昨日はこちらの方主催のPOPセミナーに参加しました。

POPセミナー1
写真撮影大歓迎のセミナー。太っ腹~

まちのでんきやって既存客様へのご訪問が基本スタイルだから、ご来店ってそんなに多い訳じゃありません。

だから店でPOPなんか付けても意味ないよ、と思われる方が多いですね。実際付けておられる方でも申し訳程度、という場合が多い。

それでもあえて、小さな店舗ほどPOPが重要だとボクは言いたい!

昨日のセミナーはその想いを裏付けしてくれる内容でした。そこの所を紹介しますね。

■町の電器屋さんでもPOPを付けるべき3つの理由とは?

■1:POPは自分が自店の良さを知るために必要
POPって単に商品・価格・機能説明をするのではなく、「そうそうこれが欲しかったの!」とその商品が欲しい人に手を挙げてもらう仕組み。

その為には、

「誰に」
「(その商品で)何ができるかを伝えて」
「どうして欲しい(お客様から質問して欲しい)」

この流れを真剣に考えて伝えないと反応は集まりません。

これを商品では無く、自店に置き換えて考えてみるとどうでしょう?

・自店を必要とするのはどんな方で
・その方のために自店はどんなことが出来て
・(ご新規の場合)どんな風にアプローチして貰いたいか

ここまで詰めて考えると、随分整理されますよね。

新規のお客様からのお問合せが少ない理由は色々ありますが、その多くはこの導線があやふやな為にお客様から敷居が高く見える、つまりお客様より店側の問題の方が多いんです。

その意味で、改めて自店や商品の魅力を捉え直すことが出来るPOPはオススメなんです。

POPセミナー3
個人的にメチャ動機付けられたPOP。意外と耳かき魔なんです、ボク…。

■2:POPは新人の教育に最適
新人スタッフが中々売れない時、「何で売れないんだ。」「もっと足で稼いで来い!」と責めるだけになってはいないでしょうか?

そんなことで売れるようにはならないし、無理して売ってもクレームになるか、本人が気に病んで辞めてしまうかのどちらかです。

ボクは新人さんを教える時に、チェーンのカタログ掲載品全部にPOPを貼ってもらうというワークをしますが、これを何度もやると上司である店長さんよりそのカタログの商品には通じている、という状態になって来ます。これが自信になるんです。

自信を奪うような下らない叱責をするくらいなら、コツコツPOPを書いてもらう。

そう言う以上は店長さん自身も一度騙されたと思ってPOP作りやってみて下さい。その効果のほどが実感出来ること請け合いですよ。

■3:今の時代、POPは店に来ないお客様にも訴求力を発揮する
POPは本来、ご来店されたお客様に興味を持ってもらったり、ご購入の動機付けをするものですが、今の時代はブログやSNSがあり、お客様の過半数はスマホを所有する時代です。

店舗で反応が良かったり、お客様が楽しいと思えるPOPは、ネットで紹介すると家でそれを見ている方にもそれと同じような効果があるんです。

実際セミナーでは、そのことで動機付けられてご来店やお問合せされるお客様の存在を紹介されていました。

POPが「ご来店→POPで動機付け」だけのものと思うのはもう古い。

それもある一方で、

「(ネット経由で)POPで動機付け→ご来店」 というもう一つの流れが既に生まれているんですね。

POPセミナー2
これもセミナーのスライドより「店の中の人」を見せて敷居を下げるPOP活用。ネット経由で見ている人にも伝わりますよね。

以上の意味で今回のミラクルPOPセミナー、とっても有益でした。小さな紙一枚で簡潔に表現しないといけないPOPは販促の基本といえます。

町の電器屋さんのPOP活用、ボクにとっても探究しがいのあるテーマとなりそうです。

それでは今日も良い1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。
2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで150件を越えました♪(プロフィール