——だがその前に、
訂正記事だョ! 全員集合〈その21〉
浪曼堂の所在地は、
三郷市戸ヶ崎1-105
ではなく、
三郷市戸ヶ崎1-165
のはず、というご指摘をいただき、
不本意ながら、今もヒマをぶっこいているので、
実際に確認に行ってみた。
(2015年8月18日)
該当の場所は2件の新築住宅になっていたが、
となりの堀内運送は、
戸ヶ崎1-164なのを確認したので間違いない。
2010年2月撮影のストリートビューでは、浪曼堂の社屋はまだ存在している。
↓左隣は、堀内運送の第二倉庫。
↑本社屋は2階建てで、なかなか立派だった模様。
浪曼堂を名乗る前の昭和の頃より、玩具製造の施設だったらしい。
なんで間違えたのか…。
そうそう、あの頃はとにかく視力に問題を抱え、
豆粒みたいな広告の文字を読み間違えてしまったわけ。
そしてこの訂正情報により、
浪「曼」堂(×浪漫堂)のあった場所と、
旧タカラ工場の位置関係および、
いかにおなじみの土地だったのかを、あらためて思い知らされた。
浪曼堂よりタカラ工場寄りに位置するしまむらは、
何度も前を通った店舗だし、
この近辺にある、サポートという玩具安売店
〒341-0044 埼玉県三郷市戸ケ崎3丁目495-1
も、いちおう、土地柄の片鱗めいたもの。
値引きはかなりだが、
品揃えは乏しく、目当ての商品に行き着く保証はない。
記載情報をうのみにせず、
正しい情報を下さった、
イニシエダイバーさんに、深く感謝いたします。
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※以下の記事は、画像、情報共に、
ウルトラ怪獣消しゴム大百科
の管理人、
木曜グランプリ氏のご協力をいただきました。
この場を借りまして、お礼申し上げます。
ざて、本題の丸越(まるこし)についてだが、
同社の代表商品、キン消しにまったく興味のない自分が、
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なんだって、
大半の人が知らない、
U40(ユーフォーティー)の5大戦士の唯一の立体製品、
つまりウルトラ怪獣消しゴムなんぞに、
(ネットで情報を得たわけではなく)
「ザ☆ウルトラマン」放送の1979年当時に、
リアルタイムで注目していたのか。
当初はウルトラ怪獣消しゴムには、まったく興味がなく、
正直言うと、バカにしていた。
1977年にブルマァクが倒産。
「タロウ」(1973)のプラモ8種類(!)から、
ウルトラ関連玩具に参入していたバンダイ(模型)、ポピー(玩具)は、
バンダイのアンドロメダのプラモと言えば、
1973年には、
↓このZATの宇宙メカのことで、
↑地球防衛軍のヤマトの後継艦になったのは、1978年以降。
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好機到来とばかりに、翌1978年にソフビ怪獣、
キングザウルスシリーズを開始。
この頃は、ポピーの怪獣商品に、東宝、ウルトラの明確な区別はなかったことを示すCM。
ポピー、丸越のウルトラ怪獣消しゴムは、
キングザウルスの、下位廉価版という位置づけだった。
そのため初期のタグは、
↓キングザウルスと消しゴムで、同じイラストを使用していた。
↑消しゴムのミニカタログも、キングザウルスの写真を使用。
ソフビの元祖がマルサン(マルザン)、ブルマァクだったのと同様、
怪獣消しゴムも元祖はブルマァクで、
時期はスーパーカー消しゴム(コスモス)デビューの1975年から、
ブルマァク倒産の1977年まで。
まにあわせ商品だったので、
ポリ製の旧商品の金型流用でしのぎ、
新規造形は、たぶんなかった。
ポピー/丸越の怪獣消しゴムに話を戻すと、
後年の再発時に、バンプレストは、
発売開始は1977年としているんだとか。
ということは、
ポピーはソフビより先に、消しゴムの方で、
ブルマァクのウルトラ怪獣路線を引き継いでいたことになる。
それはともかく、
怪獣消しゴムの造形は、今のSD路線(2頭身)につながる、
↓頭でっかちの寸詰まりズングリ体形(3~4頭身)で、
↑それはウルトラマンでも同様で、まるで相撲取りのような体型(4頭身)。
ウルトラ力士か!
リアル造形にしか興味がなく、
キングザウルスだって容認できなかった私は、
怪獣消しゴムのデフォルメ造形に、
なんら魅力を感じなかった。
ところが今から37年前の、
たしか1978年の年の暮れ。
父がアストラの消しゴムを拾ったらしく、
家に持ち帰って来た。
ちなみに、家にやってきたアストラは、
↓朱色成型ではなく、
↑グリーン成型でした。
で…できがいいじゃないか!
怪獣はデフォルメだが、
ウルトラマンは、リアルプロポーション(6頭身)に方針変更したらしい。
ウルトラマンのSD路線は、
ソフビ指人形で花開く。
プラモ用の塗料でアストラを塗装したら、
えらくリアルに仕上がって、
1体の単価20円(当時)で、このクオリティには恐れ入った。
そこで、統一ポーズ、統一スケールで、
全ウルトラマンを揃えられるのが、
ウルトラマン 怪獣コレクション112
——だと知り、これを購入。
それから取り憑かれたように、
セットされていた12人のウルトラマンの塗装に取り組んだ。
ホントをいうと、マン系ならゾフィー、初代マン、
セブン系はタロウも
レオも、赤い模様をを純赤でなく、バーミリオン(朱色)で塗るべきなんだろうけど、
さすがに当時は、そこまでは気づかず。
ただしマン系シルバー族の目だけは、
イエローでなくクリーム色に、一応区別して塗り分けていたよ。
↑エースと母を除く、マン系シルバー族の眼光はホワイト(左)、
「タロウ」中盤以降の再登場時にイエローに(右)。
つづいて新・怪獣カセットのDとEを買って、
16人までの全ウルトラマンを揃えましたとさ。
↑前も書いたが、このシリーズで17人目のエイティまでは発売されたもの、
この最後の一体だけは、力尽きて未収集に終わった。
だが、これだけだと、
ウルトラ怪獣消しゴムは、
ポピー商品としか認識されず、
丸越と知る術(すべ)はなかったはず。
というわけで次回は、
どうして丸越を知ったのかについて。