
「途中で片方の腎臓を取っちまった」
という女優さんも中にはいるかも知れないが、
通常は、だいたい二つあって、誰もが腰に背負っている・と決められている。
その腰椎を囲んで前側にあるオナカ全体の筋肉(腹筋)がある。
人間の身体は、その腹筋の中に、
大腸、小腸、膀胱、胆嚢【たんのう】、胃という“【ふ】と呼ばれる臓物があって、
女性には特別に、この腹筋という”オナカ全体の筋肉”の中に、子宮と卵巣もある。
・・・・ここまでの内容をこれほどまでに判りやすく説明しても、
人間として創られている自分の身体のことが 
あまりよく判らない人もいるかも知れない。
そういう人は、このページの27行目から、もう一度読み返してもいい・と思う。
特にお医者さんはな。
で、“腹筋”、別名、脾臓【ひぞう】(西洋医学で言う“脾臓”とは別…で、
この脾臓は胃と表裏にあって、人間の顔にある“口”と関係してる)。
要するに、“オナカ全体の筋肉”というものは、
人間が物を食べることと同じくらいに、生きるために重要な、
それほどまでに沢山の内臓を支えている大切な役割を果たしている。
ところが、この、脾臓。“おなか全体の筋肉”に内臓を支えておく力が、
ほとんどまったく”ない”という現代人が多い。
   
・・・・・ああ? なんだよ? 
なに、質問があるって? 
なぁに?
ん? 「人間のカラダで、脾臓はお腹全体を指していて口が一つ、
腎臓は腰に二つあって耳は二つある。
心臓は一つでベロは一つ。
肺も二つあるから鼻の穴が二つあるのは判るけど、
肝臓は一つしかないのに、どうして目が二つあるのか?」
って。
それが知りたいの?
じゃぁ、あんたは物が二つに見えるのかよ。
焦点が合う・合わないに拘らず、
どんな物でも二つの眼で見てみて、それはどう見ても一つにしか見えないだろ。
だから肝臓は一つでいいんだよ。
…そんな質問はあとにしてくれ。
いま俺は、“膀胱とモノモライ”の関係を説明することに忙しいんだ。
人類はじまって以来、“誰も解き明かすことができなかった”この内容。
これを世界中の人に伝える(気づかせる)という仕事をやった人のうちで、
俺が二人目になるか・ならないかっていうほどの、その重大な時間に、
そんなこと質問してこないでくれないかなぁ・・・。
「人間が部品の組み合わせではない」ってこと、
「世間常識の嘘とは違う」ってことを踏まえて、
人間の耳とか目とか鼻とか口が、
どの臓腑と関連して人間が生きているのかを説明する上では、
細かく、しつこく断っておく必要があるんですよ。
知らないより知ってた方がいいでしょ。
だからここまでの内容にも出てきた。
それを「肝臓は一つしかないのに、なんで目が二つなのか?」なんて、
そんなことが頭に浮かんでくること事態、
世の中の嘘の教育に染まった成れの果ての姿だぜ。
・・・・・と、これはかつて、俺の知っている人で、
そういう浅はかな質問をしてきた奴がいる。
しかも現役の医者で。(…一応、ミセシメまでに
   
さて、腹筋に内臓を支えておく力が衰えていると、どうなっちまうのか?
