初めての方は、このブログを通して貫く基本概念である主観と客観との違いについての説明をしてある以下の記事をご覧ください。

 主観と客観
 客観についての補足
 外国人には思いやりがガチでないという事実
 優しさ(主観的)と思いやり(客観的)
 日本の常識は世界の非常識、日本の非常識は世界の常識


  
 ロシアのことの続きを書こうと思いつつ、大好きな太平記についてまたも徒然なるままに書きたくなった。しばしご辛抱いただきたい。

 以前にも述べたが、筆者は足利尊氏が大好きである。南朝を正統とする考え方からすれば、足利尊氏は大悪人であるが、筆者は皇室こそ日本の礎と確信しつつ(主観)も、やはり足利尊氏が大好きである(笑)。そして同時に、その尊氏の、生涯を通じての無二の友とも言える、判官、佐々木道誉もまた、考えただけでも相好が崩れてくる程大好きなのである。NHKの大河ドラマ、太平記は、大河ドラマ史上の最高傑作と言われているが、筆者はまさに同感の極みである。このドラマにおける筆者に取っての見所は、将軍、足利尊氏と、その無二の友、判官、佐々木道誉との間の友情なのである。

 婆娑羅大名の代表格であり、権威におもねることなく自分の生き方を貫いた佐々木判官、かれは己を貫く婆娑羅でありながらも、親友である足利尊氏を生涯裏切ることなく(簡易的に裏切ってはいるが、すべては最終的に尊氏に貢献する形になる)寄り添い続ける。そして、激動の時代を切り開き、生き抜いた足利尊氏。この二人こそ、日本史に欠かすことのできない英雄と言えるであろう。

 友とは、かくありたきもの。尊氏と道誉の関係を考えると、この言葉が常に頭に浮かぶ。友とはかくありたきものかな。

 あまりにも筆者、主観的すぎて読まれる方には理解が難しいかもかしれないが。生涯を通じ、互いに困らせることはあっても、常に信頼しつづけることができる関係。尊氏と道誉の関係には、それのみが、際立って光り続けているのである。

 友とは、かくありたきものかな。

 尊氏と道誉の友情を忍びつつ、一杯の酒を煽るのは、また格別なのである。

 今回も読んでいただき、ありがとうございます。

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