妊娠中や、産後のお母さんに、よく聞かれます
「産んで、骨盤が開いたら、もどらないの?」
「産んだ後、太らないようにするためには、骨盤調整して、締めたほうがいいの?」
「産後、そんなに食べてるわけじゃないのに、体重が戻らないんだけど・・」
まぁ、女性にとっては、太る痩せるは、けっこう切実な問題だったりしますよね
確かに、産んだ後は、骨盤は開きやすい
そして、開いていると、おしりは大きく見えるかもしれない
いわゆる、下半身太りという体型になりやすいかもしれない
だ・け・ど
思い出してくださいね
身体に起こることで、意味のないことはひとつもないのです
母にとっては、骨盤が開いている、ということが、実は大事だったりするのです
骨盤は、器の形をしていますね
『受け入れる』形、とも言えます
子育てをする上で、大事なことって、『受け入れる』ことではないかと思うのです
子どもの存在を受け入れる
思い通りにならないことがたくさん出てくるけど、それを受け入れる
心と身体は、密接な関係があります
身体が『受け入れる』形になることで、心も『受け入れる』準備ができるのです
骨盤が開けば、受け入れる器が大きくなる、そんなイメージ??
例えば、出産の時
妊娠中、出産に向けて骨盤はどんどん開いていきます
十分に開いたところで、陣痛が来ます
予定日が来たから、陣痛が来るわけではないですよね
ところが、だいたいの妊婦さんは、予定日頃には陣痛が始まって欲しかったり(そうでないと、だんだん不安になってきたりします)
もしくは、生まれてきて欲しい希望の日があったり
予定日が過ぎたのに、「なんで生まれてこないのーー、早く出てきてーー」なんて、気になって気になってしょうがない時は、大抵、まだ生まれてきません
骨盤がしっかり開ききると、「もーう、いつでもいいよー、あなたの好きなときに生まれておいでー」と、どんなことでも受け入れてやる、という心境になるのです
だいたい、そんな心境になった時に、生まれてきます
だから、はやく生まれてきて欲しいと思ったら、はやいとこ、「好きなときにおいで」の心境に到達してしまったほうがいいですよ(笑)
考えすぎは、骨盤が開くのを妨げます
まぁ、それができてりゃ、苦労もしないし、悩まないよ!!と思うでしょうね(笑)
でも、身体なんて、そんなもんなんです
そして、産んだ後の母
赤ちゃんは、昼だろうが、夜だろうが泣くし、
何をしても泣き止まない時もあるし、
吐くわ、汚すわ、こっちの都合なんて、おかまいなし
大きくなったところで、まったく思い通りには行きません
それを乗り越えるには、『受け入れる』ことができるか、にかかってくるといってもいいでしょう
そうそう、母に必要なのは、「包容力
」
そのためには、骨盤が、受け入れる体勢になっている必要があるのです
これを、小尻キープのために、ギューギュー締めたりしちゃうと・・・
イライライライラ、イライラが止まらなくなります
赤ちゃんが泣いてはイライラ、気の利かない(ように見える)旦那にイライラ・・
さらに、生理が始まっても、骨盤が開かずに、イライラが止まらない
頭痛も止まらない、、なんてことにもなりかねません
更年期に響いてくるとも言われます
さぁ、どっちがいいでしょう
産後のお母さんの身体で、「いい身体」という人は、出産前よりは、骨盤が開いています
それでいいんです
ただし
ひらきっぱなし、ということではないですよ
出産後、開いた骨盤が、お母さんにとって一番良いところまで閉じている、ということです
この一番良いところ、が、産む前と後では、ちょっと違ってきているということです
産後については、この記事も参考にどうぞ 骨盤のために☆産後寝たきり生活のススメ
福岡で、妊婦さんを中心に、出張整体(カラダメンテナンス)をしています