これは大変なことだ。
「いつも明るく元気で健康に生きていたい」
そう願うことは誰においても共通のテーマだし、大事なことだ。
だから、“本来の人間の健康”ということを考えると、
“現在の自分の腹筋に内臓を支えておくだけの力がない”という
それほど恐ろしいことはない・というくらい恐ろしい。
突然、目の前にエイリアンが現れて、
その口から出てくるメガトンパンチの触手(?)で
脳天(頭蓋骨)ブチ破られて、脳味噌の前頭葉から引っ張り出されたグリコーゲンを
ムシャムシャ喰われる
有様…オェっ。
それよりも何百倍も恐ろしい。(…架空にあるモノの喩えなんだから洗面器まで用意しなくてもいいぞ)
   
     ギーガーズ・エイリアン  http://giger.pp.ru/pics/index.shtml  
   
とにかく恐ろしい。
何が?って、自分の腹筋に筋力がない事実がだよ。
で、まず、腹筋に力がない人は、
「俺はビールっ腹だ」とか、「ゴルフ体型だ」とか、
「ポコっと出ている下腹部が幼児体形みたいでカワイイでしょ」なんて、
オジサンやオバサンも、そんなことを暢気に言ってられる場合じゃない。
   
人間として精巧に創られ、それを使いこなして人間として生きるための道具。
それは、手足や目鼻口、耳や舌だけじゃない。内臓だって大事な道具だ。
しかも、一人の人間の一回限りの命に、
たった一つだけしか与えられていない自分の肉体だ。
それなのに、その出っ張った腹。その怠けたような、しかも醜い状態。
エイリアンの方がまだ立派な体形を保って健全に生きてるぜ(実際はいねぇけどな)
…それなのに、人間として恥ずかしくないのか?
「それは個人の体質の問題だ、ほっといてくれ。お前に言われる筋合いはない」
では済まされない。 (…治し方もちゃんとあるから心配すんな)
で、そのブヨブヨと弛んだ腹の筋肉(腹筋。別名:脾臓)は、
中に収まっている内臓を“本来の自分の正常な位置”に保っておけない。
要するに、大腸も小腸も、膀胱も、胆嚢も胃も、女性に特別にある子宮も卵巣も、
ぜんぶが下へ下がっている。
もしも自分の身体の中に、
銀座三越本店にいるような優秀なエレベーター・ガールを雇って、
「上へ参ります」とか言わせて、どんなに最上階をリクエストしても、
たとえ、映画『昇降機』に出てくる遠藤憲一さん (…あの人 の体形は人間としてスッキリしてる)
のように、
いま自分の行きたい階のボタンをビシバシと何度と押し続けても、
無駄だ。
地球に引力がある限り、上には上がらない。
ぜんぶ下だ。
腹筋で支えられない内臓は全部、下へ下がる。
それは逆立ちをしてもダメ。治せない。
たとえ、世の中のどんなに立派なお医者さんにお願いして手術しても、
必ずまた下へ下がる。(・・・・・俺が描いた油絵を観れば別かも知れんが…
それが内臓下垂【ないぞうかすい】だ。
しかも、大量に増殖したエイリアンより恐ろしい。(もういい、わかったよ、それは。
で、本来の正常な位置から必要以上に下垂した内臓。
これは、それぞれ両脚の付け根にある太い静脈と動脈(”第二の心臓”のバイパス)
を圧迫する。
するってぇと、脚の方へは血液が回りにくくなる。
脚全体の筋肉に対して血液の循環が悪くなる。
そればかりじゃない、
下垂した内臓は、腎臓から膀胱へ送られた“身体に要らない物”を排泄するための出口。
つまり、尿道筋肉を圧迫する。
そして同様に、必要以上に下垂した内臓は、大腸の延長である肛門筋肉。
つまり、クソ、ウンコ、便の出口を圧迫して塞いでしまう。
女性の場合は特に、子宮が位置する場所の直ぐ下に尿道筋肉と肛門筋肉があるので、
下垂した内臓は
「ああっ! ヤメテェーっ!」
と云わんばかりに、
