アドベンチャー海外版よりEZウインドブレードのレビューです。
◆TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE LEGION CLASS WINDBLADE
(トランスフォーマーアドベンチャー リージョン/レギオンクラス ウインドブレード)
赤い女航空剣士ウインドブレード!
ウインドブレードといえばファン投票により要素が作られ、アメコミへの登場を経てジェネレーションで玩具化、日本ではレジェンズシリーズにてニジカの妹&押しかけ女房属性まで追加されて発売されたことでおなじみですが、今回のウインドブレードはそれらとは別人。前回のクランプダウン同様にトランスフォーマーアドベンチャー(RID)のアニメに登場したキャラクターとなります。2015~16年発売のリージョンクラス(レギオンクラス、レジェンドクラス、国内で言うEZコレクション)。戦闘機に変形するオートボットです。
アドベンチャーは現在全話公式無料配信中なので、ウインドブレードの活躍が見たい人は23話を見よう!
ちなみにレジェンズ版では『ウインドブレード』の表記でしたが、アドベンチャー劇中テロップおよびスタッフロールでは『ウィンドブレード』でした。ひょっとしたらアドベンチャー版はウィンド表記で行くのかもしれません。この玩具はまだ国内で出てないので表記がどうなるかはわかりませんが、ひとまずこの記事ではウインドで書いていきます。
まずはロボットモード!
劇中の雰囲気とはなんか若干違いますがこれはこれでかわいいですねw
やや腕が長めだったり、ヒザ下に対するふとももの長さが短かったりという違和感もありますが、全体としてはスレンダーかつメリハリのある体型で、女性型TFとしては納得の出来。男性キャラのリカラーやリデコではなく新規の金型なので、EZという小サイズトイでありながらも見事に女性らしい体格を実現しています。ありがたいでゴザル!
後ろから。上半身は主翼を背負っていますがその下から張り出した丸みのあるふとももがチラ見えするこの構造、きびだんごなんぞ使わなくても勝手にゾロゾロと後続の仲間が増えてゆくことでしょう。
脚や手首などに残っている戦闘機のウイングは畳まれずそのままですが、それが逆に赤の放射状の装備のようで、もともとはこうじゃなかったけど強化形態としてこれになった、というパワーアップ感が出ていてカッコイイですね。
横から。体うすい!!
脚を見ると緩やかにですがデフォでS字立ちっぽい造形になってます。ちなみに足のウイングが大きなカカトの役割を果たすので自立力はグンバツ! もともと立たせやすいのが多いEZコレクションの中でも相当立たせやすいです。
そしてさりげなくもきちんと主張した胸の膨らみもすばらしいですね。別のとこも立たせやすいかも? なんてな! ガハハ!
顔アップ。ワオ! ジャパニーズゲイシャ!
造形はかなり細かくて、ゲイシャスタイルなデザインをかなり再現してます。金のかんざしや島田髷風のヘルメットもそのまま。特徴的だった頬の赤いくまどり模様はありませんが、よく見ると、顔の白の塗膜が厚くて埋もれちゃってはいますがくまどりのモールド自体はちゃんとあったりします。ここは国内版(出ると思う)に期待。
再現抜きで純粋に見ても、切れ長の目に口角を上げた口元など、美人でかわいい造形になってます。特に目はかっこよさとかわいさのバランスが見事。顔が怖くなってしまいがちなEZにおいてここまでかわいい顔はほんとありがたいです。
上半身。静かに主張する胸部装甲がたまらないでゴザル!
