【桐壺206-③】古文常識の読みや意味はどこまで憶えればいいの?
こんばんはあいです。
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■【おはします】…いらっしゃる
■【殿(との)】…貴族の住まい
■【廂(ひさし)】…母屋の外側の広縁部分
■【倚子(いし)】…イス(椅子)
■【冠者(くわんざ)】…冠をつける人、つまり元服した者
■【御座(おんざ)】…身分の高い人の座席
■【引入(ひきいれ)】…元服時に冠をかぶらせる役の人
■【大臣(おとど)】…大臣
■【御前(おまへ)】…高貴な人や神仏の前
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今日は、「古文常識の読み」のお話です☆
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「引入」や「冠者」などについては、多く注釈が施されています。
しかし、「廂」や「殿」、「大臣」「御座」などについては、
大学受験では、ほとんど注釈がつけられておらず、
その場で意味を判断し、解釈に加えていくしかありません><
えぇ~っ!
辞書にも意味がいっぱい書いてあるし、覚えられないぉ;
ていうか、読みがわからなくて、辞書が引けないぉ;
o(TωT )
あなたはこんな泣き言を言って、結局そのままにしていませんか?
たしかに、今回出てきたものは数個ですけれど、
大学受験に出るかどうかはわからないし、
覚えることの多いあなたは、なるべく効率的に最小限の暗記にとどめておきたいですよね。
私もそうでしたので、よく分かります^^;
ですが、そうして「廂」た「殿」を放っておいたのでは、
古文読解に、いずれ壁ができてしまします><
え~いいよぉ!
センターレベルで^^;
しかし、センター試験にも、「廂」や「御座」が出る可能性は高いのです!!
なので、あなたはこのブログで、出てきたものから、「覚える」というのではなく、「頭に入れて」いってほしいのです。
毎日読んでると、何度も出てくるもの、一度しか出てこないもの、様々な古文常識の用語に接すると思います。
源氏物語で何度も出てくるということは、
大学受験でも出てくる可能性が高いのです!
あなたは、出てきたものから頭に入れていき、
何度も出てきた重要語に関しては、
「あ、これ、以前にも見たことあるぞ!」
そう思って、ほしいのです。
前に勉強したものを思い出し、あなたの脳の引き出しの中から、引っ張り出してくる作業☆
これを繰り返すことにより、短期記憶が長期記憶につながっていくのです!
これがあい流古文学習法☆
(◎´エ`◎)
「廂」とは、「ひさし」と読んで、
寝殿づくりの母屋(もや)の外側を取り巻く、すのこ仕立ての広縁のことです。
清涼殿には、まわりをこの廂が取り囲んでいました。
宮中の話の中には、よく出てくる場所ですよ♪
「冠者(かんざ・かざ・かんじゃ)」は冠をつける者、
つまり元服して冠をつける者をさします。
ここでは光源氏のことですよね♪
これも、読みは様々です^^;
それか1つを覚えておいてくださいね♪
「殿(との)」とは、前にも説明しましたが、
高貴な方の住まい(御殿)をさします☆
※ただし、時と場合には、その御殿に住んでおられる人をさすこともありますので、注意してくださいね♪
「御座(おんざ)」や「御前(おまへ)」は、
高貴な人の座席や御前(ごぜん)をさします。
特に「御前」は、帝の御前という意味で使われることがほとんどです♪
(o^-')b
☆その他の重要古語☆
■「おはします」についてはこちら→
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【古文】
おはします 殿の東の廂、東向きに倚子立てて、冠者の御座、引入の大臣の御座、御前にあり。
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪
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あいでした