シェイクスピアの魔力 (学びやぶっく)/野口 卓
- ¥1,260
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比較的新しい本ですねー。
タイトルでは専門書かな??と思ったけれど、見た目は入門書っぽいですよねー。
でも、実際は・・・・シェイクスピアの派生作品をまとめたもの。
シェイクスピア作品のあらすじも一応は載っているので、そんなに詳しくなくても大丈夫なのではないかと思います。
シェイクスピアの派生作品は数多くあれど・・・・・まさか、ここまで多いとは!
長編小説、短編小説、戯曲、音楽、オペラ、映画、絵画に狂言や落語、歌舞伎まで。
巻頭にはカラーで絵画が載っていたり
巻末には370作品もの派生作品のリストが。
いずれ役に立ちそうなものが多いので、コピー取っておくことにします
本書に紹介されている本で既に読んだことがあるものはこのあたりでしょうか。レビュー書いてあるものはリンク一応貼っておきますね。
読んだことのある作品
ハムレットだけでも、これだけ。 やはり『ハムレット』がもっとも多いようです。もちろん読んでないのは数多くあるけれど・・・・。
- 新ハムレット (新潮文庫)/太宰 治
- ¥540
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私が読んだ時は新潮文庫から出てなかったような気がしますが・・・・・
最近出版されたのかな??
太宰治が書いたものなので、よーーく読まれているようです。
太宰は『斜陽』とかは好きなのだけれど、これはそんなに・・・・・だったなー。
- ガートルードとクローディアス/ジョン・アップダイク
- ¥2,520
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レビューはこちら 。けっこう『ハムレット』を読み込んでないと読みにくいかな~・・・・?と感じました。
でも、アップダイクですしねぇ。
野村氏は絶賛しています。
- オフィーリア/ジェレミー トラフォード
- ¥2,520
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レビューはこちら 。『ハムレット』派生作品としてはマイ・ベスト。
『ハムレット』にはまったく登場しない人物が主役級として登場するのだけれど、それが驚くほど違和感が無いのです。
専門家から見ると「甘さ」がまだあるようだけれど、処女作だとはちょっと思えないですね・・・・これは。
- ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ/トム・ストッパード
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レビューはこちら 。有名だけれど、私には残念ながら合わなかったです。
これ以外にもネジャルコ・ヨルダノフの戯曲『ゴンザーゴ殺し』とか読んでみたいけれど、見つからず・・・・。
『ハムレット』作品以外ならば
- 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)/ジョセフィン・テイ
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『リチャード三世』を元にしたこちら とかでしょうか。
ミステリーは好きじゃないのだけれど、これは面白かったです・・・・!
読んでみたい作品
- マクベス夫人症の男 (1983年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)/レックス・スタウト
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手がちまみれになり、手を洗いに行かずにはいられないのに、他の人にはそれが見えない・・・・・という「マクベス夫人症」が登場する長編小説だそう。
- マクバード! (1967年) (Kawade world books)/バーバラ・ガーソン
- ¥305
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マクベスのダンカン王暗殺とケネディ大統領暗殺を重ねた、痛烈な風刺劇・・・・だそうです。
著者は当時無名の25歳女性だったようで、とても騒がれたんだか何とか。
- デズデモーナの不貞 (文春文庫)/逢坂 剛
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こちらは『オセロー』派生作品。
タイトルにものすごく惹かれて、実は専門書だと思って借りてきたことがあったのだけれど
短編集じゃん・・・・とがっかりして、読まないで返してしまったことがあります。
でもざっとあらすじ読んでみたところ、なかなか面白そうなので読んでみたいと思いますー。
¥420
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『ロミオとジュリエット』からは原田宗典による「ジュリエットの薬」。
これに収録されているようです。
全体を通してみて、狂言などにかなりなっていることに驚きましたね~。
そして、思いのほか日本の作家がタイトル等に用いていること。
ただ、どうしてもそういうのはあまり好みません。
なんでかな~と考えてみた結果、あまりにも「日常的」すぎて、合わないのかも。
海外の作家が書いたほうが、すんなり馴染めるんです・・・・私にとっては