胸の塗りわけは劇中とは違いますが、Y字型に塗られた水色のおかげで和服の合わせのように見えるのがとってもいい感じ。レジェンズウインドブレードは顔のデザイン以外に本体部は日本要素特に無かったので、この着物っぽいデザインは個人的に嬉しいところですw
ちなみにローター部分にコードシールが貼ってありますが、剥がせばきちんとローター状のモールドがあります。剥がそうかなあ。迷います。
肩まわり。
金属のピンが肩のように見えますが、肩はボールジョイントがハマってる部分です。胴体から肩ではなく胴体から伸びた主翼に肩が造形されてる感じ。
腕は細くすらっとした作り! 前腕の装甲からのぞく頼りない上腕が色っぽい。
何かを握るかのようなC字型の手も男の夢詰め込まれてる雰囲気でいいですね。頭カラッポにしといてよかった……
背負った戦闘機ボディと胴体の色が同じなので埋没して見えがちですが、腰のくびれも見事! フェロモンムンムンというよりは健康的に鍛え抜いた腹という雰囲気。
ふとももの丸みもいい感じです。EZストロングアームやウインドシアーに比べると凹凸少なめな単純な形ですが、こういったマンガっぽいふともももまたこれはこれで大変よろしいものに思います。
後ろから見たときの尻としてのボリューム感もイカしてるぞ~っ!
可動について。
まず頭部は無可動! EZで首動くほうが珍しいのでここは不満ありません。正面からじっくり見つめて30代男性を喜ばせよう!
次に腕の可動ですが、構造を見てうすうす勘づいていらっしゃるかもしれませんがかなり厳しいものになってますw
まずは肩がボールジョイント! 肩がボールジョイントなんてぐりぐり動いてええやないかと思いますがしかし、構造上「前に90度」くらいしか動かせません!
G1玩具を思い起こさせるこの可動範囲!
腕はここまでしか上がらないのでバンザイすら不可能。ちなみに後ろにも行きません。
かろうじて内側には少しだけ動かせますw
これでエア手k……いややめとこ。
可動範囲はほんとに狭いですが、ボールジョイントなのでロール軸の代わりになるのが救い。ヘイカモ~ンと挑発してゆくスタイル!
腕にロール軸があるEZというのはそうそう無いので、他のEZには無い表情付けができるのは非常に楽しいところ。
主翼の関節を使えば腕を横方向に広げることもできます。デザイン的には肩が胴体から大きく離れることになるのでアレですが、ピンのところを肩として捉えれば結構いけるかも。
主翼部は下に下げることも可能。こうなると肩が腰のあたりまで落ちちゃいますが、これもピン部分を肩に見立てれば、なで肩の人がヒジを曲げているように見えなくもないぞ! この状態で刀など運ばせるのも味があっていいかも。非戦闘時モードということにしよう。
脚の可動!
腕に比べると柔軟で、ボールジョイントにより前後にガバッと動かせます。ネズミをジャンプして飛び越えるのも大の得意だ!
開脚方向へもバッチリ!
体に対して巨大なボールジョイントがま、ま、丸見えだ~っ!
脚が動くということは尻を突き出す動きも可能ということで、これは何よりも嬉しいでゴザル!
背中の戦闘機パーツが邪魔なので尻をつけて座ることはできませんが、雰囲気だけなら椅子とかには座らせられます。
小物と絡めてブンドドもといキャハウフしやすいのはEZコレクションのいいところ!
ヒザは軸で可動しますが、45度くらいが限界! ストロングアームのように180度とは言いませんが90度くらいは曲がってほしかったところ。
ヒザの曲がりが浅いために踏みつけるポーズがやや取らせづらいのが惜しい!
ただこれはこれでこうした行為に慣れていない無垢なウインドブレードに無理やり踏んでもらうプレイの一環として楽しめるのでアリでゴザルぞ~っ!
脚にロール軸などはありませんがボールジョイントなのでほんの少しなら内股にすることもできます。
1セット5千円なんだけどお願いしてもらっていいー?と牛に甘えることもできるんじゃ~い!
ヒザがあまり曲がらない&ふとももが短いのでやや不自然ですが一応ヒザ立ちもできます。体めちゃくちゃ反ってるのでやり方間違えてるリンボーダンスみたいになりますがw
ん? 女性型TFのリンボーダンス大会……これはアリなのでは……いや女性型に限定することはないかも……
武装遊びの話!
武器は付属しませんが手の穴は3mmなので、適当な3mm武器を持たせることができます。画像はSD頑駄無の刀。
刀や剣を持たせると『ボールジョイントによる腕ロール』が途端に活きるようになり、動かすのが俄然楽しくなります。サムライ!
