皇帝は月姫を愛でる

たとえお前の気が変わったとしても、
離してはやれない！！


皇帝シリーズ６冊目です！
今回の受けちゃんは食べ物屋ではなく
風鈴売りの子です。
加納さんの書く受けちゃんは総じて
ちょっと幼く、線も細く、
青年というよりはまだ少年の名残が強く、
そのせいで「嫁」も違和感ないw
今回は違和感ないために女装で１００人の娘のうちの一人になりすましちゃう。
といっても皇帝を騙そうとか、
何か悪巧みをもって女装をしたわけじゃないよ。
だって、このシリーズの受けちゃんの一番の良いところは
超がつくほどのお人好しで、優しいのが取り柄なのですから〜。

これまでのシリーズレビューはこちら

「帝は愛妃を娶る 」「皇帝は恋姫を攫う 」「皇帝は寵妻を侍らす 」「皇帝は赤い糸に誓う 」「皇帝は初嫁を迎える 」


加納　邑著「皇帝は月姫を愛でる」

皇帝は月姫を愛でる【イラスト入り】 (ビーボーイノベルズ)/リブレ

￥価格不明　Amazon.co.jp

――100人もの美姫はいらない、おまえひとりだけを国に連れ帰る!!　小国で風鈴売りをする春可は、ある夜白虎と出会う。驚く春可の前で虎は精悍な男に変化し、突然の熱い口づけ!?　後日、皇帝・耀に『月姫』伝説になぞらえて100人の美姫が献上されるが、ある娘の代理の春可が、なぜか選ばれる。実は耀はあの白虎で「俺の妃になって、仔虎ができるようなことを俺とやろう！」と熱烈に求愛してきて…!?　二国を巻き込むふたりの波乱の愛のゆくえは？


１００人の美女を皇帝に贈ろうとある小国が考え女性を集めたものの、
一人急遽欠席となってしまった女性がいた。
兄の仕事を助けようと
身代わりとして女装をして参加していた春可。
１/１００なので自分がまさか皇帝の目にとまるなどと思っていなかったのだが、
ところが、皇帝は１００人の美女よりもたった一人の人をもらい受けたいと言い出す。
そしてその一人が春可だったから、
春可本人もビックリ！
実は春可は白虎姿の皇帝と既に会っており、
ちょこっとだけ面識があったのだ。
しかしすんなりと話が進むはずもなく、
東西の二つの大国の間で春可は陰謀に巻き込まれ・・・


今回はいつもとはちょっと切り口が違いましたね。
まあ、でも基本形は変わらないです。
なので安心安定なストーリー展開。
安心安定がいいのかどうなのkはさておき、
このシリーズを読んでいる人は
こういうことは全て納得済み、わかってて読んでいるので、
ほぼほぼ問題ありませんww

このシリーズの攻め様は、
みんな一様に自分の信念を貫き、
愛する人にはまっすぐにその愛情を伝えるんです。
恋に落ちるまでやプロポーズまでが
めちゃくちゃ早かったりもするけれど、
白虎になれる彼らは、
その不思議な力で、
運命の人をビビビビ！っと感じることができちゃんだろうな〜って
思えてならない。
といかく白虎になれるんだから、
なんでもできちゃいそうな気がするのだよ。
男相手にも妊娠させることも出来ちゃうし〜！！

もちろん今回も仔虎が出てきます！
やっぱり仔虎が出てきてこそのこのシリーズなのでw
仔虎に餃子を食べさせてる姿が
かわゆいのです。
そして仔虎同様、
白虎の腹毛に埋もれて寝るというシチュも健在w
そういうところも安心安定だったりしますw


H度
ストーリー度


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