「夏が来た」と日本語で表現する時、「来た」と過去形になりますよね。
その英語としてSummer has come.と習ったと思います。

間違っているわけではないのですが、こう表現できるのは本当に一瞬だけだと思います。
過去形は昔のある時期のことを表すので、今の状態はわかりません。上の文だと、今は秋かもしれませんし、まだ夏なのかもしれません。

例えば、梅雨が続きじめじめとした日が続く中、急に暖かい日差しや乾いた風を感じたとします。そんな時「あぁ、今まさに夏が来たな」という感覚で"Summer has come."と表現するのが英語です。

沖縄は、関東より1か月も早く梅雨に入り。夏も早く訪れます。
それでは、「関東地方にも夏が来た」はどう表現したらいいのでしょうか。

 1) Summer is in Kanto Region.

”夏が来た状態である”として、be動詞を使うんですね。
この違いを使い分けて欲しいと思います。

 2) I'm here to help.
  (お手伝いをするために来ました)

2)も同じことで、日本語では「~しに来ました」と過去になりますが、
英語の感覚ではもうそこにいるわけですから、be hereなのです。

 3) Are you done with your dish?
  (料理は食べ終わりましたか?)

3)はレストランでよく聞かれるフレーズです。
「食べ終わった状態である」としてbe done/finishedと言うんですね。

 4) I am so over
her!
  (彼女のことはとっくに吹っ切れたよ!)

4)be overで「乗り越えた状態である」ということです。

日本語と英語とでは、こういった細かな表現の違いなどもありますが、
どういう状態なのかを表現をマッチさせていくといいですね!