久保寺健彦くんの『GF』を読みました。
 
GF(ガールズファイト)/久保寺 健彦
¥1,365
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GFと書いてガールズファイト。
 
桜庭一樹くんの『赤×ピンク 』とか、
星野伸一くんの『ジョシカク! 』みたいな
格闘技系を想像して読み始めたら、違ってました。
 
ガンバッテルという意味で、何かと戦っている、
そんな女の子たちのお話を集めた短編集でした。
 
  
「キャッチライト」
かつてのアイドル間中音乃は、
再びスポットライトを浴びる日を目指し
芸能人ミニマラソン大会を疾走するのだが……。
★★★
 
「銀盤がとけるほど」
原田菜摘はフィギュアスケートのペアで
オリンピックに出るのが夢。
やっと見つけたペアの相手は
イケメンのハーフだった!
★★★
 
「半地下の少女」
満州で終戦を迎えた貴和。
ほどなく母が病死し、祖母が自殺する。
そして貴和はしゃべれなくなってしまう。
★★
 
「ペガサスの翼」
バイクに恋する翼は、
ひったくり犯のライダー風神雷神に勝負を挑む。
★★☆
 
「足して七年生」
小六の佐々木可奈子に付きまとう
小一の少年。
卒業式の日、
可奈子は少年からラブレターをもらう。
★★☆
 
 
んーなんか違いますね。
 
これまで久保寺くんは
主に男の子を書いてきたと思いますが、
今回は全部女の子が主人公。
 
そのせいではないでしょうが、
これなら別に久保寺くんでなくても、
という気がします。
 
ちょっと最近、デビュー当時の勢いが
無くなってきてしまったかな。
 
 
評価 ☆☆
 
 
これまでに読んだその他の久保寺健彦の本
 
すべての若き野郎ども  ☆☆
オープン・セサミ  ☆☆☆
空とセイとぼくと  ☆☆☆
中学んとき  ☆☆☆☆
ブラック・ジャック・キッド  ☆☆☆
 
 

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