出口(尿道筋肉と大腸の出口付近の肛門筋肉)を圧迫して潰すことになる。
だから便秘や残尿は男よりも女性に多い。
本来の人間の創られ方に叛した便秘と残尿感。
それが起る最大の要因、原理(?)はここにある(便秘には、まだ他に二つ原因がある)。
さあ、これは困った。
医者も学者も、人間の便秘や残尿感が内臓下垂によるものだということは判らない。
判らないし、誰にも教わったことはない。
教えた者もいなければ、教えた教材も存在しなかった。
だから一生懸命に勉強した頭の中には浮かばないし、出てこない。
ところが、出てこないのは知識ばかりではなく、
ウンコやオシッコもマトモに出てこない。
さあ、これは困った。
“人間の身体を診て治す”という仕事をしているはずの人も、
もしも自分の身体が便秘や小便詰まりで病んで、悩んでいても、
これまで正しく原因が判らなかったために完全には治せなかった。
事実、便秘や残尿感覚は、(前立腺肥大や失禁、イボぢ、切れぢ、裂けぢ、痔ろうなども含め)、
それにどんなに素晴らしい技術で造られた薬や下剤を用いても、
あるいはどんなに優秀な技術を駆使した手術を施しても、
「本当に治った!」という人は、
これまで(少なくとも20世紀後半から21世紀にかけての人類においては)
ゼロに等しく存在しなかった。
だから、
イチジクの形の容器に入った薬や、ミドリやピンクの小粒が売れたし、
下剤の基とされるべクニス、
その“センナ”の成分を抽出したエキスを濃縮して大量に入れた”ヘンなドリンク”も売れる。
TVCMで”爽やかさ”を強調した♪ザワザワザワ~♪の薬も売れる。
そして「便秘や残尿感に効く!」とされた巷の民間療法(そうした雑誌など)の、
単に「あれを飲めばいい」「これを喰えばイイ」という、
“ただ身体に詰め込むだけ”の浅はかな情報に乗せられた人達は、
やっぱり、
一日に必要な回数。…喰いたい物を喰いたいだけ喰った、
その、食べたり呑んだりした分だけ必要な排泄処理を
そんな大切なことを、完全にできていない。
それでいてまた再び、便秘や残尿感覚に悩まされ、
「腹がイテェ…」とか言っている。
当然だ。自分の腹の中では下垂した内臓が、
その排泄処理に大切な肛門筋肉や尿道筋肉を圧迫して出口を塞いでいる。
そういう事実がある。
そればかりじゃない、女性の場合は子宮にも卵巣にも大変な問題が生じてくる。
この事実を否定して生きていられる人間は絶対にいない・というほど、
便秘や残尿感に悩む大勢の現代人が存在する紛れもない事実。
そしてこれまで、その原因を誰も解らず、治せなかった現代医学や企業、経済社会の実態。
これは今後、一体どこまで続くのか? 
そろそろ何人か、マジメに気づいてもいいと思う・俺はな。
   
で、ここで問題なのは、そのうちの“残尿感”。
人間の尿道筋肉も肛門筋肉も、それが水道の蛇口のように、
簡単に捻れば「出てくる」、閉めれば「ああ、止まった」
ってな具合に、最初からそう造られていたなら善かったかも知れない。
ところが、人間の身体はそうはいかない。
医学や学問が考えるやり方のように、
人間の身体は部品と部品の組み合わせではなかった…最初からな。
だから、水道器具のように、
パッキンが緩んできたから水が漏れる…
交換しないと、失禁、尿漏れが治らない・とか、
蛇口のバルブ(取っ手)が変形して回しにくくなったから出が悪い、
だから、「私は残尿感がある」
ということではない。
あくまでも筋肉。そして筋肉の中にある血液の流れに問題がある。
さて、そのように下垂してしまった内臓が塞ぐ尿道や肛門の筋肉。
その結果、便の出が悪い、お小水の出が悪いと、
その、体外へ排出し切れなかった物、尿や便はどうなってしまうのか?
