皆さま、こんにちは!
今日の仙台は、暖かくて過ごしやすい午後を迎えておりました。
こんな日は駅のベンチに横たわって、のんびりと過ごしたいものですね。
…などと淡い願望を頭に描きながら、
仕事のためにパソコンの前に座っておりました。
磐城太田駅に引き続き、今回ご紹介する常磐線の駅はこちらです。
常磐線・新地(しんち)駅です!
宮城県と福島県の県境にある駅で明治30年11月に開業、
ひとつ先の坂元駅は宮城県の駅になります。
駅舎はもちろんですが、構内の配線にも開業より大きな変化がなく、
昔の姿のまんまの駅ですよ。
素朴な雰囲気がいい感じの駅舎内ですね。
どういうわけか、似つかわしい丸太のイスが並んでおりました。
古い駅舎には微妙にマッチングしていないと思うのですが。
安定感のない丸太イス、さすがに座る人は誰もおりませんでしたね。
仙台駅方向を見た新地駅ホームと、
相馬駅方面を見た新地駅ホームでした。
新地駅は相対式ホームと島式ホームの複合2面3線構造です。
ホーム間は昭和40年代に造られた跨線橋で結ばれておりました。
構内は大変広く、
国鉄時代の優等列車が停車できるほどの長さを持ってますよ。
島式ホーム側から見た、新地駅の駅舎です。
この辺りではよく見かける造りですね。
駅員の詰め所が大きなスペースを占めておりますが、
私がお邪魔したときには職員さんは一人だけでした。
さて、自分にとって新地駅は思い出のある駅でして、
その昔、営業の途中で新地駅にはよく立ち寄っていたんですよ。
目的はズバリおサボり。
当時は相馬市内が自分担当地域でしたから。
新地駅の海が近く、周辺には水田も広がり、
クルマを停めると心地の良い潮風が車内を掠めてゆくんです。
本当に気持ちが良くて、ここらでぼんやりと過ごしましたっけ。
今回は久しぶりに立ち寄ってみましたが、
辺りの景色は何ひとつ変わっておりませんでしたね。
島式ホームの上の待合室。
新地駅にもありましたよ、密連アダプター!
旧漢字が泣けてきます。
クルマのシートを倒しながらのんびりと眺めていた新地駅。
貨物列車や455系電車が新地駅の構内を駆けてゆく風景も遠い思い出です。
あれから20年も過ぎてしまいました。
そりゃ、自分も歳をとるわけですわ。
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