いや〜、な〜つかし〜ですね〈その1〉/あなたの知らないヤマト【後編】 | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

「いや~、な~つかし~ですね!」
「お笑いスター誕生」に出ていた頃の、とんねるずの前身、
貴明&憲武の、リズムネタ一発芸。

2:45あたりから。

「冒険王」に連載された、愛沢ひろしによる、
「宇宙戦艦ヤマトⅢ(スリー)」のマンガについては、
全10回中、前半の5回分を、この記事(2012年2月2日)で取り上げた。

その後、色々あって(笑)、
海外ヤマト、スターブレイザーズ公式サイトはリニューアル

旧サイトは私設(アワー/アウア=our)ファンサイトとして別URLで復活し、
現在も精力的に更新されている。

今月15日の更新で、
実に3年ぶりに、後半の5回も公開され、
全10話が出そろったので、
あらためて紹介しよう。

連載第1回
くだす
21ページ構成

連載第2回
ひろし
21ページ構成

連載第3回
さん
21ページ構成

連載第4回
よん
20ページ構成

連載第5回
5かい
14ページ構成

連載第6回
six
14ページ構成

連載第7回
なな
13ページ構成

連載第8回
eight
15ページ構成

連載第9回
kugatu
13ページ構成

連載第10回
なんばんめ
12ページ構成

テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマトⅢ」は、
1980年10月11日 - 1981年4月4日に全25話が6ヶ月にわたり放送。

宇宙戦艦ヤマトⅢ DVD MEMORIAL BOX
バンダイビジュアル (2001-05-25)
売り上げランキング: 9,025

愛沢ひろしのマンガ版は、「冒険王」の80年11月号から81年8月号までの10回連載

半年放送のアニメを、終了後4ヶ月も継続したのは、
「冒険王」と言う雑誌が、
「宇宙戦艦ヤマト」の本家松本零士版マンガのホームベースとなっていて、
1作目「宇宙戦艦ヤマト」は、
いっさくめ
1974年11月号から1975年5月号まで、テレビ終了より2ヶ月遅れながらも通算7回連載されたことに端を発し、

宇宙戦艦ヤマト (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)
松本 零士
秋田書店
売り上げランキング: 106,858

同題ながら、実質上は映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」
さらば
テレビ「宇宙戦艦ヤマト2」の内容を、
ひじかた
↑アンドロメダの艦長は、テレビ「2」と同じ土方(ひじかた)。

1978年7月号から1979年12月号まで、
実に18回も連載し続けた
にもかかわらず、
完結しなかった(11番惑星の戦いまでで打ち切り)という悪しき前例に倣っているわけ。

宇宙戦艦ヤマト (第2巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)
松本 零士
秋田書店
売り上げランキング: 111,832

宇宙戦艦ヤマト (第3巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)
松本 零士
秋田書店
売り上げランキング: 110,837

「いや~、な~つかし~ですね!」

正直、愛沢ひろしの「ヤマトⅢ」なんて、
最近まで知らなかったけど、
松本零士の「ヤマト2」連載は、
リアルタイムで読んでいて、
最後にズッコケましたよ。

この時期の零士作品は、
宇宙海賊キャプテンハーロック」(1977-79)も、
「ヤマト2」の前に「冒険王」で連載されていた
惑星ロボダンガードA」(1977-78)も、
「QUEENエメラルダス」(1978~)も、いたずらに巻数だけを重ねながら、
ことごとく未完(もしくは唐突な終了)ですから!

とにかくこの、
アニメ本編終了後も、足並みを揃えずにダラダラと漫画連載が続く「ヤマト方式」は、
現代の「2199」にも、しっかり踏襲されている。







愛沢ひろし版マンガ「ヤマトⅢ」に話を戻すと、
総164ページと相当な分量がありながら
これまで一度も単行本化されておらず、
連載開始から実に35年を経て、
ようやく全貌が陽の目を浴びたことになる。

師匠のヘンなクセをまねずに、
大して面白くもない話をていねいにコツコツと綴り、
きちんと完結させた、出来の良い弟子の愛沢ひろし氏に、
今さらながらに敬意を表します。