親が元気って安心して思わず波風を立てたくないと思うものです

しかし、脳卒中も骨折も本当に突然やってきます

その突然来ることの保険としても手配してほしい事があります

それは介護申請

まだ元気だし先10年は必要ではないよ

って本人がまず言います。でもどうか説得してほしいのです

なぜなら、これは申請したらすぐにその場で認可が下りる代物ではないからです

デイサービスやショートステイ、家の中のバリアフリーの工事などこんなに便利で安いのかと申請しなければわからないことばかり

ここでは専門のことは後にして、介護中一番助かったことを話します

 

家で介護するって結構私的にはドキドキ物でした

母の性格ではなく、介護って倒れて10年老衰20年って覚悟でいなければなりません

介護者に何が起きるかわかりません

例えば義父は脳出血で13年、母は家に来たのが97歳でその後5年の介護をしています

義父のときは義姉が中心で義母と私の3人でローテーションを組んでやっていました

思えばみんなまだ若かった

そしてそのころは私もなにも知らないことばかりで義姉の指示に従うしかなかったのです

父が倒れた時は2歳4歳6歳の息子3人の子育て真っ最中

3年だけ私は介護を離脱しました

これは本当に申し訳ないと思っています

そして参入

それから10年かかったわけです

その間義姉が2回くらい離脱。健康問題だったようです。対して説明なくいきなり「来ないから」って言われただけでした

半年以上は来ていない時期があります

そう、いつ介護者が病気やケガをするかわからないのです

その時どうする?当時はまだ介護ヘルパーはなくこれが一人だと孤立します

いえいえ、あっても知らなければ孤立間違いなしです

 

義父が亡くなり次を想定して三男が大学合格の知らせを聞いてその足で願書を出しに行きました

それが理学療法士の専門学校です

新宿駅のコクーンタワー。やたら宣伝している首都医校です

願書を出した年は一期生募集、そう、出来立てのほやほやでした

主人に相談はしませんでした

1年留年して資格を52歳でとったのですが、それから5年後に義母の介護が始まりました

母は一度も反対せず「勉強できるときはやるべし」と背中を押してくれました

なので主人もこれといって反論はなかったのですがそこは笑い話があっていつか話しますね

 

介護申請から離れたようですが、中年になっての専門ですからその時のケアマネージャーさんの存在は私には衝撃で

こんなにすごい仕事ってないよねっていうくらい尊敬しました

理学療法士でありケアマネージャーでもあるバイザーからいろいろ学んでこれはすぐにでも母を介護申請せにゃあかんって思ったもんです

何があったって実習のときに朝「昨夜○○さんがショートステイに入りました。奥さんが転倒して救急車で運ばれご主人をそのままこちらに連れてきました」

わかります?これ、本当にきわどい話です。救急車に運ばれたらのこった寝たきりの夫はどうするの?って

もし介護申請していないし、ましてやそれまでのショートステイも経験なし、誰もどうすることもできないことが起きるのです

その場で申請して降りるのは1ヵ月かかります。さあ、その間どうする?子供が近くにいればいいけど、なければ?

 

介護って介護者が元気なうちは誰でも「家は大丈夫」っていうんです

介護される人は風邪ひいた、おなかが痛いなんて介護者が元気だから言えるのです

介護者だって人間です

それも5年のうちには風邪もひくでしょう、熱で寝込む、転倒して大腿骨骨折、挙句は精神的に追い詰められたらどうするの?

 

あるものはすべて使うべし

私はとにかくデイサービスはショートステイがあるところにお願いしました

緊急でお願いする事態を想定しているとも言って

結局私は運よく5年間寝込むことも怪我することもなく過ごし、その事態は起きなかったのですが、安心してできたのも確かです

義姉は全く参加しなかったおかげで私の意向がすべて通ったのもストレス軽減の助けになりました(てへぺろ)

一人が仲良しwwww

1回はショートステイを利用しなければならないと言われ2泊3日(これは施設側からの依頼)預けたのです

まあ、その人となりを知るためですね

その後一度も使うことなく終わりましたが

デイサービスに行かせてその施設を知っていること

何よりスタッフの顔を知っていることが大事だと思ったので

 

デイサービスで音楽発表会があってその後お菓子とお茶が出ると介護者と一緒に招かれたとき

「あら、あなた今日はお泊り?」

「そう、来週まで」

「私は来週お泊り」って会話でなおさらショートステイと一緒って素敵だと思ったわけです

 

母がショートステイもデイサービスも適応できなかった理由はただ一つ

ジェネレーションギャップwwwwww

80代の人たちの中で100歳は話も思い出話も合わなくて

20歳違うととんでもなく違うのですって、当たり前かwww

カラオケ一つも知らない歌ばかり

それもそうだ

 

それから介護申請して真っ先に主人がほくほくしたのは階段の手すり工事

それまで手すりがないので階段が登れず(蓄75年ですから)四つ這いみたいに上っていたので一番の案件でした

安かった (#^.^#)

2割負担って、ね、どれほどのもんかい

そうデイサービスばかりではないのです

 

 

もしまだ申請していなかったらぜひぜひおすすめします

まず

「あなたの住んでいる町の名前 包括センター」で検索すると都内ならたくさんありますし、地方でも今は充実しているので

どれでもいいと思います

そこに電話をかけて「介護申請お願いしたい」というと数日中にきてケアマネージャーが来ます

あ、来るとき遠慮は要りません。こちらの都合のいい時間や曜日を言えばそれに合わせてくれます

私も午前中は整体をしているので午後2時以降でお願いしていました

 

その後もレンタルベッドや簡易トイレなどもケアマネージャーさんに頼むとすぐに手配してくれます

申請さえしていればあっという間です

つまり申請しても要支援であっても倒れたその時から要介護1にするのは結構早くできていました

母は100歳の誕生日の翌月、脳梗塞で片方の目が失明、残りの目は白内障が重度でわずかな光しかわからない状態になって一気に要介護1になりました。マヒがなかったのが幸いでしたね

っていうよりほぼ奇跡。MRIを見ながら先生と二人で「すごいですね」って感嘆したくらいですから

その後もたぶんラクナ梗塞で進行していたはずなのに全くマヒ症状が出なかったのです

 

私は専門を勉強していたので、いきなり母の介護が開始しても平然としていましたが、父が倒れた時を思い出すと家族は本当におたおたするのが関の山です

本人のメンタルも落ちまくりですから

そんな時介護申請してケアマネージャーさんがいてくれる安心感はないと思います

自分は一人ではないって思えるから

ぜひご一考いただけると幸いです

少し長かったけど今後も介護が終わるまでの自宅介護のコツも入れながらブログを進めたいと思います

 

今介護している皆さん

できるだけやりたいことをしてください

多少迷惑させても後ろめたさがあると人は優しくなれます

ではでは