【桐壺206-②】古文解釈~「御前」「御座」の読み☆
おはようございますあいです。
【古文】
おはします 殿の東の廂、東向きに倚子立てて、冠者の御座、引入の大臣の御座、御前にあり。
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【これまでのあらすじ】
いつの帝の御代でしたか、それほど高い身分ではないのに帝(桐壺帝)から大変な寵愛を受け、亡くなられた妃(桐壺更衣)がいました。忘れ形見である光源氏は、輝くばかりに美しく、「光る君」と称されます。また、亡き更衣に生きうつしの藤壺女御が入内し、「かかやく日の宮」と呼ばれるようになりました。光源氏は母に似た藤壺に好意を寄せるようになっていきますが、12歳でご元服となりました。
今日は、「御」の読みについてです。
古典ブログランキング☆ついに1位に到達(一瞬だけ^^;)♪
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源氏物語の中には、「御~」という接頭語がよく出てきますよね。
今回も「御座」、「「御前」というのが出てきています^^;
あなたが音読をしたくても、
この「御」って、「お」と読むの?「おん」と読むの?
(°Д°;≡°Д°;)
頻繁に出てくる「御」の読みは、ふりがなの打ってある教科書や参考書も少なく、とまどってしまいますよね^^;
このブログでも、あまりたくさん出てくるので、わかりにくい箇所にしか「御~」のふりがなは打てていませんが、実は、「御」の読みは、そんなに厳密にこだわらなくてもいいんですよ♪
(*^ー^)ノ
今回の「御座」は、「おんざ」と読んでもいいし、「ござ」と読んでも、別にかまいません。
「御前」も、「おまへ」「おんまえ」「おほんまえ」、あるいは「ごぜん」と読んでもかまわないのです。
源氏物語の「御~」は、読んでスムーズに流れる形がいいですよね♪
「御時」…おほんとき
「御事」…おんこと
「御容貌」…おんかたち
「御元服」…おんげんぷく
「御響き」…おほんひびき
「御心」…みこころ
必ずしもこれでないといけないわけではないですが、
こんなふうに読むと、スムーズに言葉が流れていくと思いますよ♪
一度試してみてください!
(o^-')b
なお、「御息所」(みやすんどころ)や「御衣」(おんぞ)など、
絶対に「おん」「み」と読まなければいけないと決まってるものもあります><
そういうものについては、このブログの重要古語の覧に、読み仮名が書いてありますので、過去記事についてもご参考にしてくださいね♪
もし、このブログに出てきた中で、
「この読み方は…?」というご質問があれば、
お気軽にコメントしてみてください!
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
あいでした