正しいリペアの認識～昨日の授業より（2015.11.18）～

ナカシマです（ナカジマではありません）

久しぶりに当校された【ベーシックコース】 の生徒さんの授業です

「1時間で100本装着ができたら次回の授業の予約」というお約束通り、

練習をがんばって来られたようでした

装着は想像以上に上手にできていました

ですが、左目が苦手なのは、左ツイーザーを開くときに

右方向に向かってしまっていることや、右手で仮毛を取るときに、

左目のまつげの角度に合った状態で取れていないことが主な原因です

これは、多くの技術者の方が陥ってしまう点です

モデル練習をする際にその2点に絞って意識を集中させて行うといいですね

また、装着は概ね上手にできていますが、

テーピング、前処理、リペアの際のリムーブなどに時間がかかり過ぎてしまっているので、

しっかり復習をして、回数を重ねて、練習を行う必要があります

まつげエクステの施術はほぼリペアになります

ですから、伸びて根元から離れている、向きがおかしくなっている、

根元が浮いているなどの毛はオフして、新しく付け直して、

仕上げていくという工程を踏んでいくことになりますので、

安全で、衛生的で、効率よく、美しく仕上げられる施術スキルを身に着けないと、

必要のない全オフを勧めざるを得なくなります

残ったエクステをオフして付け替えるのは誰でもできることですが、

オフしない方がいい場合の方がたくさんあります

残ったエクステと明らかにデザインや技法が違ったり、

お客様のまつげが少なかったりする場合は、付け替えざるを得ないですが、

そうでない場合は残ったエクステに付け足しても美しい状態が、

お客様の自まつげにも、時間にも、お財布にもやさしいです

冷蔵庫にある食材でどんな料理ができるかが料理する人次第であるように、

リペアからのお仕上げが美しいかどうかは施術する人次第です

必要のない全オフを勧められないのは、まつげのダメージが進行するからです

エクステのついていないまつげまでリムーブ剤を塗布する施術を

繰り返すとまつげのダメージが拡がります

エクステのよいところは、まつげカールと違って、装着できるまつげを選べることです

せっかく、産毛やまだ成長初期のまつげを避けてエクステを装着したのに、

リムーブするときに全てのまつげにリムーブ剤を塗布してしまったら、

まつげカールと変わらなくなってしまいます

アントスに、他店のまつげエクステがついた状態で、

まつげカールでお越しになるお客様の来店理由は、

「まつげエクステを続けていたら、まつげが減ってきたから、

まつげカールにしようと思って来ました」というものがほとんどです

今までの施術の仕方をお聞きすると、リペアと全オフを交互に、

もしくは、3回に１回は全オフを勧められていたというお客様ばかりです

施術する側は全オフの方が、クリーニングも装着も楽です

ですが、継続してまつげエクステの施術を行っていきたいとお考えの方には、

全オフのリスクを理解していただく必要があります

ひと昔前に比べて、前処理剤の品質はかなりよくなりましたし、

ご自宅でのまつげとその根元のクレンジングの必要性を

理解されているお客様も増えました

ですが、新規のお客様がディープクレンジングをオーダーされ、

お掃除前とお掃除後の状態を見比べていただくと、

まだまだクリーニングの状態がよくないことが分かっていただけます

自店で施術を行っていっても、お客様のまつげは減らない　

むしろ健康的になって増えていく

ということを実感していただけるような施術を行うためにも、

リペアが得意になることが必要なんですよね

次回は模擬試験前の最後の授業です

しっかり練習してきてくださいね

遠くからお疲れ様でした♡

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