腕をロールさせることができるリージョンクラスというのはそうそう無いので、他にはできない動きが可能に。
EZウインドブレードは腕の基本的な可動を捨てて武器をかっこよく構えることに特化した剣士だったんだよ! じゃあ武器付けてくれ!
鞘から抜刀!
こうして剣を体の前で水平に持てるEZコレクションというのは相当珍しいと思います。
無双!
無双っぽいアクション大好きなんですけど実際無双はやったことないです。
左右のウイングに3mm穴があるのでそこに何か付けておくことも可能。ゲイシャたるもの遠距離戦も想定しておかねばならないのだ!
LGウインドブレードと比較。別世界の別人ですがだいたいのデザインはそのまま。
アドベンチャー(RID)版はウイングの張り出しが強くて戦闘的なイメージも。
アドベンチャーのEZ系(アンダーバイトはTED、グリムロックはTAV)と比較。EZメンバーと並べるにはちょうどいい感じです。
女性型(として開発された)EZコレクションの面々と比較。ストロングアームやプライムアーシーに比べるとふともものムチムチ感などは少なめですが、その分全体的にスリムな印象。スレンダー美女枠でミスEZコレクションを狙え!
大きさはこんな感じ。7cmないくらいですね。
さて変形。アドベンチャー版ウインドブレードはレジェンズ版と同じくVTOL機に変形します。
ウインドブレード、トランスフォーム!
近年まれに見る超カンタン変形! 脚閉じて肩落として機首上げるだけ! 説明書でも3ステップとなっています。
EZバンブルビーなどと比べるとなんのひねりもないシンプルな機構ですが、変形が単純=つまらない変形玩具というわけでは決して無く、気を使わずに短時間でさささっと変形できるのは非常に良いところ。
ふとももの溝に上腕の突起がジョイントされロックされるのでカッチリ感に関してはレジェンズ版より上です。
ウインドブレード、ビークルモード! 赤いVTOL機に変形!
前後にエッジの出た主翼や大き目の尾翼など、劇中のウインドブレードを結構な勢いで再現してます。もうちょっと黒を各所に足せばもっと見ごたえしそう。
後ろから。こっそり見える手足が「あ、これ寝ただけのやつだ」とわかってちょっと面白い。
真横から。機首裏のランディングギアとつまさきの3点で接地します。胸の塗装が剥がれる心配もないぞ!
戦闘機TFとしてはすばらしい薄さ。
それにしても出しっぱなしの胸に注目してしまいますね。飛行場にてこのウインドブレードビークルモードの下に潜り込むイベントまだでしょうか?
上から。手は収納されませんが手の甲に補助翼?が造形されているのでボディの一部に見立てられます。
腕は沿わせているだけではなくちゃんとロックされるので見た目よりカッチリするのがいいところ。
裏から!
自分はどちらかといえば「裏から見て人体パーツが見えない」ほうが好きなんですが、ここまであからさまに丸出しだと逆に抗いきれない魅力を覚えます。見て見て変形したよすごいでしょ感がたまらなくキュート。笑っているような顔とあいまってなんだか自慢げに目で語りかけてくる子供のようなかわいらしさ!
左右のカカトが合わさって1本のジェットノズルが形成されてます。ここは黒く塗ってほしかったところ!
主翼に加えて手の3mm穴も生きているので4つの武器が装備可能! 画像はカバヤシーコンズの武器。
4WAYショットで敵を蹴散らせ!
レジェンズ版と大きさ比較。手に持ってシューティングゲームごっこさせやすい手ごろなサイズ!
大空をゆくウインドブレード!
