入院日数が最も長い疾患は? | 保険日記

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生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先日の記事 で、入院した場合の入院平均日数は、35.6日ということをご紹介しました。


しかしこれは、すべての疾患の平均値です。


なので、疾患の種類によって、入院日数は異なります。


では、疾患のなかで、最も入院日数が長期になる疾患は何か?


みなさま、考えてみてください。


糖尿病?


胃がん?


脳卒中?


心筋梗塞?


すべて不正解です。


疾患のなかで、最も入院日数が長期になる疾患は何か?


答えは。


「統合失調症、統合失調症等の精神疾患」となります。


入院平均日数は、543.4日


すべての疾患の入院日数を大幅に引き離し、ダントツの1位です。


ちなみに入院日数が長い疾患のベスト5は以下の通りです。


1位 統合失調症、統合失調症等の精神疾患 543.4日


2位 血管性及び詳細不明の認知症 327.7日


3位 脳卒中等の脳血管疾患 104.7日


4位 結核 60.3日


5位 高血圧性疾患 45.8日


⇒ 詳細は、コチラ(生命保険文化センター病気別・年齢階級別平均在院日数) 


1位の精神疾患はストレス社会といわれる現代の代表的な疾患であり、2位は高齢化社会を反映させた疾患と考えることができるのではないでしょうか?


今まで医療保険というのは、がん、心筋梗塞、脳卒中などの三大疾病に代表される重大疾患への備えという意味合いが強かったと思います。


しかし、このデータを分析するかぎり、医療保険の必要性が時代の変遷とともに変化しつつあるのではないでしょうか。


医療技術の進歩によって、がんなどの重大疾患での入院日数が減少された一方で、精神疾患や認知症など、これからの日本社会が抱える課題を反映する入院対策がこれからは不可欠となると思います。


今では、1回の入院日数が60日など、短い期間を設定した低廉な保険料の医療保険が流行っていると思います。


しかし、やはり、60日の入院保障では足りないかもしれませんね。


私自身も今後、お客様のご提案する医療保険のあるべき姿について、考え直す時期にきているかもしれないと、改めて認識しています。


医療保険をご検討する際には是非こんなデータもご参考にしてください。


60日型や120日型など医療保険における1入院の保障期間についてはコチラをご覧ください。



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