その全部ではないにせよ、決して、そのままではない。
人間の身体は、食事をして呑み喰いして食べた物は、
食道を通り、胃で消化された物が腸へ行き、
腸壁から吸収された栄養分は肝臓へ運ばれ、
肝臓は血液を通して栄養分を体内へ回す。
どんな物でも食べた物の半分は食毒【しょくどく】
つまり、身体にとって必要のない物だ。
それは本来、便や尿として身体の外へ出て行かなければならない。
そういうふうに人間の身体は、誰もがそう創られているはずである。
ところが、便秘や貧尿【ひんにょう】尿が完全に出切らない状態)の人は、
口から入れた物の栄養分とは別に、再びまた、体内を回ることになる。
腸の中に溜まりに溜まった便は、腸壁から吸収され、
膀胱から尿道を経て排泄されるはずだった残尿は、尿道筋肉から吸収され、
徐々に徐々に血管内を流れる血液中に混ざり合い、
どんどんどんどんと、体内を回って行く。
腰にある二つの腎臓という臓器が、どんなに血液を濾過しても間に合わない。
どんどんどんどんと、体内を回って行く。
そして人の身体は、むくむこともあれば、
血液中の汚れは能味噌まで浸透し、頭痛や悪寒の基にもなる。
しかも、身体に必要な栄養分とは別に、汚い物を吸収してしまった腸壁。
この、人間の腸という内臓のうち、特に大腸は、人間の肺と密接な関係にある。
腸内に溜まった便は発酵してガスもつくる。
要するにオナラだ。このオナラの成分も腸から吸収されてスグに肺へ廻る。
だから「便秘が酷い」という人は、まず息が臭い。
本人の意思とは別に、「もう、この人の側には寄れない」というほど、臭い。
その上、尿が出切らなかった人。
この人も、尿道筋肉から吸収されてしまった残尿は、
血液中を廻ってしまい、それによりその身体は、オシッコ臭い・ことが頻繁にある。
しかも、その”残尿”とは、身体にとって必要以上の水分。それは・・・
このページの38~39行目でも既に云った通り、
人間の身体の体水分は、この自然界において、
だいたい、65パーセントと決められている。
ところが、この”決まり”、自然界の決まり、
人がこの世に生きている上での決まり、物事の基礎、道理。
その、”人間の創られ方の道理”から外れた人ってのは、
必要以上の水分で身体のあちこちが浮腫むことになる。
この”ムクミ”というものは、人間の身体に起こる上で、特に、
血液の循環が悪い場所(筋肉)ほど浮腫むことになる。
これについても既に説明した通り、
本来、自分の正常な位置あるべき内臓。要するに、
大腸、小腸、膀胱、胆嚢、胃。女性にある子宮も卵巣も、
これが、本来の正常な位置から必要以上に下垂した場合。
下垂したそれらの内臓は、
両脚の付け根にある太い静脈と動脈を圧迫する。
そのために脚の筋肉全体に対して血液が回りにくくなる。
それは特に、ふくらはぎ、膝の裏、太腿の裏側という場所の、
脚の筋肉の血液の循環が悪くなる。
そして必ず、膝を曲げ、猫背になり、体形、身体の線を崩すことになる。
また、血の巡りが悪い筋肉というものは当然、冷えて硬くなってくる。
それは判りやすい所で、死んだ人はみんな、硬くなって冷たい。
「あ、この棺桶の中の人、温かくて柔らかいよ」なんてことはない。
死んでいる人は、その細胞全体の腐敗も始まっているから、臭い。
同じように、生きていても筋肉に必要な血液の循環がほとんどないような場所。
そこはまだ細胞が腐敗してないまでも、必要以上に硬く、冷たい。
でも決して、脚は脚だけ、腎臓は腎臓だけ、膀胱は膀胱だけ、
尿道筋肉は尿道筋肉だけということではない。
人間の身体はすべて、繋がりを持って動いている。
(同様に死んだ人の身体にも、腐り方は決められている)
まず、生きている人間。この自然界に生かされている人間の身体にとって、
必要以上の水分は、やがて、全身を廻ることになる。
要するに、水ぶくれ。デブイ身体格好に変貌して行く。
そのために身体全体の筋肉は冷えてくる。
ところが、その人は、まだ死ぬわけではない。
生きている限り、全身の筋肉は、ただ冷えたままでは終らない。
「寒極まれば熱となる」
という、これまた自然界の物事の道理に従って、
人間の身体は、“冷え”が最高のところまで達すると、必ず熱に変わる。
例えば冬場、氷のように冷たい水に手を入れていると、
やがてポカポカと温かくなってくる。
あれと同じ原理で、オシッコが完全に出切らないまま、
