薬味術(1) 風邪退散!?~寿司屋? うどん屋?ガリショウガ~ | 遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

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---薬味術(1) 風邪退散!?~寿司屋? うどん屋?ガリショウガ~--- 
薬味を添えることで、お料理が引き立ちます。
「薬味」の文字は、一説には、もとは「役味」とか。
料理に「役」立つから、他の味を引き立てる「役」割を期待したのかもしれません。
また、殺菌や、防腐などの「役」割を担ったといえば、「役」の字が不自然に見えません。

 また、漢方医学の用語からの転用ともいわれています。
陰陽五行の考えから、味を五つに分類しました。「甘味」「苦味」「酸味」「辛味」「塩味」です。
これらのバランスが、美味しい料理作りにも、健康にも大切であるとしています。
 「五味」≒「薬味」であり、それらの「味」や「薬」を加えることを「加薬(かやく)」。「加味(かみ)」。

 いずれにしても、少しだけ「薬味」を添えることで、それぞれの季節の料理が引き立てられます。
「味」の引き立てに加えて、食欲増進。あるいは、体を温めたる。食材の臭みを消す。あるいは防腐効果。など他のメリットもあります。

 ネギ、ショウガ、ミョウガ、ワサビ、からし、サンショウ、コショウ、ユズ、アサツキ,ミツバ、タデ、シソ、セリ、ウド、ダイコン、ノリ、青海苔・・・。あげれば、結構あります。
 ラッキョ、ニンニク、使い方によっては、玉ねぎも・・・。
 
 さて、薬味を用いた、健康術。思い込みから「暗示」で効いている面もあるのですが、「効く」と考えて摂取すると、それはそれで技ありです。

 「生姜」。これは欠かせません。擦りおろし生姜は、常備です。その都度擦ります。
小皿に擦り器がうめこまれた優れものの小皿がありそれを使って、その都度、根しょうがの塊を少しだけ擦ります。
 お味噌汁、これは合います。焼き魚、煮魚、刺身。肉料理にはさらに合う。豆腐。浅漬けの胡瓜。板わさのように、板生姜!?蒲鉾などの練り物にも生姜醤油は、実にいけます。
鍋物には、いうまでもありません。
 
 「風邪かな」、「冷えるな」と感じたら、程度が酷ければ「葛根湯」を飲むのですが、その昔、調子が悪くなる気配があれば、「お寿司屋さんのガリ狙い」「うどんやさんの擦り生姜ねらい」で駆け込んでいました。(笑)

 あるいは、生姜湯にさらに生姜を擦りおろして「濃厚生姜湯」。
 ただ生姜は、薬効が強いため、取りすぎは要注意。これも忘れてはなりません。

2つの成分。 「ショウガオール」 殺菌、食欲増進。「ジンゲロン」 
新陳代謝、発汗促進。

大阪の風邪薬「うどんや風一夜薬」。生姜成分といいます。
この薬は、「うどんや」で売られていたといいます。うどんと風邪薬、一晩でしっかり治す。とのこと。

となれば、寿司屋の 「ガリ」狙い、うどん屋の「擦りショウガ」狙って駆け込むことは、的外れではなさそうです。
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