薬味術(3) ネギは「不許可」!?食後はOK!? | 遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

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---薬味術(3) ネギは「不許可」!?--- 
薬味の代表選手、葱(ねぎ)。
分葱(わけぎ)、浅葱(あさつき)や韮(にら)もネギの仲間。
フグ刺しには、浅葱と紅葉おろしの薬味は不可欠。

また、韓国料理のチヂミ。これは、分葱(わけぎ)や韮(にら)です。

これは、薬味としではなくて、ほぼメイン食材として用いられています。

大寺院から、津々浦々のお寺にあるのではないでしょうか。
 寺院の門前に、木の看板に毛書書き、あるいは石碑に刻まれ「不許葷酒入山門」の文字をみることがあります。
葷酒の山門に入るを許さず」とのこと。
「葷酒」という酒があるわけではありません。
もとは「葷」は、ネギ類のことです。
陰陽五行ではから「五葷」とし、「葱(ねぎ)」「辣韮(らっきょう)」「大蒜(にんにく)」「浅葱(あさつき)」「韮(にら)」の5つを指します。
 それらの、匂いの強い野菜や肉、酒を食した者は、寺院の山門に入ってはならないとのことです。現代では「葷」に、それらすべてを含むと解されています。
 残念ながら寺院では「薬味」が不評のようです。
精進料理でも、この薬味は用いられていません。入麺の薬味も「大葉」を刻みます。「山葵(わさび)」「ごま」「大根おろし」・・・精進料理に緑の野菜!おや?ネギ!!と思いきや、山菜です。徹底しています。(原則)
 ですから、ランチに韮や大蒜入の餃子やネギが薬味の蕎麦やうどんを食したあとに参拝は・・・×・・・食後なら・・・○ということのようです。
 山門以外では、葱類は「許可」!?されています。大いに使いましょう。

 ネギは、ビタミンA、Cなどの栄養に加えて、食欲増進、風邪の咳や痰を除いたり、疲労回復・・・。

 白ネギは、焼き鳥から鍋物、焼き物、炒め物・・・。葉葱を和えたり、刻んだり。

 風邪症状の初期には「ネギを刻み、味噌とカツオ節を入れ湯を注ぐ、それを飲み干し、寝る」何かおりにそんな民間療法を見た覚えがあります。効きそうです。生姜を入れれれば、さらに効果アップかもしれません。
 西洋医療と東洋医療と民間医療と日々の食事・・・「薬味」。健康という「大事」は日々の「小事」≒「薬味」にも宿ります。
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