何日も何週間も過ごしているような人の身体に起ってくる。
もしも、冷えが熱に変わらなかった場合、
いずれ間もなく、その細胞は腐敗してゆくことになる。
ところが、思うように便が出ない人も、
尿が完全に出きらない人も、
「出ないのなら喰わなければいい」ということではない。
生きている限り食欲はある。
人によっては、よせばいいのに、どんどん食べてどんどん呑む。
ハンバーガーであろうがフライドポテトであろうが、
ドリンクをストローで吸いながら、ムシャムシャ食べる。
まるで、人の”トロロの脳髄”を喰らうエイリアンの如く(また出たよ)。
人間の身体において、
食べた物は一旦、胃に入ってから2時間もすれば消化する。
そして必要な物(栄養分)は肝臓へ運ばれ、
肝臓に蓄えられている血液中の白血球、赤血球、血小板とあるうち、
その、血小板によって体内を廻る。
また、必要でない物。食べた”カス”は、
便は便として、尿は尿として体外に排出されることになっている。
ところが、どんなに美味しく食べて呑んだ物も、
身体の外へ満足に出せない人がいる。
要するに、便秘、残尿感。これは、
「おい、今そこを通った女、スッゲェ、エロイぜいい女だったぜ・という意味
そんなふうに、あらゆる今風の若者に振り返って見られる女性、
どんなに美人できれいな女の子であっても、
決してあってはならないのが、
便秘、糞ヅマリ。残尿感、小便ヅマリである。
もちろん、薄暗くなった渋谷ハチ公前で援助交際のチャンスを狙うオジサンにとっても、
生きている人間である限り、決してあってはならない便秘による口臭、
小便ヅマリによる体臭とオヤジの臭い。
仁丹を喰っても無駄だ。ウルトラマリンの匂いを漂わせても意味ない。
それどころか、混ざった臭いはもっとキツクなる。
あの香水が流行った当時、
そういう臭いを”勘違い”するほど過敏になっていた東京都民。
普通電車の中でも地下鉄の中でも”異臭騒ぎ”が耐えなかった時期がある。
あれは全国のテレビ局をはじめとした報道機関も悪い。
全部が決して、毒ガスではない。
便秘や下り物の臭いを隠すための女性の香水。
小便が体内に廻って、
黄色く汚い汗と一緒に出た“オシッコ成分”が染み付いたランニングを着たお父さん、
その体臭を隠すため(本人にも色々と目的あってな・・・)に付けられた安い香水。
そこからは、メチルホスホン酸ポリプロピレン副酸化合物(この名前でヨカッタか?…もう忘れた
は検出されない。
では、どうして、
買った当初、初めは真っ白だったはずのランニング・シャツが、
黄色く黄ばんで、その臭いまでも
「ウェ、くせっ」
というように、
洗濯をする奥さんや娘が鼻を摘まなければならないような、
”黄色いタンクトップ”になってしまったのか?
そう、もうお判りになっている方もいる通り、
オヤジの着ている、あの、本来は白いはずの黄色い下着は、
本人の体内を廻った“尿”、オシッコだったのです。
…これはもう、スゴイ染め物技術だ。
決して、洗剤の成分に入っている余分な科学部物質が、
洗濯物を干した際に紫外線に当って焼け焦げた跡…
ということだけではない。(Amwayの“デモ・マケ”のネタとしてチェック!
その証拠に、“親父の健康ドリンク”などを飲んでる人ほど、
(ナントカ・コウテイ液とかアレだよ)
そのアンダーウェア、そうした人達の着ている下着の色というのは、
もっと鮮やかに黄色くなっている。
それは、あれほどのスゴイ栄養ある物のほとんど全部が、
その体内で悪循環して、ああなってしまっているという状態。
…もう考えただけで全国のオヤジが可愛なくらい、
本人達は小便ヅマリ、残尿感で悩んでいる。
それほど、前立腺肥大や尿道狭窄【にょうどうきょうさく】と呼ばれる尿道筋肉の異常も、
実は、内臓下垂に問題がある。
これについては『大自然の気による経済革命
という本の中でも詳しく説明されているが、
簡単に云うと、前立腺肥大というのは、
内臓下垂によって圧迫された尿道筋肉に残尿がとどまり続けた結果、
必要以上に尿道筋肉が冷えてしまい、
その辺りの血管内にゴミが溜まると同時に不必要な脂肪が溜まって、
それで小便の出が悪くなってしまう。
医学では、肛門から切り開いて、尿道筋肉の中の余分な脂肪を
ガリガリと削ぎ落とすような手術だったか・・・・とにかく、オヤジ連中は苦しい
   
mind resolve : chapter 020 へ つづく。