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■グールディングの12個の禁止型=(心のブレーキ)
12個の禁止令は、あなたが人生で
一番欲しいと思っている物(ニード)と
深く関わっています。
禁止令があるが為に
【悪魔のささやき】【小悪魔の誘惑】が起き、
一番欲しいもの(ニード)から
遠ざかる行為をしてしまうの。
【悪魔のささやき】【小悪魔の誘惑】【天使のささやき】とは
あなたが、ビジネスで、
今1つの行動に踏み切れない時、
またはプライベートが上手く行かない時は、
この禁止令が働いて、
【悪魔のささやき】
【小悪魔の誘惑】が起きています。
まずは禁止令を見てみましょう。
どうして禁止令が起きたか脳科学的に説明します。
松竹映画「男はつらいよ」シリーズのあのフーテンの寅さん
車寅次郎氏のシナリオで具体的に説明しますね。
★成功に関するもの
アブラハム・マズローの欲求段階説では
自己実現欲求(self actualization)
具体的には、各サイトに書いてあります。
1・【成功するな】
1-1:成功を感じるな。成功してはいけない。
1-2:欲しがってはいけない。
『お前は何もやっても駄目だ』に代表される禁止令で、
退学・破談・転職・などの挫折や失敗に結び付くメッセージ
また、結婚生活が上手く行かない・
ビジネスで前に進めない等の行動が起きます。
カウンセラー・コーチ・士業方
専門職の方が多く持っている禁止令です。
特にお金に関して強く影響を与えています。
2【重要であるな】
2-1:今のままでは重要感を感じてはいけない。
『黙っていなさい』『子供はあっちに行っていなさい』
『親のいう事聞いていればいいの』等
大人ばかり尊重して、
子供の主張を認めない抑圧された家庭から
受けやすいメッセージ。
子供は自分を軽視して、
目立たないように生きようとするでしょう。
リーダー・経営者を目指す時邪魔する禁止令です。
★成長に関するもの
:アブラハム・マズローの欲求段階説では
承認の自我欲求(esteem)
具体的には、各サイトに書いてあります。
3【成長するな】
3-1:成長してはいけない私の子供のままでいろ。
3-2:セクシーであるな。男で、女でいるな。
3-3:自立してはいけない。
過保護な母親・父母にいつまでも
『00ちゃんが一番大事よ』と
溺愛されたり、ネコかわいがりされた場合に
この禁止令が刷り込まれる可能性が有ります。
また、『俺の、私の言う事を聞いていればいいの』と
【重要であるな】とセットになって、
いる場合もあります。
末っ子・一人っ子がもらいやすい禁止令と言われています。
4【考えるな】
4-1:自分で自由に考えてはいけない。
4-2:特定のことだけ考えろ。
それ以外考えてはだめ。意志を持つな。
問題が起きるとオロオロするなど、
混乱しやすい頼りない親を見て、
子供は『難しい事は考えない』と思うのです。
または、親から、『俺の言う事を聞け』
『お前は馬鹿だ』と言われても刷り込まれます。
5【するな】
5-1:何もするな。自由に行動してはいけない。
5-2:表現するな。
何かしようとするたびに
『危ないからダメよ』と禁じてしまうと、
子供は『自分で判断しない方がいいのだ』と
思いこんで、消極的で、優柔不断な人になってしまいます。
★人間関係に関するもの
:アブラハム・マズローの欲求段階説では
所属と愛の社会的欲求
(social need/love and belonging)
具体的には、各サイトに書いてあります。
6【属するな】
6-1:人に近付いてはいけない。
6-2:信用してはいけない。
6-3集団に属してはいけない。
6-4:仲間に感謝をしてはいけない。
『あんな子と遊ぶな』
『部活なんかしていたら、受験に失敗するよ』と
非社交的だったり、
子供の活動を制限したりする親から
もらいやすいメッセージ。
または、『家族だから一緒!』と
我が子の気持ちも考えずに強制する
親に反発して自ら刷り込む事もある。
子供は『自分はどこにも属さないから
誰からも愛されない』と決心する可能性もあります。
7【愛してはいけない、愛されてはいけない】
決定的な愛情不足、スキンシップ不足から来る禁止令
両親の離婚・別居を経験したり、
養育者が何度も変わった子が
受けやすいと言われています。
兄弟で扱いの差別を受けたりしても
刷り込まれます。
★精神・身体に関するもの
:アブラハム・マズローの欲求段階説では
安全安定欲求(safety need)
具体的には、各サイトに書いてあります。
8【健康であるな】
8-1:健康であってはいけない。
8-2:正気で、あってはいけない。
子供が病気の時は熱心に世話をするが、
普段はあまり子供にかまえない親から、
もらいやすい禁止令。
子供は『病気になればかわいがってもらえる』との
思いから『不健康になろう』と決心してしまいます。
9【感じるな】
9-1:楽しんではいけない。
9-2:くつろいではいけない。
9-3:悲しんだり、怒ったりして感情を表してはいけない。
感じたように感じては行けない。
この禁止令が強いと、
『感情を表現してはいけない』
『身体感覚を感じてはいけない』との
メッセージを受け止めてしまい、
心身症に陥る可能性があります。
また、自分を表現したいとの思いを封じ込めて、
その人らしさを表せず、
悶々とさせ周りとの関係を壊す人もいます。
★存在承認に関するもの
:アブラハム・マズローの欲求段階説では生理的欲求(physiological need)
具体的には、各サイトに書いてあります。
10【存在するな】
10-1:生きていてはいけない。
10-2:自分の存在を認めてはいけない。
10-3:愛情を感じてはいけない。
『あんたなんか生まれてこなかったらいいのに』
『あんたさえいなかったら、もっと自由になれたのに』
『あんたがいるから、私は・・』
に代表される禁止令。
この禁止令で育った人の結末に、
『自殺」が多いとも言われます。
一番きつい禁止令です。
11【お前であるな】
10-1:ありのままの自分であってはいけない。
10-2:女の子でいるな、男の子でいるな。
10-3:自由に行動してはいけない。
『あなたが男(女)だったいいのに』
『女は損よ』『男はつらいよ』とか
ありのままの性を否定する禁止令。
ありのままの自分の趣味・好みを否定する禁止令。
『男だから、お人形で遊ばないの』とか
『もう大きいのだから、こんなおままごとは・・』
等の言葉で自分らしさを表現ができなくなる事もあります。
12【子供であるな】
経済的に早くから稼ぎ手にならざるを得なかったり
あまりにも厳格で童心を許されない家庭が
与えやすい禁止令。
または、『子供でいないで俺の面倒を見ろ』
『母親になれ・父親になれ・妻になれ・夫になれ。』等
親が無意識に子供を頼ったり、
支配しようとしても刷り込まれます。
父親が死んで、『あなた方よりよ』と
言われた長男がその期待に応えようと
すると刷り込まれます。
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マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表した。
それが、「自己超越」(self-transcendence)の段階である。
自己超越者(transcenders)の特徴は
1.「在ること」(Being)の世界について、よく知っている
2.「在ること」(Being)のレベルにおいて生きている
3. 統合された意識を持つ
4. 落ち着いていて、瞑想的な認知をする
5. 深い洞察を得た経験が、今までにある
6. 他者の不幸に罪悪感を抱く
7. 創造的である
8. 謙虚である
9. 聡明である
10. 多視点的な思考ができる
11. 外見は普通である(very normal on the outside)
マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%ほどであり、
子供でこの段階に達することは不可能である。
マズローは、自身が超越者だと考えた12人について調査し、
この研究を深めた。
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