空中でも胸が重力に負けて垂れ下がっているような構図になり大変喜ばしい造形でございます。
LGスリップストリームの記事でも書きましたが、VTOL機(垂直離着陸機)は滑走路を使わずにその場で垂直に離着陸ができるというハイテク航空機。
ローターを使ってヘリコプターがそうするようにフワリと浮き上がることが可能です。
アドベンチャー劇中でもホバリングしつつ会話などしてましたね。
ウインドブレードのローターはティルトローターと呼ばれる種類のもので、角度を変えることで通常のプロペラ機のように使える優れもの。このリージョンクラス版では角度変更はできませんが、そのへんは雰囲気で遊べます。
流石にサイズがサイズなので合うスケールの人間フィギュアは無い! ゾイドの隊員ですらこの大きさ。でもこれはこれでいいかも。
デニーがウインドブレードに乗って超楽しそうにしてるのを地上からストロングアームがムッとした顔で腕組んで眺めるエピソードまだですかね?
ローターから出る風圧を利用して海面を波立たせるテクニックなんかも使いそう。
ボーター君はいい迷惑だ!
EZエアラクニッドと大空の対決!
ウインドシアーも交えてドッグファイト開戦だ!
美少女ブンドドならぬロボ娘ブンドド、これほど(一部の)男にとってダブルで魅力のある遊びはなかなか無いぞ!
唐突にウインドブレードの航空ショー開始!
地上で手を振る男たち!
優雅に近づいてくるウインドブレード!
そして男たちの眼前でグワッと舞い上がる!
そう、そのアクロバット飛行は機体の裏側に丸出しになったロボボディを観客に披露するというサービスでもあったのだ!
これのおかげでチケットはいつも完売御礼! ありがとうウインドブレード!
裏に顔と体丸出しなのはこういう遊びもできていいですね。
西部劇「なあお前死ぬときはどんな死に方がいい?」
シモンズ「パフェに埋もれて死にて~」
西部劇「わかる~」
「うおっ!?」ブオオオオオオオオオオ!
突然上から吹き付ける大量の風!
上空を見ると、太陽を背負ってホバリングしているウインドブレードの姿が!
ウインドブレードはだんだんと高度を下げてくる!
顔面に当たる風圧がものすごいことになり唇の端がビロビロしてくるがそんなことはおかまいなしに上空から目が離せないシモンズと西部劇!
パフェに埋もれて死ぬのとこのままウインドブレードの胸に潰されて死ぬのとどっちが幸せかな~?と逡巡したところでシモンズの記憶は途絶えていたという……
今回はそんなお話でした。
![47.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160109/23/ardin0445/7b/7f/j/o0800045013536482007.jpg?caw=800)
以上、RIDリージョンクラスウインドブレードの紹介これにて終了!
尖った特徴の玩具です。かなり人を選ぶと思います。
まず変形がびっくりするくらい単純でシンプル。基本的に気をつけして寝るだけ! アドベンチャーのEZバンブルビーを触って「このサイズなのに変形凝ってて出来が良い!」と思った人は、このウインドブレードにはガッカリするかもしれません。ただその分バンブルビーのようなやりづらさは無く、手軽にクリクリクリはい飛行機はいロボットと変形できる魅力もあります。G1スクランブル手足組みたいなアレです。
変形以上に尖ってるのが可動。上腕(というか肩)のボールジョイントの付き方が独特なので、ロール軸のように使うことができ、刀などの武器を持たせて動かすと他のリージョンクラスには無いようなポーズがとれるので非常に新鮮! ですが腕が前に90度までしか上がらず、バンザイなどの基本的なポーズが一切できないので、動かしていてかなりギチギチ感があります。ワンステップ系などならともかくこのフルポーザブル前提の時代にこの可動は正直ちょっとヤバイと思いますw
一方でめちゃくちゃ優秀なのが自立のしやすさ。大きなカカトのおかげで、適当に変形させてほい完成っとそのへんに置いてもまず立ってくれます。これは非常に嬉しい。
女性型TFとしてはスレンダーな体型が見事。主張しすぎない胸の膨らみやウエストのくびれ、腰の張り出しなど、この小サイズでありながらかっこよくもセクシーにまとまってます。EZには珍しく笑っているような顔の造形も超カワイイ。憎めない子供のようなたたずまいがあり非常にキュートです。
(追記:国内版もセット品として発売が決定!)
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- トランスフォーマー TAV48 EZコレクション チームバンブルビーVSサンダーフーフセット/タカラトミー
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