【桐壺18-③】文脈判断
おかえりなさい あいです。
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【今回の重要古語】
■ 大殿籠もる
■ やがて
■ さぶらふ
■ (さ)せたまふ
■ あながちなり
■ 御前
■ もてなす
■ ほど
■ おのづから
■ き(し)
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古文でよく出てくる表現に、「~させたまふ」というのがあります。
①~~させなさる(使役「さす」+尊敬「たまふ」)
②~~なさる(尊敬「さす」+尊敬「たまふ」=二重尊敬)
…どっちに訳出するかは、
…う~ん(-"-;A
主語と、文脈を 考えるしかないんです><:
今回出てきたものは、主語が帝であるということから、ある程度判断はつくはずなんですが、…古文初心者のあなたには、ちょっと難しいかもしれませんね(;´▽`A``
主語も 省略が多すぎて 分からない!
文脈も 言葉が難しすぎて 分からない!
…だから、古文が苦手なんですけど…(x_x;)
でも、そこを克服しなくちゃ 国語の成績は上がりません;;
出てきたものから、順に覚えて、帝が出てくる時の二重尊敬のパターンに、慣れていってください♪
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また、「やがて」などの、覚える意味が2つ以上ある重要古語☆
【やがて】
①すぐに ②そのまま
覚えたまではいいけれど、実際どちらの意味に訳出するかで、解釈は大きく異なってしまいます><
大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひ…
帝は寝過ごしなさって、○○○桐壺更衣を伺候させなさり…
桐壺更衣と共に夜を過ごし、寝過ごしなさった…という文脈をつかんでおかなくちゃ、訳出がうまくいきません;;
こちらも、省略された主語・目的語、文脈の流れなどを十分考慮する必要があるんですよね;;
「慣れる」というのは、言い方を変えると
「センスをみがく」ということです♪
さあ! あなたなら、どんな方法で 古文を克服しますか?
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【今回の重要古語の答え合わせ】
■ 大殿籠もる…お休みになる(「寝」の尊敬)
■ やがて…①そのまま ②すぐに
■ さぶらふ…お仕えする、伺候する
■ (さ)せたまふ…①~なさる ②~させなさる
■ あながちなり…強引だ、むやみやたら
■ 御前…帝のいる前
■ もてなす…待遇する、取り扱う
■ ほど…①時、間 ②距離 ③具合
■ おのづから…①自然と ②たまたま ③万が一
■ き(し)…~た(直接体験の過去)
【原文】
ある時には、大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひなど、
あながちに御前去らずもてなさせたまひしほどに、
おのづから軽き方にも見えしを、
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おつかれさまでした
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