【夕顔54-2】「よはひ」とは☆古文常識
源氏物語イラスト解釈です
受験生のみなさん、勉強がんばってますか?
古典常識は、出てきたものから
イメージを理解していきましょうね!
では今日も行ってみましょう~♪
ヽ(○・▽・○)ノ゙
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今回の源氏物語
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おぼえこそ重かるべき御身のほどなれど、御よはひのほど、人のなびきめできこえたるさまなど思ふには、好きたまはざらむも、情けなくさうざうしかるべしかし、
訳と内容が不明確の人は、まずイラスト訳からどうぞ☆
夕顔54のイラスト訳はこちら
これまでのあらすじ
天皇(桐壺帝)の御子として生まれ、才能・容姿ともにすぐれていたにもかかわらず、亡母(桐壺更衣)の身分の低さにより臣籍降下して源氏姓を賜った光源氏。
ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻です。源氏が新たな恋人、六条御息所の所に通っていた夏の頃の話。源氏の従者である惟光の母は、光源氏の乳母でもありました。この乳母が病に臥していた見舞いに、源氏は五条まで出かけます。家の門が開くのを待つ間、夕顔の花が咲く隣家に目をとめ、その花の名を尋ねたことをきっかけに、その家の主人夕顔が和歌を寄越してきました。興味を持った光源氏は返歌をし、その後、今夜の目的であった六条御息所のもとへ訪れますが、心の隅に、五条の隣家のことが残るのでした。従者、惟光は、隣家のことを調べて光源氏に報告します。
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☆ 「よはひ」とは~古文常識~ ☆
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「よ・は・ひ」☆
おそらく、中学生のときに
まっさきに歴史的仮名遣いの練習で習った単語ではないかな?
(・∀・)
【よはひ(齢)】
【名詞】
①年齢。年ごろ
②寿命
*学研全訳古語辞典(Weblio古語辞典)より
現代仮名遣いでは、「よわい」と読みます。
この発音で、何のことか分かるくらい
日本語の力を増していきましょうね♪
(▰˘◡˘▰)
現代では、「よわい(齢)」というと、
「よわい15の春」
「よわいを重ねる」
などと、「年齢」の意味で用いられます。
今回も、基本的には「年齢」の意味です。
では、こんな問題が出たらどうでしょう?
おぼえこそ重かるべき御身のほどなれど、御よはひのほど、人のなびきめできこえたるさまなど思ふには、好きたまはざらむも、情けなくさうざうしかるべしかし、
問)傍線部の説明として最も適当なものを選べ。
1.夕顔のその美しさ
2.夕顔の余命
3.夕顔の年齢
4.光源氏の寿命
5.光源氏のその若さ
「よはひ」=「年齢」と丸暗記してたら、
選択肢3などに、ひっかかっちゃいますよね~;;
(;゚;∀;゚;)
辞書の意味だけでなく、
文脈をきちんと理解していくことが、
古文でもっとも大切なことでございます。。。
今回の部分は、
光源氏の従者、惟光の述懐部分☆
光源氏の年齢と、女性にモテてる状況とを考慮し、
あんまりおカタいのも、
「情けなく(=風情がなく)」
「さうざうし(=もの足りない)」
と言っているんですね~♪
正解……5