・スタイルガイドとは?



「スタイルガイド」とは、文章の表記法やトーン&マナー(スタイル)に関するルールをまとめたものです。

日本でも、ブランディング戦略として、自社の「スタイルガイド」を使用して、ウェブサイトや刊行物を制作している企業も多いと思います。



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欧米では、表記ルールや読みやすい文章を書くことに対する意識が高く、企業だけでなく、教育機関や行政機関なども独自の「スタイルガイド」を作成・公開しています。

・英国オックスフォード大学(
University of Oxford
http://www.ox.ac.uk/public_affairs/services_and_resources/style_guide/index.html

・米国政府印刷局(
Government Printing Office
http://www.gpo.gov/fdsys/search/pagedetails.action?granuleId=&packageId=GPO-STYLEMANUAL-2008&fromBrowse=true

・欧州連合(
EU
http://ec.europa.eu/translation/index_en.htm

また翻訳の世界でも、ソフトウェアなどのローカライズ分野を中心に、各言語の「スタイルガイド」を作成し、表記やスタイルを統一することが一般的になっています。

マイクロソフトは、「ランゲージポータル」サイトで、各言語の翻訳のガイドラインを公開しています。
http://www.microsoft.com/language/ja-jp/default.aspx
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代表的な英語の「スタイルガイド」



英語圏で使用されている代表的な「スタイルガイド」には次のようなものがあります。
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The Chicago Manual of Style』:シカゴ大学出版局が発行するスタイルマニュアル。研究者や技術者など学術関係者以外にも、さまざまな業界のライター、エディター、ビジネスパーソンに幅広く利用されている。

AP Stylebook』:AP通信社が発行するスタイルブック。新聞・雑誌などのメディア業界のほか、ビジネスの現場でも広く利用されている。
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英語にはさまざまな種類のスタイルガイドが存在し、ルールはそれぞれ異なります。たとえば、パーセント(%)の表記では、記号「
%」を使うよう定めているガイドもあれば、文字「percent」を使うことを推奨しているものもあります。

50%」のように記号を使ったほうが、一目で認識でき、読みやすいなどのメリットがあるかもしれません。逆に、「50 percent」のようにスペルアウトすることで、読者にフォーマルな文書であることを印象付けることができる場合もあります。

いずれにしても、どちらが正しいということはありません。重要なことは、対象
読者やターゲット、文書の種類などに応じて、もっとも適切な表記ルールを決めること。そして、同一のドキュメント、あるいは同一のコンテンツ内では、定めた表記ルールを一貫性を持って使用することが重要になります。


「スタイルガイドとは?」についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか!!
ご参考になれば嬉しいです。

次回は「数の表記」についてご紹介していきます。



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